【最新版!】フィリピンの主要バイオテクノロジー・製薬会社24選〜医療・介護業界〜

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今回は、フィリピンの主要バイオテクノロジー・製薬会社に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて24社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:10分

フィリピンの製薬・バイオテクノロジー業界 業界地図はこちら!
目次

フィリピンの主要バイオテクノロジー・製薬会社7選〜ローカル企業編〜

United Laboratories (ユナイテッド・ラボラトリーズ)

1945年フィリピン国内のドラッグストアとして設立、76年目を迎えた。1958年に米国に製造部門を設立する。その後も業務拡張し、1971年インドネシアに業務提携でPTMメディファーマラボラトリーを設立する。1990年には、ベトナムにユナイテッドファーマ設立する。LRIを設立して、心臓代謝ソリューションに対応、1997年上海にユナイテッド・セルバイオテクノロジーを設立し中国市場参入する。

その後、ミャンマー・カンボジアに進出後、パーソナルケア事業に参入する。2008年には、がん治療部門を設け、2020年持ち株会社を設立し、傘下企業をグループ化した。Unilab.,Inc(製薬および流通)、RiteMED Phils,Inc(Unibranded Generics)、UL Skin Sciences,Inc.(パーソナルケア)、UL HealthServices,Inc.(病院、診療所、および医療サービス)、UNAHCO,Inc(アニマルヘルスケア)など。

売上:9.86ビリオンUSD(日本円:1兆1195億円)(2020年)米国のユナイテッド社だけでも20,000社のクライアントを保有するフィリピン最大の医薬品製造販売会社であり、2014年に日本のニプロと業務提携をしている。

出典:https://www.unilab.com.ph/

Natrapharm ,Inc (ナットラファーム)

Natrapharm,Inc.とその関連会社であるPatriot Pharmaceuticals Corporationは、フィリピンに拠点を置き、運営している製薬組織である。Patriot Pharmaceutical Corp.は、心臓病学および代謝学、神経学、精神医学、外科手術、疼痛管理、および腎臓病学の治療セグメントの製品で構成される製品ポートフォリオを保有する。

ナットラファームは 1990年11月に設立されるが、その歴史は1970年にドイツの会社ナットラファームがフィリピン事業を開始したときに遡る。ナットラファーム製品の積極的なマーケティングとプリンシパルからの製品のライセンス供与を通じ、、急速に発展した。その後、独立したマーケティング会社として事業運営し、1995年に関連組織であるPatriot Pharmaceuticals Corporationが設立された。

1999年に流通システムを社内業務に統合、それ以来、製品ポートフォリオは、治療分野のいくつかのマーケットリーダーを含む8ブランドから40ブランドに拡大した。プロモーションフィールドフォースの構造は、特定の治療カテゴリーに特化した5つの部門に分かれている。売上:52,460千USD、(59億4600万円)2018年。

出典:https://www.natrapharm.com/

Pascual Laboratories (パスクアル・ラボラトリー)

パスクアル・ラボラトリーは、大戦後の1946年に創業、結核やビタミン欠乏症などの戦後の健康問題を治療するための医薬品の処方と製造に重点を置いていた。先駆的で革新的な製品、高品質で安全なヘルスケアソリューションの製造で成長した。

第三世代のパスクアルファミリーメンバーの指揮の下、成長を続けているる。パスクアルラボの製造工場は、フィリピンのブラカン州にある5.2ヘクタールの土地で操業しており、自然で倫理的な健康とウェルネス製品の処方、製造、包装に利用される最新の機械と技術を備え、サプリメントやビタミン剤、栄養補助食品などを製造・販売している。

同社は、70年以上の製造経験と研究により、施設の最適化、プラント能力の向上、製造慣行のアップグレードを続けており、国内および海外の顧客に一流の製品とサービスを提供している。社員数:338名 売上:28,550千USD(2018/12)。

出典:https://www.pascuallab.com/

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Zuellig Pharma (ズェリッグ・ファーマ)

スイス人のパートナーとして創業したズェリッグが1922年に設立した。1938年、ズェリッグは、ヘルスケア製品の輸入、マーケティング、流通を専門とする医薬品部門を組織する。大戦後に貿易活動を再開後グループとして事業を拡大した。ズェリッグ・ファーマは、アジアで最大のヘルスケアサービスグループの1つである。

直近では、新サービスを開発し、アジアの医療ニーズに対応するために、Zuellig Health Solutions Innovation Centerを立ち上げた。同社チームは、データ、デジタルおよび疾病管理ソリューションの作成、慢性疾患の患者のサポート、支払者による医療費の管理の支援に注力している。

関連会社は、子会社Pharma Industriesが、アジア太平洋地域の医薬品の大手委託製造業者。ズェリッグ・ファーマの親会社であるZuelligGroupは、ヘルスケア、医療、医薬品の最大のオーストラリアのマーケティング会社、卸売業者、販売業者であるEBOS Groupの40%を保有。また、大手医薬品卸。Metro Drugと2社で市場シェアの8割以上を保有。スイスのズエリググループ傘下、世界的医薬品配送大手。売上:130億米ドル、アジア全域での社員数:10,000人

出典:https://www.zuelligpharma.com/

Metro Drug (メトロドラッグ)

Metro Drug Inc.(MDI)は、1997年に設立された。以前は、MDDIとして知られ、Zuellig Corp.とMarsmanが所有する合弁会社であった。1997年に製薬事業が分離し、その結果メトロドラッグインクが設立された。50を超える主要なパートナーを擁し、ほとんどの治療クラスを代表するフィリピンのトップ100企業に入っている。

同社は、マニラ首都圏のリザルアベニューに小さな薬局として1931年に設立された。1950年化粧品、パーソナルケア、獣医市場に参入する。1960年フィリピン最大の製薬および獣医流通業者となる。1995年Zuellig Group と事業提携のためMDDIは買収され、Zuellig Group of Companiesの関連会社であるMarsman&Companyと戦略的に合併する。1997年旧MDDIの医薬品流通事業を処理するためにMarsmanによってMetro Drug Inc. が設立された。

MDIコマーシャルソリューションを立ち上げ、2019年メトロドラッグインクのブランディング戦略でMetro Drug Incのブランド・意匠変更するなどの改革を行った。売上:546百万USD(2018/12)、大手医薬品卸、Zueling Pharmaと2社でフィリピン市場シェアの8割以上を占めている。

出典:https://www.metrodruginc.com.ph/

Interphil Laboratories (インタフィル・ラボラトリーズ)

インターフィルの製薬業界での歴史は、Zuelligが所有する会社であるファーマインダストリーとムルランドフィリピン・マニュファクチャリングの開拓した1950年代初頭にまで、遡る。その後の20年間、2つの企業は、1975年までに、国内市場・輸出市場とともに需要を生み出した。

現在、46年の医薬品製造の専門知識を持つインターフィルは、最高の業界標準に認定された最先端の施設を備えており、将来を見据え常にクライアントのニーズに対応する準備ができている。医薬品剤形を製造できる2つのプラントがある。プラント1は、液体、半液体、単位用量および複数用量の固体の非滅菌製品を製造している。Plant IIは、ペニシリン、セファロスポリン、コルチコステロイドなどの非常に強力な感作物質を製造している。

41の多国籍および地元の製薬会社を製造し、9か国に医薬品を輸出しています。毎年、フィリピンの医薬品市場全体の約3分の1に相当する1,000以上の製剤を製造している。フィリピン最大の製造受託事業者。50社程度から、合計1,200以上の製品を受託製造している。売上規模:18ミリオンUSD 社員数:388名。

出典:https://www.metrodruginc.com.ph/

Lloyd Laboratories (ロイド・ラボラトリー)

1989年にフィリピンで設立されたロイドラボラトリーは、製薬業界の主要なプレーヤーであり、インドネシア(PT Lloyd Pharma Indonesia)およびインド(Lloyd Laboratories、Pvt Ltd / Sterile-Gene Life SciencesPvt。Ltd– JVcompany)まで拡張。同社は、錠剤、カプセル、液体経口剤、軟膏、ペレット、ドライパウダー吸入器、およびcGMP基準の点鼻薬製剤の製造をしている。

製品は、錠剤、カプセル、液体経口剤、軟膏、注射剤、ソフトゼラチンカプセル、、ドライパウダー吸入器および点鼻薬、感染薬、抗糖尿病薬、降圧薬および心臓病学、抗潰瘍薬、抗喘息薬、抗痛み、抗結核薬、抗精神病薬、小児科、食品および栄養および局所用途など、ほとんどの専門治療カテゴリーで製造された製品を提供している。徐放性、二層錠剤、錠剤中の錠剤、口溶ける錠剤、カプセル内の錠剤、ペレット技術、味覚マスキング技術などの改善された薬物送達システムを保有。

同社は、フィリピンのブラカン州マロロス市に製造施設を持ち、海外にはインドネシア; インドのチェンナイ/ポンディシェリには、500,000平方フィートを超える建築面積を所有している。M製造受託事業者であり、世界6カ国に工場を構える。売上規模:100億円

出典:https://www.metrodruginc.com.ph/

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フィリピンの主要バイオテクノロジー・製薬会社5選〜日系企業編〜

Astellas Phama Philippines (アステラ・ファーマ・フィリピン)

アステラス製薬フィリピンは、1997年に山之内の子会社の山之内フィリピンとして設立された。その後、2005年に藤沢薬品と山之内製薬が合併することで社名がアステラスとなり、フィリピン法人も現在の社名となる。アステラスは日本を研究の拠点とし、日本、米国、欧州、アジアで連携しグローバル同時開発を行っている。グローバル製薬企業として世界70カ国以上でビジネスを展開している。

フォーカスストラテジー:同社は、①病態関連性が高いバイオロジー、②汎用性のあるモダリティテクノロジー、③バイオロジー・モダリティテクノロジーの2つの要素により解決が期待されるアンメットメディカルニーズの高い疾患の組合せの集合に焦点をあてている。

本社は、1923年設立された医薬品の製造・販売および輸出入を行う日本の代表的な製薬会社の1つである。資本金103億100万円、社員数:15455名(2021年3月31日現在)2021年決算売上:1兆2,565億円、純利益データ:2018年2493億円、2019年2,232億円、2020年2,099億円

出典:https://www.astellas.com/ph

Hi-Eisai Pharmaceutical,Inc. (ハイエーザイ・ハーマシューティカル)

エーザイは国際化への第一歩として、アジアでのプレゼンス拡大のために、フィリピンに医薬品販売子会社のHI-Eisai Pharmaceutical,Incを1974年に設立した。HI-Eisai Pharmaceutical,Inc.は、アジア、米国、ヨーロッパ、ブラジル、メキシコ、ロシアなどのBRICS諸国に拠点を置き、世界で10,000人を超える従業員を擁するエーザイグループの子会社である。

HI-Eisai Pharmaceuticalは、フィリピンの生活の質の向上と国家形成に貢献するため、東南アジアで最大かつ最も多様なコングロマリットの1つであるYuchengco Group ofCompaniesと提携している。同社は、高品質で革新的な医薬品を販売するヒューマンヘルスケア 企業としてフィリピン国内でも成長を続ける。同社は、日本から医薬品を輸入し、確立されたパートナーを通じて、フィリピン市場に販売している。

本社は1941年設立、1996年に72種類のプロジェクトから始まったこの一連のイニシアチブは、500を超える多様なプロジェクトを実施した。代表的な製品としては、2010年から慢性B型肝炎治療剤「クレブジン」を発売している。グループ売上:3兆4,573億円 社員:11,237人(2021年3月期)

出典:https://hieisai.com.ph

NA RESEARCH PHILIPPINES,INC. (イナリサーチ・フィリピン)

イナリサーチは、1994年4月フィリピン現地法人であるフィリピンに土地保有会社Inaphil,Incorporatedを設立後、Ina Research Philippines, Inc.を設立した。同社は、貿易、輸入、輸出に関するコンサルティングを行っている。主に繊維製品、医療製品、および食品を取引する会社の管理を受けている。また、海外市場や雑貨の製造・販売に関する情報も提供している。

本社であるイナリサーチは、設立1974年7月に長野県で創業(商号:有限会社信州実験動物センター)1977年7月に商号を有限会社信州動物実験センターに変更した。プロフェッショナル、科学、技術サービス業界で運営されている。バイオ医薬品分野や病理機能を強化するべく最新機器を導入している。

日本本社は、2008年6月ジャスダック証券取引所 JASDAQ市場(現 東京証券取引所 JASDAQ スタンダード市場)に株式を上場した。売上高:2017年3月,22.95億円、 2018年3月24.25億円、2019年3月,25.85億円 2020年3月,28.62億円、 2021年3月 29.29億円

出典:https://www.ina-research.co.jp/company

Takeda Healthcare Philippines, Inc. (タケダヘルスケア・フィリピン)

TAKEDA HEALTHCARE PHILIPPINES,INC.(THPI)は、日本の武田薬品工業株式会社(TPC)の子会社である武田薬品工業インターナショナルGmBHの完全子会社。同社は、日本に本社を置き、同社」の価値観に基づいたR&D主導のグローバルなバイオ医薬品リーダーであり、腫瘍学、希少遺伝血液学、神経科学、消化器病学(GI)の4つの治療分野に研究開発を集中している。

タケダは、ワクチンに関する特定の開発プログラムもあり、イノベーションの最先端を維持するために、社内およびパートナーと共同で研究開発を全世界的に行っている。

グループ本社情報:創業1781年 、設立1925年、資本金:1兆6435億円 各上場証券取引所:東京、名古屋、福岡、札幌 、 社員数:47,099人 売上:3兆1,978億円 (2021年3月期)230年を超える長い歴史の中で培われた武田薬品は、グローバル化とともに成長、2019年には、6兆2000億円でシャイアーを買収するなど成長し続けている。

出典:https://www.takeda.com/jp/worldwide

Otsuka (Philippines) Pharmaceutical, Inc. (オオツカフィリピン・ファーマシューティカル)

1998年に事業を開始され、23年目を迎えるオオツカフィリピン・ファーマシューティカル(OPPI)は、従業員数が2倍以上の57名になる。OPPIは、革新的な製品、専門的な患者ケア、および栄養意識を通じてフィリピン人の生活の質を改善するというコミットメントを示してきた。事業内容:医薬品・臨床検査・医療機器・食料品・化粧品の製造、製造販売、販売、輸出ならびに輸入。

2016年にフィリピンに機能性飲料・食品事業を目的とした、ソーラーエンターテイメント社との合弁会社(OTSUKA-SOLAR Philippines, Inc.)を、1月14日に設立した。この合弁会社設立で、フィリピンにおいて全国規模のマーケティング活動が活発化し、ポカリスエットブランドのさらなる価値の向上、販売拡大と、大塚製薬の機能性飲料・食品事業が拡大している。

大塚製薬株式会社は、設立: 1964年、子会社に大鵬薬品工業、 P.T. Otsuka Indonesia、 Otsuka America, Inc.を保有。資本金:200億円、従業員数:5,657名(2020年)収益: 5312億円。大塚製薬は、2008年に持ち株会社制への移行に伴い、大塚ホールディングス設立と同時に完全子会社化する。 資本金:816億90百万円 

出典:https://www.otsuka.com.ph/

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フィリピンの主要バイオテクノロジー・製薬会社12選〜外資系企業編〜

Pfizer Philippines (ファイザーフィリピン)

ファイザーフィリピンは1954年に設立。同社では、科学とグローバルリソースを活用して、人生のあらゆる段階で健康と福祉を向上させている。ヘルスケア製品の発見、開発、製造において、品質、安全性、価値の基準を設定している。ファイザーバイオファーマシューティカルズグループをサポートする世界42の製造拠点は、125か国以上の患者に数百種類の医薬品とワクチンを提供している。

グループ売上:2020年41.9ビリオンUSD 2019年51.8ビリオンUSD 2018年53.6ビリオンUSDと2020年は落ち込むが2021年予想81.0ビリオンUSDとなっている。 社員数:78,500人(2020)、88,300人(2019年)フィリピン現地では、 Interphil Laboratoriesに製造委託している。

出典: https://www.pfizer.com/

HERBALIFE INTERNATIONAL PHILIPPINES (ハーバライフ・インターナショナル・フィリピン)

ハーバライフ・インターナショナル・フィリピンは、1994年7月に設立されたグローバルレベルの栄養サプリメントのマルチレベルマーケティング会社である。プロテインスナック; 栄養、エネルギー、フィットネスのサプリメント、およびパーソナルケア製品の製造販売を手掛ける。同社は、2020年には、90か国以上で事業展開し、約400万の独立した販売代理店のネットワークを通じ販売している。

米国本社は、1980年に設立されたハーバライフニュートリションとして、ハーバライフの研究開発組織を形成し、1998年のノーベル医学賞を受賞したDr.Lou Ignarro、Ph.を含む自社の製品開発スペシャリストの経験と、熟練した科学者および医師のチームを組み合わせて、栄養分野の製品開発を行っている。

米国本社は、飢餓をゼロにすることに取り組んでおり、2019年には、世界中のコミュニティに栄養価の高い食品、援助、栄養教育を提供することに焦点を当てたグローバルなイニシアチブであるNutrition for ZeroHungerを立ち上げた。売上:2020年55億ドル(6244億円)従業員:10,000人

出典: https://www.herbalife.com.ph/

Getz Pharma Philippines (ゲッツファーマ・フィリピン)

Getz Pharma(Philippines)は、2005年に事業を開始し、マーケティング、販売、サポートチームの形成し、市場をフィリピンの全国的市場を獲得している。操業開始から5年で、Getz Pharma Philippinesは国内の製薬会社トップ20のひとつになり、Professional Regulation Commission(PRC)から認定トレーニングプロバイダーとして認定された。

フィリピンは、高成長のブランドジェネリック市場であり、同社は、以下の治療セグメントで製品を販売している。また、同社グループは、国際的な研究主導型のブランドジェネリック医薬品会社であり、世界中の医療専門家から信頼されているブランドを製造および販売している。

本社はパキスタンで1995年に設立、製造施設は、世界保健機関のジュネーブ(WHO)によって承認されているパキスタンで唯一の企業であり、品質管理研究所である。米国FDAおよび欧州医薬品庁を含む50以上の参加当局で構成される医薬品査察協力スキーム(PIC / S)の加盟国によって認定および承認された。世界25か国以上で事業を展開。売上:PKR 35.4ビリオン=2344億円(2019)PKR19.52ビリオン=1293億円(2020)従業員:5700人。

出典: https://www.pacra.com/summary_report/RR_1887_8423_30-Dec-20.pdf

Sanofi Philippines (サノフィ・フィリピン)

サノフィは、2004年8月に設立され、社内の専門知識者を中心に、社外の専門家と提携して、最先端のテクノロジーと新知識の両方を活用して、患者のニーズに応えている。フィリピンでは、400〜500人の従業員が従事している。

サノフィは、糖尿病患者を直接治療するなど、地方の患者の健康を改善するための短期的な解決策を追求するのではなく、糖尿病財団の研究所と協力して、適切な糖尿病治療について地方の医師を訓練するプログラムを作成している。現在までに、500人を超える地方の医師が2型糖尿病患者の健康的な生活を支援するために必要なトレーニングと教育を受けている。

前身は1973年に設立され、現在のサノフィは2004年に設立された。サノフィ・サンテラボはアベンティスと合併し、サノフィ・アベンティスと社名変更された。本社はフランスにあり、世界142ヵ国、100,000人の社員、製造拠点69ヵ国、2019年25,700MMユーロ(3兆3842億円)、2020年25,674MMユーロ(3兆3808億円)。

出典: https://www.sanofi.ph/en/

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GlaxoSmithKline (グラクソ・スミスクラインフィリピン)

同社の医薬品事業には、呼吸器、HIV、免疫炎症、腫瘍学における革新的で確立された医薬品の幅広いポートフォリオがある。免疫学、ヒト遺伝学、高度な技術に焦点を当てる研究開発を強化している。グラクソ・スミスクラインフィリピンは、1967年に設立された。同社の事業分野には、ヒトまたは獣医用の医薬品に含まれる医薬品の製造、製造、または加工が含まれている。

GSKは、フィリピン最大の多国籍製薬およびヘルスケア企業で、医薬品、消費者医療、ワクチンの3つの強力な柱である。抗感染薬、呼吸器、ワクチンの分野で4番目の大手企業。また、GSKは、リサールのカインタに独自の製造施設を持っており、フィリピン国内および海外で消費される医薬品と消費者向けヘルスケア製品の両方を供給している。これは国内最大の多国籍企業製造施設である。

ワクチン:インフルエンザ、ロタウイルス、A型およびB型肝炎、ジフテリア、破傷風、腸チフス、水痘、髄膜炎などの病気から保護するためのワクチンも販売し、1300人以上の科学者開発専念している。開発投資額46億ポンド2020年開発新薬40件 2020年開発ワクチン17件 160か国へ1日200万本のワクチンを供給している。

出典: https://www.gsk.com/en-gb/about-us/

Abbott Philippines (アボット・フィリピン)

フィリピンのアボット社はマニラに拠点を持ち、親会社は技術投資し、 診断、医療機器、栄養、ブランドジェネリック医薬品などの画期的な製品を製造し提供している。本社の130年以上に亘る科学とイノベーションでフィリピン国内でも医療業界をリードする。

アボットフィリピンは、マニラ首都圏のタギッグ市に拠点を置き、700名以上の社員を配し、世界の10万人以上の従業員とともにフィリピン国内の健康・医療に奉仕している。フィリピンでの事業には、栄養、確立された医薬品、診断、糖尿病ケア、心臓血管が含まている。

創業は1888年、売上:2020年12月 346.1億米ドル(3兆9,295億円)、2019年12月319.04億円米ドル(3兆6,223億円)、従業員数:109,000人、製品分野:心血管、糖尿病、診断、神経調節、栄養、医薬品、アボット・ラボラトリーズは米国の大手製薬会社、ニューヨーク市場上場 。

出典: https://www.ph.abbott/about-us/abbott-in-philippines.html

Johnson&Johnson Philippines (ジョンソンエンドジョンソン・フィリピン)

Johnson&Johnson(フィリピン)は、1956年にマニラオフィスを開設、1985年パラニャーケサイトに事務所を建立する。2002年には、初めて女性社長を登用、フィリピン国内販売を伸長させた。フィリピン社員は、791名(2019年調査)2022年1100名を予想。

Johnson&Johnsonは、世界中のヘルスケア分野でさまざまな製品を研究、開発、製造、販売している。消費者健康、製薬、医療機器の3つのセグメントで運営している。製薬部門は、免疫学、感染症、神経科学、腫瘍学、肺高血圧症、心血管疾患、代謝性疾患などの治療分野で製品を提供している。

1886年に設立のジョンソン・エンド・ジョンソンは、米国ニュージャージー州に本社を置く、製薬、医療機器その他のヘルスケア関連製品を取り扱う多国籍企業である。ニューヨーク証券取引所上場企業。 売上:2019年820億5900万(9兆3,167億円)、2020年825億8400万ドル(9兆3,763億円)世界第2位の医療関連メーカー、60か国に250以上の事業会社があり、約116,000人を雇用している。

出典: https://www.jnj.com.ph/

Roche Philippines (ロシュ・フィリピン)

ロシュは、診断と医薬品に焦点を当てたイノベーション主導のグローバルヘルスケアのリーダーとして、病気の予防、診断、治療のための製品とサービスを提供している。ロシュは、診断の世界的なマーケットリーダーであり、腫瘍学、ウイルス学、移植などの選択された治療分野における処方薬の大手サプライヤーである。

フィリピンでは、Roche(Philippines)が優れたヘルスケアとして、急速に拡大する医薬品市場でシェアを確立している。フィリピンの医療業界リーダーであり、国内のトップ企業にランクされている。グローバルでは、150か国のオフィスやラボをもつ世界的な製薬・ヘルスケア企業である。

ロシュは、90,000人の社員を抱え、世界をリードする研究に焦点を当てたヘルスケアグループの1つになっている。スイス証券取引所上場企業。本部所在地:スイス バーゼル、設立:1896年、従業員数:101,200 (2020年)、売上:2019年61.47ビリオンフラン(7兆5637億円)成長率8.13% 2020年58.32ビリオンフラン(7兆1761億円)成長率‐5.11% 2021年6月期半期は、30.78ビリオンフラン(3兆7874億円)、成長率5.75%で回復基調である。

出典: https://www.roche.com/

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Wyeth Nutriton Phils. Inc (ワイスニュートリション・フィリピン)

1958年、マニラのマカティにワイスフィリピンを設立、同社はフィリピンを代表する栄養補給製品企業である。乳幼児を育成のため、製品とプロセスを最高水準の品質を保証している。同社は、フィリピンの乳幼児栄養協会の会員であり、フィリピンの子供たちのニーズを満たす栄養食品として、地位を築いている。

ワイスフィリピンは、ラグナ州カブヤオにある世界クラスの複数の賞を受賞したミルク製造施設を保有しており、子供たちの栄養と特別なニーズをサポートする高品質の製品のみを製造している。2021年 社員 620名 親会社のネスレは、スイスに本社を置く1866年設立された食品・飲料会社大手である。売上は914.3億フラン(11兆2502億円)でネスカフェで有名である。

グローバルレベルでのワイスの歴史は複雑で、創立は1915年と古く、乳児胃栄養補給品の製造販売からスタートする。その後も乳幼児栄養製品の開発販売を継続し、成長する2009年に電撃的にファイザーがワイスを6兆円で買収した。しかし、2012年にネスレがファイザーからワイスを買収し、現在の社名ワイスニュートリトンに社名が変更され、ネスルニュートリトンの一部となった。

出典: https://www.nestle.com/、https://www.wyethnutrition.com.sg/aboutus

Merck Sharp & Dohme Ia Corporation (エムエスディー・フィリピン)

Merck&Co,Inc.のフィリピン子会社であるMerck Sharp&Dohme(IA)は、米国ニュージャージー州ケニルワースに本社を置く、世界をリードする研究主導型の医薬品企業のフィリピン法人である。フィリピンのマニラにオフィスがあり、1977年に設立された。

Merck&Co,Inc.は、革新的な医薬品、開発、製造、販売しており、世界最大の製薬会社の1つである。メルクは、医薬品、ワクチン、生物学的療法、動物用医薬品、人々の健康と平均余命を改善する革新的なソリューションを提供している。同社グループは、医薬品と動物用医薬品の2つのセグメントで運営している。

同社はアストラゼネカPLCと提携、バイエルAG、エーザイ株式会社およびリッジバック生物療法を開発、医薬品の卸売業者や小売業者、病院、政府機関にサービスを提供している。(ニューヨーク市場上場企業)従業員:74,000人(2020年)売上推移:2019年46.84ビリオンUSD(5兆3180億円)、2020年47.99ビリオンUSD(5兆4491億円)、2021年23.48ビリオンUSD(2兆6660億円)。 

出典: https://healthcarephilippines.com/directory/merck-sharp-and-dohme-i-a-corporation-philippines/

AstraZeneca PHILIPPINES (アストロゼネカ・フィリピン)

アストラゼネカは、腫瘍学、心臓血管、腎代謝、呼吸器の3つの治療分野における疾患の治療を対象とした科学主導のグローバルなバイオ医薬品企業である。100か国以上で事業を展開し、フィリピン国内において、7番目に大きな多国籍製薬会社である。高品質な医薬品を提供するだけではなく、医師に患者のケアのために全国に270人の社員を配している。

2020年には、患者のニーズを満たす新薬の研究開発に30億3000万米ドルを投資した。アストラゼネカフィリピンは、フィリピン全土の30カ所で、300人以上の患者を対象とした23の進行中の臨床試験に27人のスタッフが研究参加している。

英国に本社を置くアストラゼネカは、1992年に設立され、世界中の腫瘍学、心臓血管、腎臓および代謝、呼吸器、感染症、神経科学、および胃腸病学の分野で開発、製造、商品化している。1999年4月に社名をアストラゼネカPLCに変更した。従業員は74,000人(2020年)、2019年18.40ビリオンUSD 2兆4384億円、2020年22.82ビリオンUSD 3兆0212億円、2021年半期6月まで15.54ビリオンUSD 1兆5643億円である。

出典: https://www.astrazeneca.com/

Novartis Philippines (ノバルティス・フィリピン)

ノバルティスヘルスケア・フィリピンは、ヘルスケア製品の事業展開のためにコラボレーション、イノベーション、作業の柔軟性の向上を促進するように設計されたワークスペースを備えた新しいオフィスを開設した。同社オフィスは、マカティ市サンロレンツォに所在する。

同社は1996年に設立され、本社はスイスのバーゼルのNovartis AGは、ヘルスケア製品の研究、開発、製造、販売している。同社の事業戦略は、革新薬科部門・後発医薬品「Sandoz」・アイケアの3つのセグメントで事業を展開している。また、ノバルティスは、200年以上にわたる豊かな歴史を持つが、1996年にCiba-GeigyとSandozの合併により設立された。Novartis AGは、アルナイラファーマとライセンスおよびコラボレーション契約を結んでいる。

ノバルティスの製品は世界中で8億人を超える人々に届けられており、最新の治療法へのアクセスを拡大する革新的な方法を模索している。約150カ国に約13万人の社員。Artios Pharma Limitedとのコラボレーションにより、次世代のDDRがん治療法を開発している。売上:2018年53.17ビリオンUSD(7兆449億円)、2019年48.68ビリオンUSD(6兆4500億円)、2020年49.9ビリオンUSD(6兆6117億円)である。

出典: https://www.novartis.com/ph-en/

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