【最新版!】タイの主要ホテル15選〜エンタメ・IT・個人サービス業界〜

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今回は、タイの主要ホテルに焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて15社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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タイの主要ホテル8選〜ローカル企業編〜

Central Plaza Hotel PCL. (セントラル・プラザ・ホテル)

1983年に小売大手セントラルグループの傘下として設立されたホテル大手。1990年よりタイ証券取引所SETに上場している。高級ホテルCentara Grandブランドをはじめ、最高級ホテルCentara ReserveブランドからカジュアルホテルのCosyブランドまで、計6ブランドのホテルを計39軒、国内外に展開している。国内ではバンコクをはじめ、南部プーケット、東部パタヤ、南部フアヒンなどのリゾート地、海外ではモルディブ、バリ(インドネシア)、ベトナム、ラオス、日本など計12か国の観光地にホテルを所有する。全ホテルで合計の客室数は8,000室以上にのぼる。

2021年度の売上高は前年比12%減の11,635百万バーツ、純損益は1,733百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.centarahotelsresorts.com/

Minor International PCL. (マイナー・インターナショナル)

1978年に設立されたホスピタリティ企業。1988年よりタイ証券取引所SETに上場している。高級ホテルブランドのAnantata、Avani、アフリカで展開するElewana、ヨーロッパで展開するnh hotelなど、計530以上のホテルを世界50か国以上に所有している。また、タイのFour Seasons HotelやJW Marriot Phuketなども傘下である。Minorグループではホテル事業以外にもフランチャイズ運営を行うレストラン事業、アパレルブランドを展開するライフスタイル事業を手掛けている。

2021年度の売上高は前年比30%増の76,211百万バーツ、純損益は13,167百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.minorhotels.com/en

Dusit Thani PCL. (デュシット・タニ)

1948年に創業したタイの老舗ホテルチェーン。1975年よりタイ証券取引所SETに上場している。高級ホテルのDusit Thani、Dusit Devarana、シティホテルのDusitD2など6ブランドのホテルを計300軒以上、14か国で展開している。海外ではアジア諸国に加え、UAEやカタールなど中東諸国にも多くのホテルを展開していることが特徴である。ホテル事業とともにホスピタリティ教育事業にも力を入れており、タイとフィリピンに所有するホスピタリティカレッジにてホスピタリティや、ホテル経営についての教育を行っている。

2021年度の売上高は前年比15%減の2,661百万バーツ、純損益は945百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.dusit.com/ja/

ERAWAN Group PCL. (エラワン・グループ)

1982年に創業したホテル運営企業。1988年よりタイ証券取引所SETに上場している。高級ホテルのGrand Hyatt、JW Marriottから、中級グレードのNovotel、Mercure、エコノミーホテルのibis、低価格ホテルの自社ブランドHop Innまで11ブランド、計73軒のホテルをタイおよびフィリピンに展開している。各ブランドの多くはHyatt、Marriott、Accorなど大手ホテルブランドとの運営契約およびフランチャイジーとして運営する。全客室数は計9,800室以上にのぼる。

2021年度の売上高は前年比30%減の1,641百万バーツ、純損益は2,050百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.theerawan.com/en/home

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Laguna Resorts & Hotels PCL. (ラグーナ・リゾーツ・アンド・ホテルズ)

1983年に創業したホテル運営企業。1993年よりタイ証券取引所SETに上場している。自社ブランドのLagunaやBanyan Tree、Angsanaといったリゾートホテルをプーケットおよびバンコクに計6軒所有している他、インドネシアのビンタン、ベトナムのランコーにも現地企業との合弁でLagunaを展開する。また、ゴルフコースをプーケットおよびインドネシアのビンタンで計2か所運営しており、プーケットおよびバンコクでコンドミニアムやサービスアパート開発・販売といった不動産事業も行うなど、幅広い事業を手掛けている。

2021年度の売上高は前年比47%減の1,537百万バーツ、純損益は1,032百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.lagunaresorts.com/

S Hotels and Resorts PCL. (エス・ホテルズ・アンド・リゾーツ)

2014年に創業したホテル運営企業。2019年よりタイ証券取引所SETに上場している。自社ブランドでは高級リゾートホテルのSantiburi、SAiiをタイのプーケットやサムイ島に所有する。また、OutriggerやHard Rock Hotelなどのブランドの運営権を取得しモルディブ、フィジー、モーリシャスといった海外のリゾート地にも展開するほか、イギリスではMercure、Holiday Innブランドのホテルを多数運営する。展開するホテルは計38軒、客室は4,500以上にのぼる。他にもカフェ、レストラン、バー、スパの所有・運営も行う。

2021年度の売上高は前年比2.1倍の4,690百万バーツ、純損益は1,234百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.shotelsresorts.com/

OHTL PCL. (オーエイチティーエル)

1876年にオリエンタルホテルとしてバンコクのチャオプラヤ川沿いで創業した老舗ホテルチェーン。1976年より香港に本社を置くマンダリングループの傘下となり、1988年よりタイ証券取引所SETに上場している。24か国、36拠点に渡るマンダリンオリエンタルグループの主要拠点として、140年以上に及ぶ長い歴史で培ってきた最高級のサービスを提供している。客室はタイの上品さとモダンなスタイルを融合させた通常の客室およびスイートルームを揃えている。また、ホテル内のレストランおよびスパサービスでも伝統と最新の技術を組み合わせたサービスを提供する。

2021年度の売上高は前年比38%減の562百万バーツ、純損益は620百万バーツの赤字であった。

出典:https://www.mandarinoriental.com/bangkok/chao-phraya-river/luxury-hotel

City Realty Co., Ltd. (シティ・リアルティ)

1987年に創業したホテル運営企業。Chatriumブランドのホテルをバンコクのチャオプラヤ川沿い、ミャンマーのヤンゴン、日本の北海道ニセコに、Maitriaブランドのホテルをバンコクに3軒展開する。また、それぞれのブランドでコンドミニアムをバンコクに3軒所有するほか、日本人の居住者も多いバンコクのスクンビット地区にはEmporium Suitesという高級コンドミニアムを持つ。東部チャンタブリにはゴルフリゾートもあり、ホスピタリティや不動産業界で幅広い事業を展開している。

2020年度の売上高は前年比86%減の759百万バーツ、純利益は前年比96%減の175百万バーツであった。

出典:https://www.chatrium.com/ja

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タイの主要ホテル3選〜日系企業編〜

Okura Nikko Hotel Management Co., Ltd. (オークラ・ニッコー・ホテル・マネジメント)

日系の老舗ホテルチェーン、ホテルオークラのタイ拠点。2012年にオークラブランドの「オークラ・プレステージ・バンコク」を、2019年に日航ブランドの「ホテル・ニッコー・バンコク」をバンコクの中心部にオープンした。日本語が話せるスタッフが常駐しており、和食レストランがあるなど、日本人が利用しやすいサービスを提供している。また、2022年にはバンコクに「ホテルJALシティバンコク」、東部チョンブリに「ホテル・ニッコー・アマタシティ・チョンブリ」をオープン予定としている。

ホテルオークラは1958年に創業し、2015年にJALホテルズとホテルチェーン運営機能を統合した。現在はホテルオークラ、日航ホテル、ホテルJALシティの3つのブランドのホテルを計52軒、日本およびアジア各国、アメリカ、ヨーロッパに展開している。

出典:https://www.okurabangkok.com/

NNR Hotels International (Thailand) Co., Ltd. (エヌエヌアール・ホテルズ・インターナショナル・タイランド)

日系ホテルチェーン、西鉄ホテルグループのタイ拠点。2020年にソラリア西鉄ホテルをバンコクの中心部にオープンした。タイでも日本品質のきめ細かいサービスを提供している。客室数は計263室。2021年12月頃までは新型コロナウイルスの政府指定隔離施設(AQ)として運営していたが、タイの入国規制緩和に伴い、2021年12月下旬から2022年4月頃まで通常運営へ変更するための準備期間として一時休館となっている。また、 2023年には2店舗目をバンコクにオープン予定。

西鉄ホテルグループは西日本鉄道傘下として、シティホテル、宿泊主体型ホテル、宿泊主体型アップグレードホテルを展開している。計4ブランド、19のホテルを日本、韓国、タイに所有し、2023年には台湾にもオープン予定。

出典:https://www.solariabangkok.com/ja/index.html

BBH Sriracha Co., Ltd. (ビービーエイチ・シラチャ)

日本のホテルチェーン、BBHグループのタイ拠点。2015年にザ・シティホテル・シラチャを東部シラチャに設立した。シラチャは工業団地に近いためメーカーを中心とした日系企業の関係者も多く、同ホテルは出張者の短期滞在および長期滞在の両方に対応可能となっている。客室はスイートルーム含め8タイプ、計206室が存在する。また、大浴場、フィットネスセンター、サウナ、スパ&マッサージなど様々なリラクゼーション施設も備えている。

BBH(ブリーズベイホテル)グループはシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテルを展開するホテルチェーンである。国内を中心に、タイとインドネシアに1か所ずつ、計133軒のホテルを展開している。

出典:https://breezbay-group.com/citysriracha/

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タイの主要ホテル4選〜外資系企業編〜

Hilton Hotels & Resorts (ヒルトン・ホテルズ・アンド・リゾーツ)

アメリカ系の世界的にも有名ホテルチェーン、ヒルトンホテルのタイ拠点。タイ国内では、バンコクや東部パタヤ、南部フアヒン、南部プーケット、サムイ島にHilton、DoubleTree by Hilton、Conrad、Waldorf Astoriaなどのブランドで計14拠点を展開している。

ヒルトンは1919年にアメリカで創業した。現在では直営およびフランチャイズにより世界122か国に6,800以上のホテルを展開するグループである。ブランドはHilton、DoubleTree by Hilton、Hampton by Hiltonを中心に計18ブランドが存在する。Hilton Honorsという会員サービスも提供しており、会員は宿泊料金が割引になる、Wifiを使えるなどの特典がある。現在の会員数は1億2,800万人を超える。

出典: https://www.hilton.com/en/

Marriott International (マリオット・インターナショナル)

アメリカ系の有名ホテルチェーン、マリオットホテルのタイ拠点。タイ国内ではバンコクを中心に北部チェンマイ、北部チェンライ、南部プーケット、サムイ島などにJW Marriot、Westin、Sheraton、W Hotelsなどのブランドで計49軒を所有している。

マリオットは1927年にアメリカで創業した。現在では世界131か国に7,000軒以上のホテルを展開する世界最大級のホテルグループである。展開ブランドは30にのぼり、最高級ブランドのThe Ritz-Carlton、JW Marriott、高級ホテルのMarriott、Sheratonなどから、長期滞在に適した比較的低価格のブランドまで多数を揃えている。

出典: https://www.marriott.com/default.mi

InterContinental Hotels Group (インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ)

イギリス系のホテルチェーン、インターコンチネンタルホテルズグループのタイ拠点。タイではバンコクをはじめ、東部パタヤ、南部フアヒン、南部プーケット・パンガー、サムイ島などに計34軒を展開している。展開ブランドは高級ホテルのInterContinentalから低価格のHoliday Innまで様々に展開し、宿泊客のニーズに応えている。

インターコンチネンタルホテルズグループは1949年にブラジルで第一号店をオープンした。現在では主にフランチャイズにより世界100か国以上で6,000軒以上のホテルを展開している。InterContinental、Crowne Plaza、Holiday Innなど様々な価格帯のブランドを計17、展開する。現在会員数1億人を超えるIHG Rewards membersの会員になると宿泊料金の割引や、ポイントが貯まるといった特典がある。

出典: https://bangkok.intercontinental.com/

Shangri-La Hotel PCL. (シャングリラ・ホテル)

香港に本拠地を置くケリー・グループが経営する高級ホテルブランド、シャングリラホテルのタイ拠点。タイでは1981年に設立され、1990年にタイ証券取引所SETへ上場した。タイではバンコクのチャオプラヤ川沿いおよび北部チェンマイに2か所が存在する。客室数はバンコク802室、チェンマイ244室で、レストラン・バーやスパ、会議室などの施設も備えている。2021年度の売上高は前年比46%減の356百万バーツ、純損益は493百万バーツの赤字であった。

シャングリラグループは1971年にシンガポールで第一号店をオープンし、現在では90以上のホテルをアジア、北アメリカ、ヨーロッパ、中東などに展開している。アジアの雰囲気を取り入れた上質な空間、客室、料理などで宿泊客をもてなしている。

出典: https://www.shangri-la.com/jp/bangkok/shangrila/

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