【最新版!】韓国の主要百貨店・ショッピングセンター16選〜流通・小売業界〜

韓国 百貨店・ショッピングセンター業界 業界地図

韓国の百貨店・ショッピングセンター業界は、ロッテ・新世界・現代という財閥系3グループが市場を主導する寡占的な構造が特徴です。富裕層向け体験型店舗への投資が進むなか、主要企業は地方都市への出店やリニューアルで来店客の獲得競争を続けています。

今回は、そんな韓国の百貨店・ショッピングセンター業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて16社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

韓国の主要百貨店・ショッピングセンター企業16選〜ローカル編〜

Lotte Department Store (ロッテデパート)

ロッテショッピングが運営する韓国最大の百貨店チェーンである。1979年にソウル中区で本店を開業して以来、国内最多クラスの店舗網を築き、中国やベトナムなど海外にも展開してきた。

百貨店部門は2024年に売上高約13兆6千億ウォン、市場シェア34.9%を記録し、業界首位を維持している。全盛期には50%近いシェアを誇った国内最大手である。

近年はオンライン化と消費の二極化を背景に、蚕室店など旗艦店への集約と体験型コンテンツの強化を進めている。2024年は蚕室店の高い成長率が注目され、上位店と地方店の格差拡大が業界共通の課題となっている。

ロッテマートやロッテアウトレットなど流通各業態との連携を強め、グループの中核流通事業として位置づけられる。2026年時点でも店舗網の再編と高級化投資を継続している。

出典:https://www.lotteshopping.com/main

Shinsegae Department Store (シンセゲデパート)

新世界グループの新世界が運営する百貨店チェーンである。その起源は1930年に開業した三越京城店にさかのぼり、1963年にサムスングループが買収して新世界百貨店へ商号を変更した歴史を持つ。

2001年に社名を新世界へ改称し、現在は本店を明洞に置く。2024年には売上高約12兆3千億ウォン、市場シェア31.3%を記録し業界2位に位置する。

旗艦店の江南店は2024年に単一店として売上3兆2千億ウォンを超え、国内百貨店の店舗別首位となった。高額消費の集中を追い風に、上位店への集客が一段と強まっている。

韓国で初のバーゲンセールやクレジットカード発行を手掛けた老舗であり、複合モールのスターフィールドなどグループ流通事業とも連携する。2026年時点でも高級化と大型店強化を進めている。

出典:https://www.shinsegae.com/index.do

Hyundai Department Store (ヒョンデデパート)

株式会社現代百貨店が運営する韓国3大百貨店の一角である。国内主要ブランドの一つとして知られ、2015年の板橋店開業以降「THE HYUNDAI」ブランドを掲げてきた。

2024年には売上高約9兆4千億ウォン、市場シェア24.0%を記録し業界3位に位置する。全国に十数店舗を展開し、都心型の大型店を軸としている。

2021年に開業した「ザ・ヒュンダイ ソウル」は緑地や体験空間を大胆に取り入れた次世代型店舗として話題を集め、開業後の早い段階で年商1兆ウォンを突破した。2022年には大邱店を「ザ・ヒュンダイ 大邱」へと転換している。

体験型コンテンツと空間演出で差別化を図る戦略が特徴で、若年層や観光客の取り込みに強みを持つ。2026年時点でも旗艦店を中心に集客と売上を伸ばしている。

出典:https://www.ehyundai.com/gate.do

Galleria Department Store (ギャラリアデパート)

ハンファギャラリアが運営する百貨店チェーンで、高級品館に特化したモダンなコンセプトを掲げる。狎鴎亭ロデオに立地する高級館を本店の役割とし、洗練された建築デザインで知られる。

2024年の百貨店市場では売上シェア約7.1%を占め業界4位に位置する。上位3社に比べ店舗数は少ないが、高額消費に絞った運営で店舗当たりの効率が高い。

2020年に開業した広橋店はレム・コールハースが建築を手掛け話題を呼んだ。2022年には5店舗合計で初めて売上3兆ウォンを突破し、店舗数に対して充実した実績を上げている。

ハンファグループの流通事業として富裕層向けの品揃えと空間体験を磨いており、2026年時点でも高級路線での差別化を継続している。

出典:https://dept.galleria.co.kr/

AK Plaza (エイケイプラザ)

AKプラザは愛敬グループの主要系列会社が運営する百貨店であり、旧称の愛敬百貨店を前身とする。2007年に買収したサムスンプラザとのブランド統合を経て、2009年に現在の名称となった。

2024年の百貨店市場では売上シェア約2.7%を占め業界5位に位置する。分唐店や水原店など京畿道を中心に店舗とショッピングモールを展開している。

高級品や免税店を中心とする大手と異なり、映画館やファミリーレストラン、SPAなどを組み合わせた大衆的な店づくりを特徴とし、若年層の取り込みを図ってきた。

多くの店舗が地下鉄や鉄道駅と直結する立地を生かし、生活密着型の集客を進めている。2026年時点でも地域密着と複合施設化を軸に運営を継続している。

出典:https://www.akplaza.com/

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Starfield (スターフィールド)

スターフィールドは新世界グループの子会社である新世界プロパティが運営する複合ショッピングモールチェーンである。2016年に河南店を開業し、体験型施設を取り込んだ大型モールとして韓国の消費トレンドを牽引してきた。

コエックス店や河南店をはじめ全国で複数の大型店を展開し、オンラインに奪われた集客を体験型店舗で取り戻す戦略をとる。

2024年1月には水原店をグランドオープンし、次世代型の「スターフィールド2.0」として話題を集めた。仁川の青羅店などさらなる出店計画も進めている。

ドーム球場や周辺インフラ整備と連動した大規模開発を推進し、都市型ランドマークとしての性格を強めている。2026年時点でもグループの成長エンジンとして拡大投資を継続している。

出典:https://www.starfield.co.kr/

I’Park Mall (アイパークモール)

アイパークモールはHDCグループ系列のHDCアイパークモールが運営する複合ショッピングモールである。ショッピングモールと生活利便施設、店舗を集めた大型商業施設として展開している。

旗艦の龍山店は延べ面積約33万平方メートルに及び、CGVやイーマート、免税店、書店などを擁する。3階が龍山駅と直結する好立地を生かしている。

2018年にアイパーク百貨店の名称を廃し、アイパークモール単一ブランドへ一本化した。近年はコンテンツ主導のモール戦略が奏功し、龍山店の売上は2025年に過去最高圏へと伸長した。

不況下でも来館者と売上を伸ばす数少ないモールとして注目されており、2026年時点でも体験・コンテンツ型の運営で集客を強めている。

出典:https://www.hdc-iparkmall.com/

Times Square (タイムズスクエア)

タイムズスクエアはソウル永登浦区に立地する大規模複合ショッピングモールである。旧京邦フィル百貨店と工場跡地に建設され、2009年9月に開業した。正式名称は京邦タイムズスクエアである。

ショッピングと食事、レジャーを一体で楽しむ「モールリング」の概念を実現した先駆的な複合モールとして評価されてきた。

2007年に百貨店部分の運営を新世界へ委託し、現在も新世界百貨店タイムズスクエア店を核テナントとして集客の中心に据えている。

周辺には新世界やロッテの百貨店が集積する競合エリアだが、駅直結の立地と多彩なテナント構成で独自の集客を維持している。近年は飲食やレジャー機能を強化し、複合モールとしての回遊性を高めている。2026年時点でも永登浦商圏の主要施設として運営を続けている。

出典:https://www.timessquare.co.kr/

Lotte Mall (ロッテモール)

ロッテモールはロッテグループのロッテショッピングが運営する複合ショッピングモールのブランドである。かつてはロッテ資産開発が運営していたが、その後ロッテショッピングへ移管され運営主体が一本化された。

光復店や金浦空港店、水原店、東釜山店など全国で多数の店舗を展開し、百貨店やアウトレットと組み合わせた大型施設として集客している。

2023年には既存の恩平店を「ロッテモール ウェストソウル」として大規模リニューアルし、体験型テナントを拡充した。上岩DMCなど新規開発計画も進めている。

金浦空港では免税店やビジネスホテルを含む複合開発を担うなど、交通結節点での大型商業開発に強みを持つ。2026年時点でも都市型モールの拡充を継続している。

出典:https://www.lotteshopping.com/store/main

IFC Mall (アイエフシーモール)

IFCモールはソウル永登浦区汝矣島のソウル国際金融センター内に位置するショッピングセンターである。韓国初の国際金融センターとして開発された複合施設の一部を成す。

超高層オフィス3棟とコンラッドソウルホテルとともに構成され、2008年着工、2012年に開業した。合計約112の店舗が入居し、ファッションや飲食、文化施設を備える。

地下1〜2階をファッション、地下3階を飲食街とする構成で、汝矣島のオフィスワーカーや家族客を取り込むトレンド発信地として定着している。

施設はミレアセットが所有し、韓国資本の下で運営が続く。オフィス街の平日需要と週末の家族客の双方を取り込む立地が強みである。2026年時点でもソウル西部の中核商業施設として集客を維持している。

出典:https://www.ifcmallseoul.com/kr/main

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Avenue France (アベニューフランス)

アベニューフランスは湖畔不動産が運営する、フランスをテーマにしたストリートモール形式の住商複合商店街ブランドである。8棟の建物を分棟で配する独特の構成を特徴とする。

光教新都市の広橋中央駅近くに立地するサミットプレイス光教のほか、光明駅周辺の住宅複合用地にも展開している。ロッテマートなど大型テナントが核となっている。

食品から雑貨まで幅広いジャンルで韓国国内の注目ブランドを集め、街歩き型の回遊性を打ち出している点が差別化要素である。

新都市開発と連動した生活密着型の商業施設として、住民や周辺来街者の日常需要を取り込んでいる。テナントの入れ替えを通じて話題性の高いブランドを取り込み、集客力の維持を図っている。2026年時点でも郊外型ストリートモールとして運営を継続している。

出典:https://www.avenuefrance.co.kr/gate

Enter-6 (エンターシックス)

エンターシックスは韓国の中小型ファッションショッピングモールチェーンである。1994年12月に設立され、人間の五感に直感を加えた6つの感覚をブランド名の由来とする。

ワンシムリ駅店や江辺テクノマート店、江南店、天湖駅店など、鉄道駅やターミナルに隣接する立地を中心に複数店舗を展開している。

ヨーロッパ風の洗練された内装を主力コンセプトとしつつ、アディダスやユニクロのように手頃な価格帯のブランドを中心に構成し、幅広い層を取り込んでいる。

大型百貨店やモールとは異なる中規模・駅ナカ型のフォーマットで、通勤・通学客の日常需要に対応する独自のポジションを築いている。2026年時点でも駅隣接型モールとして運営を継続している。

出典:https://store.enter6.co.kr/

Mario Outlet (マリオアウトレット)

マリオアウトレットはソウル衿川区加山洞に位置する衣料品中心のアウトレットモールである。2001年に開業し、1館・2館・3館で構成されてきた。

創業は洪ソンヨル会長が1980年代に設立したマリオ商事にさかのぼり、婦人服ブランドの展開を出発点とする老舗アパレル系の商業施設である。

2018年には数か月に及ぶリニューアルを完了し、ファッションブランドを1・2館へ集約する一方、3館を「マリオモール」へ改称してライフスタイル複合文化ショッピングモールへ転換した。

従来のアウトレットの枠を超えた品揃えと体験型テナントで集客を図っており、加山デジタル団地の商圏を取り込む。2026年時点でもソウル西南部のアウトレットとして運営を継続している。

出典:http://www.mariooutlet.co.kr/

Lotte World Mall (ロッテワールドモール)

ロッテワールドモールはソウル松坡区に位置するロッテグループの大型ショッピングモールである。2014年10月に営業を開始し、地上555メートルのロッテワールドタワーと一体で構成されている。

土地面積は約8万7千平方メートルに及び、複合ショッピングモールや利便施設、文化空間などを備える大規模施設である。

開業3年で累積来館者1億人を達成する記録を樹立し、仁川空港を上回るスピードとして注目された。ワールドタワー開館後は来館者が大きく増加した。

ソウル東南部を代表する観光・商業ランドマークとして国内外の来館者を集めており、2026年時点でも高い集客力を維持している。水族館や映画館など多彩な集客施設を併設し、滞在型の消費を促している点も強みである。

出典:https://www.lwt.co.kr/

Hyundai Outlet (ヒョンデアウトレット)

現代アウトレットは現代百貨店グループが運営するアウトレット事業である。一般ファッションを扱う都心型の現代シティアウトレットと、高級・海外ブランドを扱う郊外型の現代プレミアムアウトレットの二本立てで展開している。

先行するロッテや新世界に比べ参入は遅かったが、2010年代半ば以降、グループが重点事業として積極的に出店を拡大してきた。

初期のプレミアムアウトレットは競合と差別化したコンセプトで順調な滑り出しを見せ、韓流ブランドを多く取り込む点も特徴である。

都心とプレミアムの両フォーマットで幅広い顧客層を取り込む戦略をとり、百貨店事業との相乗効果を狙う。2026年時点でもアウトレット網の拡充を継続している。

出典:https://www.ehyundai.com/newPortal/outlet/main.do

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Lotte Outlet (ロッテアウトレット)

ロッテアウトレットはロッテショッピングが運営するアウトレット事業で、新世界サイモン、現代アウトレットと並ぶ韓国3大アウトレットの一角を占める。

流通最大手のロッテらしく国内アウトレット業界で最も多くの店舗を運営し、通常型・プレミアム型・ファクトリー型を合わせ全国に多数を展開している。

2010年代以降、毎年着実に新規出店を続け、百貨店チャネルの成熟を補う代替手段としてアウトレット出店を積極化してきた。

百貨店より商圏の入口が低い利点を生かし、中小商圏や地方都市にも進出している。ロッテシネマやロッテマートと連携した複合モール型店舗を展開している。オンラインとの連携やプレミアム型店舗の強化にも取り組み、2026年時点でも出店拡大を継続している。

出典:https://www.lotteshopping.com/store/main

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FAQ

韓国の百貨店・ショッピングセンター業界の主要企業はどれですか?

韓国の主要百貨店・ショッピングセンターには、ロッテデパート、シンセゲデパート、ヒョンデデパート、ギャラリアデパート、AKプラザ、スターフィールド、ディーキューブシティ、I PARKモール、タイムズスクエア、ロッテモール、ヒョンデアウトレット、ロッテアウトレット、IFCモール、アベニューフランス、エンターシックス、マリオアウトレット、ロッテワールドモールなどがあります。

ロッテデパートの特徴は何ですか?

ロッテデパートはロッテショッピングが運営し、国内に67店舗を所有し、売上高シェア36.6%を占める韓国最大の百貨店です。主にソウルや海外に展開しており、多角的な事業も展開しています。

シンセゲデパートの歴史と位置づけは何ですか?

シンセゲデパートは新世界グループが運営し、1930年に開業。韓国の百貨店の歴史の中で重要な位置を占め、国内最大規模の売上を誇り、歴史的建物をそのまま使用している唯一の百貨店です。

スターフィールドのコンセプトと展開状況はどうですか?

スターフィールドは、体験型専門店やトレンドを反映した複合ショッピングモールで、韓国国内に7つの店舗を運営しています。次世代の成長エンジンとして注目されています。

ロッテアウトレットとロッテモールの違いは何ですか?

ロッテアウトレットは主に中小商圏や地方都市向けのアウトレットモールで、ブランド品やファストファッションを扱います。一方、ロッテモールは複合ショッピングモールや大型店舗で、百貨店やアウトレットなど多様な施設を含む大型商業施設です。

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ソン ソヨン Seoul-Based Business Strategy Analyst
ソウル在住の韓国人ビジネスアナリスト。日本で25年間在住し、日本の有名大学を卒業後、大手シンクタンクおよび経営コンサルタントとして勤務。ビジネス戦略とイノベーション分野を中心に、多様なプロジェクトに携わってきた。
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