【最新版!】フィリピンの主要広告代理店13選〜エンタメ・IT・個人サービス業界〜

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今回は、フィリピンの主要広告代理店に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

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目次

フィリピンの主要広告代理店3選〜ローカル企業編〜

SVEN INGENUITY GROUP (スベン・インテグリティー・グループ)

Svenは、プロジェクトのデジタル全体を作成、設計、開発し、強力な戦略に基づいて提供して、あらゆる種類のテクノロジーとデジタルコンテンツに変換する。これらを、完全なデジタル広告戦略として、従来のメディアに焦点を合わせ、もしくは従来のメディアに代わる広告戦略を企画している。

SVENは、フィリピン国内の主流のエージェンシーが従来のメディアに焦点を合わせている間に、13年の経験と実績を持つ最先端のデジタル専門知識によって、1000プロジェクトのアイテムを達成するまでに成功した。ニーズやプラットフォームに関係なく、エンドツーエンドのデジタルを提供する新時代の広告事業である。SVENは、最高の創造的かつ戦略的思考とデジタルソリューションを構成し提供している。

SVENチームは、シンガポールにオフィスを持ちさまざまなニーズに柔軟に対応でき、最終的にはビジネスの効果を引き出す。主要パートナー:トヨタ・サムソン・フィリピンエア・MAYBEL・SMモール・Unilever・Teleperformance・Globe・Gaenier・Loreal・Meralco・Snack Timeなどがある。主な顧客は、トヨタ、サムスンなど。従業員110名、売上22 百万USD(2021年)

出典:https://svengroup.com/

Campaigns & Grey (キャンペーン&グレー)

1986年設立のCampaigns&Grayは、Gray Groupと提携しているフィリピンを拠点とするマーケティングコミュニケーション会社である。主要な顧客の国内ニーズに対応し、顧客のグローバル顧客へのサービスを調整している。 Grey Groupのアジア太平洋地域の事業の一つである。

Campaigns & Greyは、フィリピンを拠点とするGray Group傘下のマーケティング・コミュニケーション企業で、キャンペーン会社として設立された。ローカルエージェンシーとしてスタートし、わずか5年でトップ10入りを果たす。1994年にGray Groupの一員となり、WPP傘下の他の優良なマーケティングコミュニケーション企業とも提携している。

Campaigns & Greyは、広告業界での数々の賞を受賞し、印刷プロダクションとショッパーマーケティング・グラフィックデザインとファイナルアートを専門とする印刷プロダクションとしてスタートしたデザインチームを所有、ショッパーマーケティングをその機能に加えた。このチームは、ショッパー・マーケティングとデザイン・ソリューションを提供する態勢を整えている。企業規模:従業員数: 80名、親組織: Gray Group(外資)、 WPPグループ。

出典:https://bit.ly/3LHR4KL、https://www.grey.com/en/global

Virus, Inc(ウイルス)

Virusは、日本企業で例えるとサイバーエージェントのビジネスモデルに酷似しているローカル資本のオンライン広告会社である。オンラインマーケティングに強みを持ち、フィリピンのジョリビー、シボレーなどがクライアントとなっている。カスタマイズされたフィリピンのオンラインマーケティングを専門として、フィリピン人の価値観にフィットした広告で、企業と消費者を連結している。

Virusのネットワークとクライアントは、ベトナム、タイ、香港、オーストラリア、ベルギー、ルクセンブルグにも拡大してる。 オンライン広告に力を注ぎ企業サービスメニューとして、ブランディング(スタートアップブランディング、リブランド、成長ブランディング)・プロダクト向けの広告(メディア戦略と実装)・広告コンテンツの作成・広告マネジメント・Eコマース広告・ウェブサイトとアプリの開発など、制作・企画を一貫して行っている。

特にフィリピンにおけるFaceBook人口8000万人へのバイラルマーケティング・インフルエンサーマーケティングは、最小コストで最大パフォーマンスに実績がある。企業規模:従業員60名

出典:https://virusworldwide.com/

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フィリピンの主要広告代理店2選〜日系企業編〜

Dentsu(電通)

電通グループは、日本国内に130社、海外に約800社の企業を構成しており、フィリピンにおいては、Dentsu Jayme Syfuを筆頭に合計8社の関連会社を抱えている。また、2020年に電通グループ内の社内カンパニーとして、日本国内では電通ジャパンネットワーク、海外組織は電通インターナショナルとしてセグメント(2020年)した。フィリピンの電通企業は、電通インターナショナルの傘下となる。

フィリピンの電通関連会社は、Amnet・Carat・Dentsu Jayme Syfu・Dentsu One Manila・dentsu X・iProspect・Posterscope・Vizeumを保有している。メインカンパニーとして、2001年にMJaymeSyfuグループとDentsu Philippinesの合併で設立されたDentsu JaymeSyfuがあり、フィリピン国内及びアジアで、広告ソリューション、創造性、革新性で認知されている。

電通インターナショナルを中心に、デジタル経済のために構築された最初のグローバルマーケティングサービスグル​​ープとして、各企業のブランドと持続可能なビジネスの成長を推進することをポリシーとして、広告及びマーケティング活動を行っている。

Dentsu Jayme Syfuは、WPP傘下のY&Rと提携を行い、積極的な展開をしている。2015年にフィリピンの総合デジタルエージェンシーJaymeSyfu Group、アスパック・クリエイティブ・コミュニケーションズを子会社化した。

企業規模: 電通グループ売上1,085,592百万円(2021年12月)、939,243百万円(2020年12月)、DENTSU Jayme Syfuの代理店90社、従業員数84名。

出典:https://dentsujaymesyfu.com/

Hakuhodo(博報堂)

博報堂グループは、海外19ヵ国100カ所のオフィスを通じてグローバル展開し、海外には現地スタッフを含む5000名のスペシャリストがいる。2018年に博報堂は、日系の大手広告代理店として、フィリピン国内でのマーケティング・ブランド戦略構築のため、フィリピンでのブランドエージェンシーであるIdeas XMachina Advertising(IXM社)・Beginnings Communications(現博報堂BCI)・イベント会社eNAV Logistics Management Servicesの株式をそれぞれ取得した。

上記の三社を統括する博報堂ネットワーク・フィリピンを概念として捉え、高い経済成長の維持が見込まれる市場の総合マーケティングを行う。シンガポールに本拠を置く子会社PMG Groupを通じてビジネスを行っていたが、現地法人への資本参加により大きくフィリピン市場への進出を行う。

IXM社は、フィリピンのマニラのパシグにあり、広告、広報、および関連サービス業界の一部、計43人の従業員、Beginnings Communications社は、1996年に設立、BCIは、統合マーケティングコミュニケーションサービスを提供。企業規模:グループ従業員数25,236名、1兆2978億円 (2021)1兆4663億円(2020)

出典:https://www.hakuhodo.co.jp/business/global/、https://pheconomist.com/headline/id=60521

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フィリピンの主要広告代理店8選〜外資系企業編〜

WPP(ダブルピーピー)

WPPは、世界中の独自の計画ツール、調査研究、その他のマーケティングコミュニケーションのトレンドにアクセスできるようにした。WWPは、世界第1位の広告代理店であり、マレーシアのグループ会社のMather, Walter Thompson、Ogilvy & Matherが存在感を持つ。ユニリーバ・フィリピン、ノキア、キャノン、マツダなどが顧客である。

フィリピンにおけるWPPのプレゼンスは、主にCampaigns&Grayに委ねている。1994年、主要なクライアントであるProcter&Gambleの提案により、Gray World wideは、Campaigns UniversalのIPGの株式を取得し、Campaigns&Greyに社名変更した。同社は、IPGグループの企業からGray World wideの親会社であるWPPグループに移行することになり、WPPグループの一部となった。

WPPの企業スキルは、グローバルエージェンシー・ネットワークコミュニケーション、経験、商取引、テクノロジーのすべての分野にわたっている。また、WWPは、日本の電通の3倍の規模を持つ。従業員数は減少しており109,000名(2021年)、110ヵ国に展開、獲得された技術認定30,000以上保有している。グループ企業規模:$15,412百万ドル(2020年)

出典: https://www.wpp.com/about、https://bit.ly/3uY0KdB

OMNICOM(オモニコム)

1986年設立のOMINICOMは、米国に本社を置きアメリカのグローバルメディア、マーケティング、及びコーポレートコミュニケーションの持ち株会社である。同社のブランドネットワークと専門会社は、広告、顧客管理、広報、専門サービスの4つの分野でサービスを提供している。同社は、世界第2位の広告代理店として世界のトップ企業の一つである。クライアントには、フェデックス、P&G、ジョンソン&ジョンソン、ペプシなどが顧客である。

フィリピンでのOMINICOMの活動は、グループ会社のBBDO Guerreroが存在感を持っている。BBDO Guerreroは、1998年に設立され、アジア太平洋アドフェストとWARCアジア戦略賞のグランプリを受賞した。Gunn Reportによると、世界のクリエイティブエージェンシートップ50の1つに選ばれている。BBDO WORLDWIDE は、81か国の289のオフィスを通じて、フルサービスのマーケティングを提供している。

企業規模:従業員数64,100名 (2020)、子会社にはBBDOワールドワイド、DDBワールドワイド、DASグループ企業、オム​​ニコムメディアグループTBWAワールドワイドがある。売上:1,407.8MUSD(2021/12) 、945.4MUSD(2020/12)

出典: https://omnicommediagroup.com、https://bit.ly/35Fkbz6

Havas Worldwide(ハバス・ワールドワイド)

1968年設立のHavas SAは、フランスの多国籍広告および広報会社で、世界100か国以上で運営されており、316の拠点を持ち、世界最大のグローバル広告およびコミュニケーショングループの1つである。フィリピンにおいては、グループ会社のMobextが国内第一位のオンライン広告代理店である。主な顧客は、サンミゲル、マクドナルドなどがある。

フィリピンにおけるプレゼンスは、Mobext Philippinesのモバイルマーケティング、モバイル戦略、モバ​​イルメディア、モバイルテクノロジーを専門とするモバイルファーストのクリエイティブデジタルエージェンシーで、Havasフィリピンにおけるプレゼンスの第一人者である。Havasは、世界中で395,000人、30の市場、21の業界、毎年 2,000のブランドにまたがる。

また、フィリピン法人として2012年設立されたHAVAS MEDIA ORTEGA,INCは、広告、広報、および関連サービスを提供している。HAVAS MEDIA ORTEGAには、合計103人の従業員がいる。グループの企業規模:2ビリオンユーロ(2020年)従業員17,500名

出典: https://www.havas.com/、https://www.havasgroup.com/finance/

Publicis(パブリシズ)

1926年にパリで設立されたPublicis Groupは、100ヵ国以上に存在し、約80,000人の従業員を擁している世界第3位の広告代理店及び広報会社である。フィリピンでのプレゼンスは、Publicis Group Philippinesは、クライアントの重要な仕事をエンド・トゥー・エンドでサポートしている。また、グループ会社の*Saatchi&Saatchiが代表的なエージェントである。*( ACE / SAATCHI&SAATCHI ADVERTISING,INC.は、世界レベルの広告企業、フィリピンのマニラ首都圏にあり、広告、広報、及び関連サービス業界の一つ、同社には、86人の従業員がいる。)

Publicisブランドファミリーは、高品質な広告、メディア、デジタルエージェンシーで構成されており、才能と専門知識を駆使して、クライアントに広告コンテンツを提供している。2020-21年は、Covid-19のパンデミックで、世界規模で社会に大きな影響を及ぼし、レジャー産業などのセクターは、活動を停止することを余儀なくされた。同時に2021年は企業のデジタル化が急速に加速し、同社においても急速な回復に向かっている。

グループ企業規模:売上97億ユーロ(2020年)、トップクライアント200社、フリーキャッシュフロー12億ユーロ、従業員数75,588名(2020年)

出典: https://www.publicis.com/、https://publicisgroupe.ph、https://bit.ly/3DJMAkf

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INTERPUBLIC(インターパブリック)

Interpublic Group(IPG)は、世界第4位の広告代理店で、世界有数のグローバル企業として、広告マーケティングサービス、消費者向け広告、デジタルマーケティング、コミュニケーションプランニング、メディアバイイング、コミュニケーション専門分野、データマネジメントに特化している。約200人の専門チームメンバーを擁し、100ヵ国以上のAPAC、EMEA、LATAM、MENA、および北米に17のオフィスを所有している。

フィリピンでのプレゼンスは、IPG MEDIA BRANDS PHILIPPINESの現地法人を2014年に設立、オフィスをタギグに設置し、同社の付託を受け、広告、広報、および関連サービスを行っている。140人の従業員を配置し、関連会社は3社である。

同社の包括的なグローバルサービスは、ブランド構築や製品・サービスの顧客売上拡大、市場シェア拡大を目指す世界中の多国籍企業や地域のクライアントに効果的にサービスを提供している。企業規模:世界第4位の広告代理店、従業員54600名(2021年)、売上90.6億ドル(2020年)。

出典: https://investors.interpublic.com/investor-profile、https://bit.ly/3rru23t、https://companiesmarketcap.com/ipg/revenue/

iProspect(アイプロスペクト)

1996年設立のiProspectは、全米 81都市に事業を展開する米国の現地法人である。さまざまなデバイスにデジタル広告を行う。アディダスなどが顧客で電通インターナショナルの子会社である。Dentsuのメディア、CXM、クリエイティブのクラス最高のサービスとソリューションを備えた電通インターナショナルは、46,000人を超える専任スペシャリストを擁し、世界中の145を超える市場で事業を展開している。

電通グループであるiProspectは、グローバルなデジタルファーストエンドツーエンドのメディアエージェンシーである。メディア戦略とストーリーテリングの他社にはない組み合わせとデジタルの専門知識及び視聴者の知識によって、パフォーマンス主導のブランド構築を提供している。

企業規模:スペシャリスト8,000、世界93ヵ国 126オフィス クライアント2600以上、子会社: Iprospect Pty. Ltd.・ explido GmbH & Co. KGが保有している。売上1.1BUSD、従業員数4000名以上(2021年)

出典: https://www.iprospect.com/en/ph/

Innity(イニティ)

1999年に設立されたInnityは、ブランド・代理店・広告主に対して、出版社向けのデジタル広告、マーケティング、ソーシャルコマーステクノロジーの大手オンラインメディア及びプロバイダーである。マレーシアを拠点にアジア圏のシンガポール、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、香港、台湾、韓国にそれぞれネットワーク拠点を置いている。フィリピン法人Innity Philippines Inc.は、メトロマニラにオフィスを構えている。

同社は、世界最大のブランドや広告代理店向けにオンラインマーケティングテクノロジーとサービスを提供し、業界のパイオニアとなっている。東南アジアで最も包括的で最大のオンライン広告ネットワークの1つであり、主要な新聞ポータルや+14の関心のあるプレミアサイトを含む6,500を超えるWebサイトにそのサービス範囲は拡大してる。

顧客に提供できるチャネルは、テクノロジー、ライフスタイル、自動車、ビジネス、エンターテインメントなどを保有している。Innityは、データ駆動型でインタラクティブの魅力的なオンラインマーケティングソリューションが特徴であり、IABを受賞するなど実績を誇る。企業規模:売上103ミリオンRM(2020)、120.04ミリオンRM(2021)社員数300名(2021)

出典: https://www.innity.com/about-us、https://bit.ly/3ubA7Ta

Affiliate Gateway (アフィリエイト・ゲイトウエイ)

Affiliate Gateway(TAG)は、ロイヤルティマーケティング、製品、技術革新において豊富な伝統を持つCollinson Valuedynamxの傘下にある。Collinson Valuedynamxは、確立された顧客ベースのソリューションとして30年以上の経験を持ち、幅広い業界で世界をリードしている。

Affiliate Gatewayの中心にあるのは、デジタルイノベーションへの取り組みであり、技術的な知識とパフォーマンスマーケティングの専門知識が融合している。Affiliate Gateway(TAG)は、アジア太平洋地域で最大のアフィリエイトマーケティングで、2010年6月に親会社であるCollinson傘下で設立された。フィリピンにおける展開は、IT専門者を採用し、アフィリエイトシステム機能充実させている。TAGは、日本で例えるとA8の役目をしている。

TAGのサービスは、アフィリエイトマーケティングの専門家によって実行され、Expedia、AirAsiaGo、Groupon、Streetdeal、Zalora、Luxola、Reebonz、Berrybenka、Adidas、Disney、Canon、Timex、Far East Floraなど、アジア太平洋地域の多数の主要な企業が参加している。企業規模:アフィリエイト専門者100名、集中的な広告活動を行なっている。

出典: https://www.theaffiliategateway.com/uk、https://www.collinsongroup.com/en/valuedynamx

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