【最新版!】アメリカの空運企業14選〜鉄道・物流業界〜

アメリカ 空運業界 業界地図

アメリカの空運業界は、大手航空会社と格安航空会社(LCC)、地域路線に強い中堅航空会社がひしめく競争の激しい巨大市場です。燃料費高騰への対応と国際路線・貨物事業の拡充を進める主要企業の動向が注目されています。

今回は、そんなアメリカの空運業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

アメリカの主要空運企業8選〜ローカル編〜

American Airlines (アメリカン航空)

American Airlines(アメリカン航空)は1926年に設立され、1936年に運航を開始した、テキサス州フォートワースに本社を置く世界最大級の航空会社である。

旅客数と有償旅客マイルで測ると世界屈指の規模を誇り、ダラス・フォートワース国際空港を最大のハブとして、10大都市圏に位置する8つのハブから1日6,000便を超える運航を行っている。従業員は約13万人に上る。

航空連合ワンワールドの創設メンバーであり、地域子会社エンボイ・エアなどを通じて世界各地へネットワークを広げている。

2025年12月期の売上高は約546億ドルと過去最高を更新した一方、当期純利益は約1億1,100万ドルにとどまり、燃料費や人件費の上昇が収益を圧迫した。

2026年時点ではプレミアム座席を備えたボーイング787-9やエアバスA321XLRの受領を進め、既存機の内装刷新とネットワーク再編を通じた収益改善に取り組んでいる。

出典:https://www.aa.com/

Delta Air Lines (デルタ航空)

Delta Air Lines(デルタ航空)は1925年に設立され、1929年に運航を開始した、ジョージア州アトランタに本社を置く米国有数の老舗航空会社である。

ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港を最大のハブとし、2025年には世界で2億人を超える旅客を輸送、デルタ・コネクションを含め1日最大5,500便を運航した。従業員は10万人を超える。

航空連合スカイチームの創設メンバーであり、ヴァージン・アトランティック航空などとの提携を通じて国際線網を強化している。

2025年12月期の売上高は約634億ドル、当期純利益は約50億500万ドルと高水準の利益を確保し、業界の中でも収益力の高さが際立った。

2025年にはA321neoやA220-300、A350-900など38機を受領しており、プレミアム路線と機材更新を軸に成長を続けている。

出典:https://www.delta.com/

Southwest Airlines (サウスウエスト航空)

Southwest Airlines(サウスウエスト航空)は1967年に設立され、1971年に運航を開始した、テキサス州ダラスに本社を置く世界最大級の格安航空会社である。

特定のハブを持たないポイント・トゥ・ポイント方式を採用し、ボーイング737で統一した機材運用を強みとする。2025年末時点の保有機材は803機、従業員は約7万2,790人に上る。

2025年12月期の売上高は約280億6,300万ドルと過去最高を記録し、当期純利益は約4億4,100万ドルとなった。

近年は経営改革を進め、長年の看板だった無料受託手荷物や自由席の方針を見直し、座席指定や有料手荷物の導入など運賃・収益構造の転換を図っている。

2026年に向けては、こうした事業改革による業績改善を掲げ、収益性の高い運航体制への移行を進めている。

出典:https://www.southwest.com/

United Airlines (ユナイテッド航空)

United Airlines(ユナイテッド航空)は、1926年の航空郵便事業を源流とし、1931年に設立された、イリノイ州シカゴに本社を置く大手航空会社である。

シカゴ・オヘア国際空港を最大の拠点に、デンバーやヒューストンなど7つのハブを展開し、2025年には1億8,100万人を超える旅客を輸送した。年末時点の保有機材は1,490機、従業員は約11万3,200人に上る。

世界最大級の航空連合スターアライアンスの創設メンバーであり、国内線・国際線ともに広範なネットワークを持つ。

2025年12月期の売上高は約591億ドルと過去最高を更新し、当期純利益は約33億5,300万ドルと高い収益力を示した。

2025年には13の国際線就航地を新設するなど路線を拡大しており、プレミアム需要と国際線の強化を成長の柱に据えている。

出典:https://www.united.com/

Alaska Airlines (アラスカ航空)

Alaska Airlines(アラスカ航空)は1932年に事業を始め、1944年に正式な航空会社として発足した、ワシントン州シアトル近郊に本社を置く航空会社である。持株会社アラスカ・エア・グループの中核をなす。

2024年にハワイアン航空を買収し、2025年には米連邦航空局の単一運航証明を取得して統合を大きく前進させた。ホライゾン航空を含むグループの保有機材は413機、就航地は140を超える。

2025年12月期のグループ売上高は約142億3,900万ドル、当期純利益は約1億ドルとなり、統合費用が利益を圧迫した。

航空連合ワンワールドに加盟し、シアトル・タコマ国際空港を最大のハブとしている。

2026年1月にはボーイング737-10を105機、787を5機発注する過去最大の機材計画を打ち出し、2026年春には欧州線就航も予定するなど路線網の拡大を進めている。

出典:https://www.alaskaair.com/

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JetBlue Airways (ジェットブルー航空)

JetBlue Airways(ジェットブルー航空)は1998年に設立され、2000年に運航を開始した、ニューヨーク市クイーンズ区に本社を置く航空会社である。

ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港を最大の拠点とし、2025年時点で米国・中南米・カリブ海・カナダ・欧州の110を超える都市に就航している。運航機材は年間平均で287機であった。

革張りシートや機内エンターテインメントなど、格安路線でありながら快適性を打ち出す独自の路線で知られる。

2025年12月期の売上高は約90億6,200万ドル、最終損益は6億200万ドルの赤字となったが、前年の7億9,500万ドルの赤字からは縮小した。

収益改善策「ジェットフォワード」を推進し、2026年には営業損益の均衡以上を目標に掲げるなど、業績回復に向けた取り組みを続けている。

出典:https://www.jetblue.com/

Frontier Airlines (フロンティア航空)

Frontier Airlines(フロンティア航空)は1994年に設立された、コロラド州デンバーに本社を置く超格安航空会社である。運営会社フロンティア・グループ・ホールディングスはナスダックに上場している。

デンバー国際空港を最大のハブとし、燃費効率の高いエアバスA320系で統一した機材運用と、運賃を細分化するアンバンドル型モデルを特徴とする。

2025年末時点の保有機材はA320neoやA321neoを中心とする176機で、他社が就航しない路線にも積極的に参入している。

2025年12月期の総営業収益は約37億2,400万ドル、最終損益は1億3,700万ドルの赤字となり、価格競争の激化が収益を圧迫した。

2025年後半から2026年にかけて多数の新規路線を投入するなど、路線網の再構築を通じた収益改善を図っている。

出典:https://www.flyfrontier.com/

Allegiant Air (アレジアント航空)

Allegiant Air(アレジアント航空)は1999年に運航を開始した、ネバダ州ラスベガスに本社を置く超格安航空会社である。運営会社アレジアント・トラベル・カンパニーはナスダックに上場している。

大手が就航しない中小都市とリゾート地などの観光地を直行便で結ぶ独自のビジネスモデルを特徴とし、需要期に絞った運航や旅行商品の抱き合わせ販売で収益を上げている。

2025年末時点の保有機材は123機で、エアバスA319・A320に加え、新たに導入したボーイング737 MAXを組み合わせて運航している。

2025年12月期の総営業収益は約26億600万ドル、GAAPベースの最終損益は4,470万ドルの赤字となったが、特別費用を除く調整後利益は黒字を確保した。

2025年後半にはフィラデルフィアなど4都市と30の新路線を投入するなど、国内観光需要の取り込みに向けた路線拡大を進めている。

出典:https://www.allegiantair.com/

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アメリカの主要空運企業3選〜日系編〜

Japan Airlines (日本航空)

Japan Airlines(日本航空)は戦後の1951年に設立された、東京都に本社を置く日本を代表する航空会社である。1954年にサンフランシスコ線を開設して以来、北米路線を広げてきた。

航空連合ワンワールドに加盟し、アメリカではシカゴ、ダラス、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ホノルルなど多数の都市に路線を持つ。

2026年3月期の連結売上収益は約2兆125億円、EBITは約2,180億円、当期純利益は約1,376億円と、いずれも再上場後の最高水準を記録した。

アメリカ本社はニューヨークとロサンゼルスに置き、貨物事業や提携路線の拡充を通じて北米市場での存在感を高めている。

2026年2月にはカリフォルニア州に技術投資子会社Japan Airlines Venturesを設立するなど、成長分野への投資も積極的に進めている。

出典:https://www.jal.com/

All Nippon Airways (全日本空輸)

All Nippon Airways(全日本空輸)は1952年に日本ヘリコプター輸送として設立され、1957年に現在の社名へと改めた、東京都に本社を置く日本最大級の航空会社である。持株会社ANAホールディングスの中核事業を担う。

航空連合スターアライアンスに加盟し、アメリカではシカゴ、ヒューストン、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ、シアトル、ワシントン、ホノルルなどへ直行便を運航している。

2026年3月期のANAホールディングス連結売上収益は約2兆5,392億円、営業利益は約2,174億円、当期純利益は約1,690億円と、いずれも過去最高を更新した。

2025年10月には日本貨物航空を子会社化し、貨物事業を強化したことも増収に寄与した。

旺盛な訪日需要を追い風に、2026年時点でも国際線を軸とした事業拡大を続けている。

出典:https://www.ana.co.jp/en/us/

ZIPAIR Tokyo (ジップエア東京)

ZIPAIR Tokyo(ジップエア東京)は2018年に設立され、2020年に運航を開始した、成田国際空港内に本社を置く日本航空系の中長距離格安航空会社である。

貨物専用便として運航を始めた後、同年に旅客運航へと展開し、日本航空から譲り受けたボーイング787-8を用いて低運賃の長距離路線を広げてきた。

アメリカ路線ではロサンゼルス、サンフランシスコ、サンノゼ、ホノルルに加え、2025年3月にはヒューストン線を開設し、国内LCCとして最長級の路線を運航している。

2026年2月から3月にかけては成田とオーランドを結ぶ直行チャーター便を運航するなど、北米での路線開拓を積極的に進めている。

2026年秋には新造機の受領を予定しており、機材の増強を通じて路線網のさらなる拡大を図っている。

出典:https://www.zipair.net/

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アメリカの主要空運企業3選〜外資編〜

Air Canada (エアカナダ)

Air Canada(エアカナダ)は1937年に設立された、ケベック州モントリオールに本社を置くカナダ最大の航空会社である。

トロント、モントリオール、バンクーバーの各国際空港を主要ハブとし、航空連合スターアライアンスの創設メンバーとして世界各地に旅客・貨物輸送を提供している。米国内の多数の都市にも路線を持つ。

2025年12月期の売上高は約223億7,200万カナダドル、当期純利益は約6億4,400万カナダドルとなり、前年から増益を確保した。年間の有償旅客数は約4,530万人に上る。

年末時点の運航機材は353機、従業員は平均で約3万7,000人であった。

2025年夏には客室乗務員の労働争議による運航の混乱もあったが、需要の底堅さを背景に事業を維持し、2026年に向けて収益改善を進めている。

出典:https://www.aircanada.com/

Volaris (ボラリス)

Volaris(ボラリス)は2005年にVuela Airlinesとして設立された、メキシコシティに本社を置く超格安航空会社である。

メキシコ国内および米国・中南米を結ぶ路線を展開し、旅客数ではメキシコ最大級の規模を誇る。アメリカ人の観光利用も多く、リゾート地や国境を越える路線に強みを持つ。

2025年12月期の総営業収益は約30億3,800万ドル、最終損益は1億400万ドルの赤字となり、前年から減収となった。年間の輸送旅客数は約3,100万人に上る。

年末時点の保有機材はエアバスA320系を中心とする155機で、燃費効率の高いネオ機の導入を進めている。

エンジンの整備制約による稼働機材の減少が課題となる一方、2026年に向けて機材稼働の回復と収益改善に取り組んでいる。

出典:https://www.volaris.com/

China Airlines (中華航空)

China Airlines(中華航空)は1959年に設立された、台湾の桃園国際空港に本社を置く台湾を代表する航空会社である。

航空連合スカイチームに加盟し、旅客・貨物の両輪で世界各地に路線を展開している。アメリカ向けにはロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ホノルルなどへ旅客便を運航し、貨物便も多く飛ばしている。

2025年の連結売上高は約2,091億台湾ドル、親会社株主に帰属する純利益は約147億台湾ドル、1株当たり利益は2.42台湾ドルと、いずれも過去最高を記録した。

内訳は旅客収入が約1,249億台湾ドル、貨物収入が約668億台湾ドルで、旅客・貨物ともに好調であった。

2025年にはボーイング787を新たに導入し、A350-900やA321neo、777貨物機の受領も進めるなど、機材の刷新と輸送力の増強を図っている。

出典:https://www.china-airlines.com/

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FAQ

アメリカの航空業界の主要な航空会社はどれですか?

アメリカの航空業界の主要な航空会社には、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空が含まれます。

アメリカの航空業界において、格安航空会社の特徴と代表例は何ですか?

格安航空会社は低価格を売りにした航空サービスを提供し、サウスウエスト航空やジェットブルー航空などが代表例です。これらは無料荷物許可やポイントツーポイントのネットワークを特徴としています。

アメリカの主要航空会社のハブ空港はどこですか?

アメリカン航空のハブ空港はダラス/フォートワース国際空港、デルタ航空はハーツフィールドジャクソンアトランタ国際空港、ユナイテッド航空はシカゴ・オヘア空港、そしてサウスウエスト航空はダラスのハブを中心に運航しています。

アメリカの航空業界が直面している課題は何ですか?

アメリカの航空業界の課題には、人材不足と環境への配慮があります。これらは持続可能な未来を模索する上で重要な焦点となっています。

アメリカの航空会社の規模や歴史について、どのような特徴がありますか?

アメリカの航空会社は、設立から長い歴史を持ち、例えばアメリカン航空は1926年設立で世界最大規模とされ、デルタ航空は1925年設立の老舗です。規模も大きく、国内外で広くサービスを展開しています。

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吉岡 直人 US-Based Industry Analyst
ワシントン在住の日本人。日本では外資系メーカーにて営業およびマーケティングを経験し、現在は米国でスタートアップ向けにマーケティングおよびマーケティングリサーチを提供している。
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