【最新版!】アメリカの主要アパレル15選〜流通・小売業界〜

america apparel

今回は、アメリカのアパレル業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて15社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

アメリカの主要アパレル5選〜ローカル編〜

Levi Strauss & Co.(リーバイ・ストラウス)

77%のアメリカ人がアメリカを代表とするアパレルメーカーとして、ジーンズメーカーのリーバイスを選出した。1853年にカリフォルニア州サンフランシスコ市で創業。現在も創業者の子孫が株式の75.6%を保有する、同族経営会社である。実際、1999年までは一族による直接経営であった。

2018年における売り上げは世界で56億米ドル、従業員数は15000人を超し、世界中に2800店舗の直営店を擁する。現在のジーンズの原型は1870年といわれ、現存する最古のデニム製ジーンズといわれるモデルは1880年代に生産されたという。

材質の変更など、細かいマイナーチェンジを繰り返し、様々なモデルを発表している。1995年にはアパレル業界で初めての年間売り上げ50億米ドルを突破した。現在はアメリカ国内の生産工場はすべて閉鎖し、外注生産となっている。

出典︓https://www.levistrauss.com/

Hanes(ヘインズ)

1900年ノースカロライナ州ウインストン市にて、ジョン・ヘインズ氏が設立した。もとはシャムロックニッティングミルズという社名だった。1965年にヘインズ靴下工場会社と合併し、規模を拡大していく。当時、ヘインズ兄弟はたばこ製造会社も営んでいたが、その会社はレイノルズへ売却している。その後、1979年にSara Leeに売却された。

2006年にHanes、Champion、Playtexなど複数のブランドをまとめてHanesbrands Inc.として分離独立させた。2016年にはBondsとBerleiなどのブランドを買収した。インナーウエアである下着や肌着、靴下などを中心としていた初期のHanesから、現在はアクティブウエアやカジュアルウエアまで幅広く手掛けている。

Hanesbrandsとしての収益は2019年で70億米ドル、従業員数は2021年1月現在で61000人といわれる。直営の小売店・アウトレット店舗は世界中に252店舗を運営し、東⻄の欧州・オーストラリアなどにも店舗展開している。

出典︓https://www.hanes.com/

Fruit of the Loom(フルートオブザルーム)

1858年、ケンタッキー州ボーリンググリーン市で創業。ロードアイランド州に製糸工場をもっていたロバート・ナイト氏が、友人を訪ねた時に友人の子供がリンゴがあるロゴをデザインしてくれたのがきっかけといわれている。1871年にアメリカで商標に関する法律が制定されると、翌年に418番目の商標を得ている。

1985年にFarleyIndustries, Inc.に買収された。90年代は厳しい状況が続き、ついに1999年に倒産した。2002年、バークシャー・ハサウェイに買収され、2006年には競合相手だったラッセルもグループに入った。このとき、スポーツウエアのスポルディングも買収されている。2014年にはアメリカ工場の一部を閉鎖し、コストが安いホンジュラスに工場を移した。

全世界での従業員数はグループ合計で32400人といわれる、アメリカでも歴史のある下着メーカーである。日本支社は1997年に設立。取り扱いブランドとしてFruiteof the Loom、Russell Athletic、Jerzees、Screen Stars、Discuss、Bikeなどがある。

出典︓https://www.fruit.com/

Skechers USA, Inc.(スケッチャーズ)

1992年創業。現在ではアメリカで3番目に大きな運動靴のブランドに成⻑している。運動靴メーカーのLAギアを作ったロバート・グリーンバーグ氏によってカリフォルニア州マンハッタンビーチ市に設立。スポーツ選手用に特化していたLAギアとは対照的に、メンズカジュアルシューズ市場に焦点を当てていた。初期の製品は実用的なブーツやスケートシューズだった。

現在のスケッチャーズは大人から子供までを対象とし、レジャー用・カジュアル用の靴を開発し、さらにアパレルなども含めた多角的展開をしている。ブランドにはSkechers Uno、DʻLites、MaxCushioning、OurPlanet Matters、MarkNason、Skechers Work、Go Walk、GoRun、GoGolfなどがある。スポーツ選手だけではなくカントリー歌手やテレビタレントを起用した広告活動も有名である。

2022年現在、店舗は4306店あり、売り上げは62億米ドルである。従業員数は11700人とされている。

出典︓https://www.skechers.com/

Wrangler(ラングラー)

リーバイスやリーとならび、アメリカの3大ジーンズブランドの一つである。現在はアメリカ大手老舗アパレル企業のVF Corporationが所有している。もともとはノースカロライナ州グリーンズボロ市にある作業着メーカーのブルーベル社におけるブランドの一つであった。1943年にラングラーの商標を持つ作業着会社を買収し、自社ブランドにした。

ブランド創設時には、当時は作業服でしかなかったジーンズにファッション性をもたらしたブランドと評価された。また、リーバイスが先駆けていたリベットを改良し、馬の鞍に傷をつけないよう突起を無くしたり、乗馬が楽になるよう股上を深くするなど工夫を凝らしている。

VF Corporation全体の従業員数は全世界で50000人を超える。コロラド州デンバー市に本社がある。2019年の収益は138億米ドルとされ、アメリカのグローバルアパレルおよびフットウエアの代表企業となっている。 

出典︓https://www.wrangler.com/

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アメリカの主要アパレル5選〜日系編〜

Fast Retailing(ファーストリテイリング)

ユニクロやジーユーを傘下に持つ持ち株会社である。アメリカで成功した日系アパレル会社の代表としては、現在ユニクロが最も有名である。2001年から海外進出を測ったユニクロは、現在イギリス、中国、香港、台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ベトナム、インド、アメリカ、カナダ、フランス、ロシア、ドイツ、ベルギー、スペイン、スウェーデン、オランダ、デンマーク、イタリアの24か国と地域に店舗を持つ。

海外ユニクロ事業は2008年から黑字化し、2010年には65億円の営業利益をもたらした。社内公用語を英語とし、TOEIC700点以上を本社社員と店⻑の約3000人に義務付けている。アメリカでは2006年、ニュージャージー州に初上陸。その後、カリフォルニア州、コネチカット州、イリノイ州、ニューヨーク州にオープンし、現在は合計45店舗。

企業全体でみると2020年の営業利益は1068億円を超す。従業員は世界中で38105人。海外店舗数は1500店舗を超える。

出典︓https://www.uniqlo.com/us/en/

RYOHIN KEIKAKU(リョウヒンケイカク)

無印良品ブランドと、その海外向けブランドであるMUJIの小売店舗・商品開発・製造・販売を展開する企業である。アパレルのみではなく、住宅、家具、雑貨、食品までを手掛ける小売業である。かつてはセゾングループの一員だった。1977年の⻄友によるプライベートブランドが源流であり、その後、1980年に無印良品として⻄友や⻄武百貨店、ファミリーマート、阪神百貨店などで発売した。

海外進出は1991年にロンドン店が初海外進出。アメリカは、2007年ニューヨークのファッション最先端地であるソーホー地区にアメリカ第1号店を出店した。現在はニューヨークに8店舗、ボストン市とオレゴン州ポートランド市に各1店舗ずつ。

コロナの影響が大きく、2020年7月にMUJI U.S.A. Limitedの⺠事再生申し立てがあった。2022年現在で海外店舗は1136店舗。ロンドン、パリ、香港、シンガポール、ミラノ、ソウル、上海、デュッセルドルフ、クアラルンプール、バンコク、メルボルン、台北、トロントに子会社を持つ。

出典︓https://www.muji.us/

ISSEY MIYAKE U.S.A.(イッセイミヤケ)

アジア人で成功した、海外に通用するファッションデザイナーとして、三宅一生は数々の偉業を残した。1980年代には日本において山本耀司・川久保玲とともに3大DCブランドと呼ばれた。三宅デザイン事務所を1970年4月に創立。その後、販売などを中心とした株式会社イッセイミヤケを1971年11月に立ち上げた。海外展開としては1979年7月にパリ、1996年にロンドンに子会社を設立。アメリカはニューヨークに非上場企業として設立している。

アメリカにはニューヨーク州マンハッタン内に3店舗あり、社員は50人未満でやりくりしている。アメリカ子会社は、南北アメリカにおけるすべての事業運営と卸売流通を担っている。

ポケットが付いていることや自宅で選択できることなど、三宅一生の哲学は今でも生き続けているとされ、2020年の従業員数は900人を超すとされる。

出典︓https://us-store.isseymiyake.com/

Onitsuka Tiger(オニツカタイガー)

1949年⻤束喜八郎氏によって創立。1977年にアシックスと社名変更する前に数回社名変更をしている。2022年からはアシックスタイガーとして共同ブランド化された。最初の製品はバスケットボールシューズであったが、全く売れなかった。1951年に靴底を改良化し、瞬く間にヒット作品となる。続いてランニングシューズに着手し、1955年には500店舗のスポーツ用品店にまで事業を拡大する。

ナイキのルーツに関係していることは有名な話であり、ナイキの全身であるブルーリボンスポーツ社で、1963年にアメリカで本格的な販売を開始した。1968年には本格的に輸入量を増やし、1977年の社名をアシックスに変更してからもアメリカでの成功は続いた。

2021年のオニツカタイガー社での収益は385億円といわれ、一度は消滅したオニツカタイガーが完全に復活したともいわれている。1966年発売のモデル・メキシコ66は現在も販売中である。

出典︓https://www.onitsukatiger.com/us/en-us/

Makerʻs Shirt KAMAKURA(メーカーズシャツカマクラ)

鎌倉シャツの相性で親しまれている、主にワイシャツのメーカーである。2019年現在で、日本国内28店舗、アメリカにはニューヨークに1店舗のみ。海外直営店は上海に出店している。製造から販売までも単一の業者が行うスタイルで上質なシャツを低価格で販売することに成功しているといわれる。ニューヨーク店は2012年に海外初店舗として出店。メイドインジャパンの高級品質ドレスシャツが79ドルで入手できると話題になった。

創業は1993年、鎌倉のコンビニの二回で小さなシャツ屋として出発した。品質や製造技術には鎌倉シャツなりのこだわりがあり、例えばボタンにはプラスチックではなく貝を使ったり、現地で安く作り上げるのではなく、日本国内工場で熟練工による縫製であったりする。

2013年から英語のグローバルオンラインストアを開始。世界84か国に住む顧客に直接商品を届けている。また2017年には中国語のオンラインストアも開店させ、また2019年からはアリババグループでも販売を開始している。

出典︓https://kamakurashirts.com/

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アメリカの主要アパレル5選〜外資系編〜

H&M(エイチアンドエム)

スウェーデン中部の都市であるヴェステロース市にて、1947年に創業。当時は婦人服を専門にしており、社名はスウェーデン語で「彼女のもの」を意味するHennesであった。1968年に狩猟用品店を買収した際に紳士服も扱うようになり、その狩猟洋品店名のMauritzをあわせてH&Mとした。日本でも「ヘネス・アンド・モーリッツ」と表記されることもある。現在の本社はスウェーデンのストックホルム市にある。

1964年に国外初出店としてノルウェーに出店。2019年には74か国に5000以上の直営店を展開する大企業となった。従業員はフルタイムの従業員だけでも126000人以上とされる。アメリカでは2000年3月にニューヨーク店をオープンさせたのが第1号店。その後、北米の主要都市はほぼ出店されている。

2019年の売り上げ高は25億米ドル。商品の主力は手ごろな価格帯のコートやワンピース、ジャケットやパーカーなどである。毎日のように新製品を投入している。

出典︓https://www2.hm.com/en_us/index.html

ZARA(ザラ)

スペイン発の、比較的低価格でありながら、ファッション性に優れた服を提供するメーカーである。特にヨーロッパでの人気が高い。企画・デザイン・製造・販売まで自社で担う。外注を挟まない手法によって、コストダウンを実現させている。2週間単位で新商品が投入され、常に店舗には新しい商品が並べられるようにしている。生産拠点はスペイン・ポルトガル・中国・インド・トルコにあるが、商品はいったんスペインの物流センターに集められた後、欧州諸国には24時間以内に、アメリカやアジア諸国には48時間以内に届けられている。

現在のブランドはカジュアルを意識したZARA TRF(ザラ・トラファ)、スタンダードなZARAbasic(ザラ・ベーシック)、少し高価であるが世界4大コレクションからエッセンスを抽出しているとされるZARA WOMAN(ザラ・ウーマン)の3つによる。

1975年創業。2018年現在で、96か国に2238店舗を展開している。2019年の総売上高は180億ユーロとされる。

出典︓https://www.zara.com/

Cartier(カルティエ)

宝石や時計で有名なカルティエも、アメリカでは婦人服メーカーとしての高い評価を得ている。アメリカにカルティエが上陸したのは1909年のことであった。現在ではアメリカに29店舗を展開する。アメリカを含め世界125か国に200店舗を超す直営店がある。フォーブスによると、2020年、最も価値のあるブランドリストで世界56位にランキングされている。

フランス製のブラウスやイタリア製のウールパンツなど、高級志向のレディースファッションを提供している。アメリカでのカルティエ人気は、時計やハンドバッグには及ばないものの、スーツやコートなどでは一定層のファンが存在する。

フランス高級品コングロマリットとしての2020年の収益は62億米ドルといわれ、1847年のパリ創業以来、最も権威のあるジュエリーメーカーとしての地位を不動のものとしている。

出典︓https://www.cartier.com/en-us/home

Hermès(エルメス)

1837年創業の、フランス高級品メーカーである。主に皮革製日にゃアクセサリー、ジュエリーや時計などが有名だがプレタポルテメーカーとしても不動の地位を築いている。創業当時はパリのマドレーヌ寺院界隈で馬具工房であった。この歴史があるため、エルメスは革製品に強いといわれる。また現在でもロゴに馬具工房が想像できる四輪馬車と従者が描かれている。

1980年代から90年代にかけて、シャツや帽子を発注していた会社を次々に買収している。奥に1988年、メンズプレタポルテのディレクターにヴェロニク・ニシャニアン氏が就任してから、売り上げが飛躍的に伸びた。また、2004年からのレディースプレタポルテはジャン・ポール・ゴルティエ氏が次々にヒット商品を生み出した。

2019年現在の世界での従業員数は14284人。売上高は世界で59億ユーロを超すとされている。

出典︓https://onl.bz/zUFrSvP

Adidas(アディダス)

靴や衣類、アクセサリーのデザインや製造を行うドイツの多国籍企業である。欧州では最大のスポーツウエアメーカーであり、世界規模でみるとナイキに次ぐ第2位のスポーツウエアメーカーである。創業は1948年に、ダスラー兄弟商会を解消した弟アドルフが設立した。もとは1920年に兄弟で靴製造の会社をニュルンベルク市近郊で設立していた。

日本から発信したレーベルのADVENTURE、若者向けのSLVR、オリジナルの中のスペシャルラインとして2006年に初登場のskateboardingなどがある。また、主力商品のスポーツシューズだけではなく、ジャージやウインドブレーカーなどが人気となり、コピー商品が出回るほどになった。

世界での従業員数は2021年現在で61401人であり、売上高は212億ユーロであった。

出典︓https://onl.bz/3kqSFEH

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