【最新版!】アメリカの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター11選〜流通・小売業界〜

今回は、アメリカの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて11社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

読了時間の目安:5分

アメリカの家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター業界 業界地図はこちら!
目次

アメリカの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター8選〜ローカル編〜

Wayfair(ウェイフェア)

2002年創業。マサチューセッツ州ボストン市に本社がある、eコマース企業。家具や生活雑貨などをオンラインで販売している。旧社名は創業者の頭文字を合わせてCSN Storesとしていた。現在は11000以上のサプライヤーから1400万点の商品を提供するサイトに成長している。

アメリカだけではなく、カナダ・ドイツ・アイルランド・イギリスにオフィスと倉庫を持つ。また、自社ブランドとして比較的若者向けの家具・インテリアを軸とするJoss & Main、モノトーンで近代的なデザインを売りにしたAllModern、木材を生かした家具・インテリアを売りにするBirch Lane、最高品質のオリジナルデザインを提供するPerigoldの5つのブランドの小売Webサイトを運営している。

2021年の収益は137億米ドル。従業員数は17000人。2019年にはフォーチュン500にもリストされた。2022年にはペンシルバニア州に旗艦店をオープンさせている。スマホのアプリの使い勝手がよく、2020年にはWebby Award for Shoppingを受賞している。

出典:https://www.wayfair.com/

Crate & Barrel(クレート&バレル)

新婚だったシーガル夫妻が1962年にイリノイ州シカゴ市で創業した。新婚旅行で行ったカリブ海で、安価で上品な欧州の家庭用品が販売されていたことがきっかけとされている。社名は木箱と樽を意味し、直輸入であることを強調している。1980年代まで、アメリカ国内の店舗数を増やし、90年代には世界進出を果たす。

現在はカナダ・コロンビア・コスタリカ・メキシコ・ペルー・フィリピン・シンガポール・台湾・アラブ首長国連邦に店舗を持つ。2022年現在で155店舗、従業員数は7500人を超すとされる。収益は推定で16億米ドル。姉妹ブランドとして若者向けの家具・インテリア・生活雑貨店のCB2、キッズブランドとしてCrate & Kidsを運営している。

家具・インテリア・生活雑貨の「ちょっと高級品」を意識したアイテムが売り。白を基調とした食器など、長く使っても飽きない大人のセンスが光る。2019年、サンフランシスコ州に10店舗あるインテリア・ブティックブランドのHudson Graceを買収している。 

出典:https://www.crateandbarrel.com/

Pottery Barn(ポッテリーバーン)

1949年、セコン兄弟によってニューヨーク州マンハッタン区で創業。その後1968年までに投資家に売却され、13店舗まで発展した。1984年にGAPに買収された後、1986年には高級家具・生活雑貨・インテリアで有名なWilliams-Sonoma, Inc.に買収された。Williams-Sonomaが高級路線であるのに対してPottery Barnは、良いものではあるが決して高級とまではいかないという、独自のラインで存在している。

グループ全体の収益は2021年で83億米ドル。従業員は28000人を超す。Pottery Barnブランドだけで、カナダ・メキシコ・オーストラリアに店舗を持つ。また、子供用の家具・生活雑貨専門店としてPotteryBarn Kidsや10代の若者向けのPottery Barn Teenなどの専門店の他に、ベッドと浴室関係雑貨を専門としたPottery Barn Bed + Bath、大学寮生活を始める若者向けのPottery Barn Dormがある。

ドラマ「フレンズ」や「サインフェルド」などにも登場している。アメリカを代表する家具・インテリア・生活雑貨店といえる。

出典:https://www.potterybarn.com/

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Living Spaces(リビングスペイシーズ)

2003年創業。創業当時は実店舗で開始。すぐにオンラインショッピング店にシフトしている。同社が高く評価されているのは、実店舗を訪れて実物を見ているような「没入感」がWEBサイトで得られている点にある。特に画像を表示するまでにかかる時間が、他のインテリアサイトと比較すると格段に速い。

本社はカリフォルニア州ラミラダ市。全米7州の35の都市に36のオフィス・ショールームを持つ。従業員数は200人を超える。グループ全体の収益は2022年で1.6億米ドル。カリフォルニア州サンノゼ市近隣に在住の日本人駐在員のあいだでは定番のサイトともいわれる。

人気の理由は、デザインの豊富さと価格帯の広さ。さらに、配送料は有料になるが、商品の「組み立て料金が無料」という点にある。一般的な組み立て家具店では箪笥程度であれば80ドルから100ドルの組み立て料を要求する。この点において、同社は良心的な小売店であると評価されている。同社にはアウトレット商品・クリアランス商品もWEBサイトで扱っている。

出典:https://www.livingspaces.com/

The Home Depot, Inc.(ホームデポ)

1978年創業。全米トップのホームセンター。インテリア・雑貨・園芸なども取り扱っている。カナダやメキシコにも進出しており、世界で6番目に大きいアメリカを拠点とする企業とされている。2021年現在で、2300以上の店舗に490000人を超す従業員を抱え、15000億米ドルの収益を得た。

オレンジ色のエプロンが制服になっている。巨大な倉庫状態の店内での各コーナーは、それぞれに専門アシスタントがいる。ベッドなどの大型家具は取り扱わないが、浴室関係商品や収納関係商品、照明関係の商品は充実している。日本のホームセンターと比較すると、取り扱い幅は狭い。一方で業者が利用する商品も取り扱われている。大型商品は基本的に在庫は無く、注文後、3日以内に配達されることが普通。

ほとんどの店舗にレンタカー会社が併設されている。普通乗用車には積み込むことが難しい大型照明器具などを持ち帰るときなどに利用されることもある。同社の自社ブランド家電は作られていない。

出典:https://www.homedepot.com/

Lowe‘s Companies, Inc.(ロウズ)

ノースカロライナ州ムーアズビル市に本社を持つ全米規模のホームセンターチェーン店。日本のホームセンターと同様に、あらゆるものを扱っている。同業者のホームデポには1989年に全米1位の座を受け渡したが、ホームセンターらしい「なんでも取り揃えている」感は同社の方が上回っている。青いベストが特徴的な制服。

過去にはオーストラリアやカナダやメキシコにも進出していたが、すべて撤退している。1921年に金物雑貨店(アメリカの町には必ずあるハードウェア店)として創業。2022年現在で全米に1700店舗、従業員は300000人を超すという。収益は721億米ドル。特にコロナ禍でDIYが高まったことが売り上げ増を加速させたとされる。

1980年代のホームデポとの競争激化によりなんでも取り扱うメガストア形式として競争に参加したが、それ以前はあくまでも町の小売店としての存在形式を重視していた。そのため、店内のスタッフ教育に力を入れ、相談すれば解決できる店として評価されていた。

出典:https://www.lowes.com/

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World Market(ワールドマーケット)

創業者のアムソーは、カリフォルニア州サンフランシスコ市で家族経営の小さな家具店に生まれた。そこでの経験をもとに、1958年に輸入雑貨店を創業。商品価格を「原価プラス10%」というコンセプトから店名をCost Plus World Marketとした。2021年から現在の社名に変更。

2012年にBed Bath and Beyondに買収されたが、2019年に同社が倒産。2021年にKingswoodCapital Management, LPに売却された。売却後も経営方針は変わらず、店内は輸入家具と生活雑貨などがバザールのスタイルで陳列されている。海外食材も取り扱っており、日本の雑貨や菓子類もみられる。2023年現在で39州に242店舗を展開しており収益は10億米ドル、従業員数は6000人を超すという。

自社ブランドは無い。店舗によってはビールなどアルコールも扱っている。様々な国の商品が国ごとやカテゴリーごとに陳列され、国際見本市のような店内である。

出典:https://www.worldmarket.com/

La-Z-Boy Inc.(レイジーボーイ)

1927年創業の老舗家具店。家庭用家具の製造と販売を手掛ける。現在ミシガン州モンロー市に本部がある。木製のリクライニング式の椅子をシューメイカーとナブシュの従兄弟が開発・販売したのがはじまり。家具に関する200以上の特許を保有している。

数多の買収を繰り返し、海外拠点をも有する巨大グループに成長した。現在はカナダ・オーストラリア・イギリス・ドイツ・インドネシア・イタリア・日本・メキシコ・ニュージーランド・トルコ・南アフリカに支店・提携店を持つ。自社ブランドとして布張り家具のEコマースとしてJoybird、子会社で布張り注文家具のEngland Furniture Incorporated(1995年に買収)、その他にもバウハウス、センチュリオン、クレイトンマーカス、ヒッコリーマーク、Sam Mooreなどがある。

2023年現在、530店舗以上、従業員数は11500名を超す。収益は17億米ドル。北米には約350店舗があるが、そのうちの約165店舗はギャラリーを持つ。

出典:https://www.la-z-boy.com/

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アメリカの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター〜日系編〜

NitoriCo., Ltd(ニトリ)

北海道札幌市に本社を置く、家具及びインテリア・生活雑貨などを手掛ける小売店。日本国内に700店舗を持つだけでなく、アメリカを含む海外に約100店舗のチェーンストアを展開している。

アメリカ進出は2012年。NitoriUSA,Inc.をカリフォルニア州ロサンゼルス市に設立。2013年秋に、日本人の多く住むオレンジ郡に2店舗、創業者の似鳥昭雄の名前からとった「Aki-Home」をオープンした。オープン時の記者会見ではアメリカ全土に1000店舗開店を目指すとしていた。翌年には日本人が多く住むトーレンス市に3店舗目を、2018年にはオンタリオミルズ市にそれまでの店舗の2倍以上の広さをもつ大型店舗をオープンさせた。

2013年のオープン当初から集客ができておらず、値引き販売を繰り返していた。2018年には6店舗中4店舗を閉店。2023年4月20日、完全撤退となった。家具・生活雑貨・インテリアなどを取り扱う日系大型専門店は、皆無となった。こたつなどの日本家具や生活雑貨などは大きめの日系食料品店でしか入手できなくなった。

出典:https://aki-home.com/

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アメリカの主要家具・インテリア・生活雑貨・ホームセンター2選〜外資系編〜

BoConcept(ボーコンセプト)

1952年デンマークのヘルニング市で創業。高級家具ブランドチェーンである。国際市場への参入を目的として、1976年に社名をDenkaに変更している。同社の最大の特徴は商品のカスタマイズが可能な点にある。取扱商品のうちの90%近くが、サイズ・色・素材・組み合わせなどの変更が可能。例えば素材ならば、皮と布であわせて100種類以上の中から選択可能である。

現在は世界の65か国に337店舗を持つ。同社の最初の海外小売店舗は1993年にフランスのパリ市にオープンしている。2006年以降、すべての家具はフランチャイズを通して販売されている。直販は無い。製作はデンマークの工場で行うため、特にカスタマイズした場合は納期に時間がかかる。各店舗にインテリアコンサルタントが常駐し、無料でアドバイスを受けることができる。2023年現在、アメリカには西海岸と東海岸とフロリダに合計19店舗。

自社ブランド展開はないが、多くの北欧のデザイナーや国際的なデザイナーと提携している。

出典:https://www.boconcept.com/en-us/

IKEA(イケア)

2008年以降、世界最大の家具・インテリア・生活雑貨の小売業者である。現在はオランダのデルフト市に本社を置いているが、創業はスウェーデンのエルムフルト市。1943年に通販会社として設立。5年後に家具の販売を開始している。海外進出は1963年のノルウェーが第1号。スカンジナビア半島以外には、1973年にスイスが初めてであった。日本は1974年(ただし1986年に一時撤退し2006年に再上陸)、アメリカには1985年に進出している。

現在は世界の50か国に445店舗を持つ。従業員数は230000人を超すといわれ、2021年の収益は419億ユーロだった。同社のWEBサイトには約12000点もの製品が掲載されており、2015年から2016年の1年間に21億人がサイトを訪問していた。基本的にはモダンな家具のデザイン、シンプルなインテリア、手ごろな値段の生活雑貨が特徴となっている。

日本ではスウェーデン語の「イケア」と発音するが、アメリカ人は「アイキーア」と発音することが多い。持ち帰り可能なパッケージサイズ、比較的簡単な組み立て工程が人気である。

出典:https://www.ikea.com/

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