シンガポールのアパレル業界は、地場デザイナーズブランドの台頭と世界的ファストファッションチェーンが共存する多様な市場です。オンシュンムガムなどローカル勢から日系・外資系まで、18社の主要企業が独自のポジションでシンガポールのファッションシーンを形成しています。
今回は、そんなシンガポールのアパレル業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて18社の最新情報をお届けしていきます!
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シンガポールの主要アパレル企業10選〜ローカル編〜
Ong Shunmugam (オンシュンムガム)
Ong Shunmugam(オンシュンムガム)は、デザイナーのプリシラ・シュンムガム(Priscilla Shunmugam)が2010年にシンガポールで設立した現代的な婦人服ブランドである。中国のチャイナドレス、インドネシアのバティック、インドのサリーなどアジア各地の伝統衣装を現代的に再構築したデザインを特徴とし、社内の熟練職人による高品質な縫製で知られる。
当初はオンライン完全予約制で出発し、2011年にラッフルズプレイスに実店舗を構えた。本社・アトリエはシンガポールに置く。
2026年5月時点で公式オンラインストアは複数通貨・複数国に対応し、ディフュージョンライン「OM」を含む2025〜2026シーズンのコレクションを継続投入している。2024年には地元F&Bブランドとのコラボも実施した。
2013年にDesign For Asia Awardsで大賞を受賞し、近年はサステナビリティへの取り組みも強化している。天然素材や手織り生地を採用し、文化と現代女性のライフスタイルを結びつける姿勢を貫く、シンガポールを代表するデザイナーズアパレルの一つである。
出典:https://ongshunmugam.com
SABRINAGOH (サブリナゴ)
SABRINAGOH(サブリナゴ)は、デザイナーのサブリナ・ゴ氏が2009年にシンガポールで設立したコンテンポラリーファッションブランドである。「インスピレーションを得たデザインを提示する」を掲げ、メンズとレディスの境界を曖昧にするジェンダーレスなアプローチと、ミニマルな美学に遊び心を融合させたデザインを特徴とする。
創業当初はマルチレーベルストアの一角からスタートしたが、独創性と品質が評価され独立店舗を構えるに至った。現在はニューヨーク、ワシントンDC、ユタ、日本などの百貨店でも取り扱われる。
2026年5月時点で公式オンラインストアは30カ国以上に配送対応し、新作コレクションを定期投入して稼働している。「No.11」バッグなど代表的アイテムを抱え、シンガポール国内では一定額以上の購入で送料無料を提供する。
サステナビリティにも注力し、B Corp認証を取得。2023年からは週末にマイバッグ持参を促す「Weekend BYO Bag Movement」を継続するなど、環境配慮の取り組みを具体的な行動で示している。
素材選定から縫製まで細部にこだわる現地デザイナーズブランドである。
出典:https://sabrinagoh.com
In Good Company (イングッドカンパニー)
In Good Company(イングッドカンパニー)は、2013年にシンガポールで誕生したプレタポルテ(既製服)ブランドである。レディス・メンズに加え、3〜8歳向けキッズライン「ミニミー」も展開し、家族で楽しめるブランドとして知られる。タイムレスなクラシックシルエットに現代的なひねりを加えた、汎用性の高い日常着を提案する。
本社・アトリエはシンガポールのBishan地区に置かれ、ION Orchardの旗艦店を中心に実店舗を展開する。2025年9月には同旗艦店が開業10周年を迎えた。多くのブランドがデジタル中心へ移行する中、オーチャード・ロードでの実店舗プレゼンスを重視する姿勢を維持している。
2026年5月時点で公式オンラインストアは稼働中で、SGD建てで新作コレクション「Charms of the Ordinary」などを展開。中東向け配送は一時停止中だが、東南アジア地域では引き続き販売を行う。
思慮深いデザインと高度な仕立て・ドレープ技術を組み合わせ、上質な素材で着心地と耐久性を追求する。
スロー・グロースと職人技を重視する現地アパレルの代表例である。
出典:https://ingoodcompany.asia
Beyond The Vines (ビヨンド・ザ・ヴァインズ)
Beyond The Vines(ビヨンド・ザ・ヴァインズ)は、2015年にダニエル・チュー氏とレベッカ・ティン氏の夫婦チームがシンガポールで共同設立したブランドである。2020年には学際的なデザインスタジオへとリブランディングし、ファッションにとどまらず多様な製品を手掛けている。「大胆さとシンプルさ」の融合を掲げ、手頃な価格帯で支持を集める。
女性向けラインを中心に、シフトドレスやプリーツスカートなどをパステルからビビッドまで豊富なカラーで展開する。Dumpling Bagに代表されるアクセサリーも人気である。
2026年5月時点でシンガポール国内にFunan旗艦店、Takashimaya、Marina Bay Sandsなど約4店舗を展開し、2025年10月にはChangi空港ターミナル3にIn-Transit店を新設するなど店舗網を再編している。日本(BTV JAPAN)やインドネシアにも現地法人・店舗を持ち、ECは10カ国以上に配送する。
オフィスからカジュアルまで対応する汎用性の高いアイテムを提供する。
東南アジア発のデザイン主導ブランドとして成長を続ける現地企業である。
出典:https://www.beyondthevines.com
Saturday Club (サタデークラブ)
Saturday Club(サタデークラブ)は、シンプルさと着心地の良さを追求するシンガポール発のファッションブランドである。美しいドレーピングやアシンメトリーなデザインを特徴とし、ジャケットやワンピースなどクラシックなフォルムを基調としたタイムレスなアイテムを女性向けに豊富に展開する。
2012年に「文化や環境に関わる若者に服を着せる」という目的でスタートし、カジュアルでありながらコスモポリタンなスタイルを提案してきた。ストリートからクラブシーンまで多様な影響をミックスし、快適で着やすい衣服を適正価格で届けることを目指す。
2026年5月時点で公式オンラインストア(sg.saturdayclub.com)は稼働中で、週4回の頻度で新作を投入し、シンガポールを拠点に世界各地へ配送する。送料無料や分割払いサービスのほか、試着予約「Book a Try-On」も提供する。決済・グローバル展開ではAirwallexなどのフィンテックを活用する。
新しいテクノロジーや社会運動、アート・音楽から着想を得て製品開発に活かす姿勢を貫く、シンガポールから世界へ販売を伸ばす現地D2Cブランドである。
出典:https://sg.saturdayclub.com/
Esse (エッセ)
Esse(エッセ)は、シンガポール育ちのデザイナー、アリシアが2017年に設立したサステナブルファッションブランドである。長年ドレス作りを学んだ創業者が、アジアのメーカーと協働しながら衣服作りの伝統を守ることに情熱を注ぎ、スロー・サステナブルファッションを推進する先駆的存在として知られる。
ブランドの根底には「ファッションへの取り組み方を再定義したい」という思いがあり、衣服が作られる目的とそのライフサイクル全体を見直すことを消費者に促す。タイムレスなデザインと、環境・社会的責任を重んじる追跡可能なサプライチェーンを融合させている点が特徴である。
2026年5月時点で公式オンラインストアは稼働中で、シンガポールのクラークキー(River’s Edge Abode, 3B River Valley Rd)に実店舗を構え、毎日11時から19時まで営業する。季節ごとのコレクション更新を継続している。
原材料の調達から製造・流通までを明確に把握・公開することで透明性を確保し、消費者が倫理的な選択をできるよう支援する。
意識の高い消費者層に支持される現地サステナブルブランドである。
出典:https://www.essethelabel.com/
Charles & Keith (チャールズ&キース)
Charles & Keith Pte Ltd(チャールズ&キース)は、1996年にWong兄弟がシンガポールで婦人靴店を開業したことに始まる、シンガポール発のグローバルファッションブランドである。靴・バッグを中心に「アクセシブル・ラグジュアリー」を掲げ、自社デザイン・自社流通の垂直統合型モデルで成長してきた。
2010年にLVMH傘下のL Capital AsiaがS$3,000万超で20%出資し、欧州・中東への展開を加速。本社・物流拠点はシンガポールTai Seng地区にある。
2026年5月時点で世界37カ国・600店舗超を展開。2024年にはJewel Changi Airport、東京・渋谷、中国・成都で旗艦店を相次ぎ開設、2025年にはMarina Bay Sandsに姉妹ブランドPEDRO旗艦店を出した。年間売上は約US$130百万規模に到達したと報じられた。
成長戦略はデジタル統合型旗艦店の拡張、北米・欧州・インド出店、サステナビリティ強化が柱で、WWFとの協業も続く。
シンガポール発のグローバル消費財ブランドとして、海外展開モデルの参考事例である。
出典:https://www.charleskeith.com/sg
Pedro (ペドロ)
PEDRO(ペドロ)は、Charles & Keith Groupが2006年にシンガポールで立ち上げたユニセックス・フットウェア&レザーグッズブランドである。グループの「アクセシブル・ラグジュアリー」戦略の中核を担い、メンズシューズから出発し、女性向け靴・バッグ・フレグランスまで領域を拡張している。
運営はCharles & Keith Pte Ltd(本社シンガポール)の子会社が担う。2026年5月時点で東南アジア、中国本土、香港、中東、サウジアラビアなど世界109店舗超を直営展開し、自社EC(pedroshoes.com)と組み合わせたD2Cモデルを採る。
直近では2024年6月にホーチミン市Vincom Center Đồng Khởiに東南アジア初の旗艦店、2025年初にシンガポールMarina Bay Sandsに次世代型旗艦店を開設。香港IFC Mallにもアジア最大級店舗を構える。
商品はカジュアル・ビジネス両用のレザーバッグ、ローファー、スニーカー等で、価格帯はCharles & Keith本体より一段高い設定である。
グループの新ブランド開発力を象徴する存在である。
出典:https://www.pedroshoes.com/sg
Love, Bonito (ラブ・ボニート)
Love, Bonito Pte Ltd(ラブ・ボニート)は、2010年にRachel Lim氏らがブログショップとして創業した、シンガポール発のアジア女性向けD2Cアパレルブランドである。「Asian women, Asian fit」を掲げ、アジア人体型に最適化したパターン設計を強みとする。
本社はシンガポールに置かれ、CEO Dione Song氏のもと、ECを軸に実店舗展開も加速している。2026年5月時点でシンガポール、マレーシア、インドネシア、カンボジア、香港、フィリピンのアジア6市場で27店舗超を運営し、2024年には米国ハドソンヤードに北米初の旗艦店を開設した。
経営公表情報では、2023年度売上はS$88百万(前年比+37%)で損失27%縮小、2025年にはS$100百万を突破し黒字化達成見通しとされる。2024年には全社の約7%・29名の人員調整を実施し収益性重視へ転換した。
商品はPB主体で毎週新作を投入し、マタニティ・キッズライン「LB Mums」「LB Mini」も展開する。
東南アジアD2Cブランドの代表格として、海外展開・ブランディングの参考事例である。
出典:https://www.lovebonito.com/sg
iORA Fashion (アイオラ・ファッション)
iORA Fashion Pte Ltd(アイオラ・ファッション)は、1998年にシンガポールで設立された女性向けカジュアル・スマートカジュアルブランドである。Singapore ACRA登記番号199703089W、本社はHenderson Roadに所在し、20〜40代の働く女性をコアターゲットとしている。
2026年5月時点で、ION Orchard、313@Somerset、Wisma Atria(Isetan)、Jewel Changi Airport、Westgate、Hillion Mall、Compass One、Bedok Mallなど主要モール中心に20店舗前後を展開する。Wisma Atriaが旗艦店で、姉妹ブランドLALUも併設で展開する。
海外展開はマレーシア、フィリピン、ベトナム、インドネシア、ブルネイで現地パートナー経由で行われており、特にフィリピン・ベトナムが主要輸出先である。
2024〜2025年には自社EC強化、Shopee/Lazadaへの出品拡大を進めている。
シンガポール在住の女性顧客に高い認知を持つ現地アパレル小売の典型例である。
出典:https://sg.iora.online/
シンガポールの主要アパレル企業3選〜日系編〜
UNIQLO Singapore (ユニクロ・シンガポール)
UNIQLO Singapore Pte Ltd(ユニクロ・シンガポール)は、ファーストリテイリング100%子会社として2009年Ion Orchard店をオープンし、東南アジア初のユニクロ進出市場として始動した。「LifeWear」を掲げ、機能性素材・適正価格のSPAモデルを展開する。
ユニクロは1974年に山口県で創業した日本発のグローバルアパレルで、シンガポールは東南アジア戦略の起点となった重要市場である。
2026年5月時点で国内に約27〜29店舗を展開し主要モールをほぼ網羅する。Orchard Centralの「Global Flagship Store」は床面積約3,578㎡で東南アジア最大の旗艦店、2025年9月に大規模リニューアルした。
ファーストリテイリングが2025年10月公表の2025年8月期決算では、UNIQLO International事業の売上収益は前年比+11.6%の1兆9,103億円で、東南アジア地域が成長ドライバーとされた。
シンガポールではヒートテック・エアリズムの気候適合版を展開する現地カジュアル衣料市場の中核プレーヤーである。
出典:https://www.uniqlo.com/sg/en/
MUJI Singapore (無印良品 シンガポール)
MUJI Singapore Private Limited(無印良品シンガポール)は、株式会社良品計画の出資による現地法人としてシンガポール市場に進出した。「これでいい」を掲げ、衣服雑貨、生活雑貨、食品を統合展開するSPAモデルを採用する。
無印良品は1980年に日本で誕生し、「素材の選択」「工程の合理化」「包装の簡素化」を基本原則とする。シンガポールでも日本とほぼ同じラインアップを購入できる点が特徴である。
2026年5月時点で国内に10店舗超を展開し、Plaza Singapura、Paragon、JEM、Westgate、VivoCityなど主要モールに出店する。旗艦店「MUJI Plaza Singapura」はカフェ&ミールやEmbroideryサービスを併設する。
良品計画が2024年10月公表の2024年8月期決算では、海外事業は売上収益+10.4%の2,773億円、海外店舗数は682店舗で、シンガポールは東南アジア統括の重要拠点と位置付けられる。
アパレル分野ではオーガニックコットンTシャツや機能素材インナーを展開する衣料・雑貨融合型ライフスタイルブランドである。
出典:https://www.muji.com/sg/
GU Singapore (ジーユー・シンガポール)
GU Singapore(ジーユー・シンガポール)は、ファーストリテイリング傘下のGU Co., Ltd.が運営するヤング・トレンドファッションブランドのシンガポール法人である。「ファッションを、もっと自由に。」を掲げ、UNIQLOより一段カジュアル・トレンド寄りで価格を抑えたMDで10〜30代を中心に展開する。
シンガポールには2018年9月、Bugis+に東南アジア初出店する形で進出。2026年5月時点でBugis+旗艦店に加え、VivoCity、Jewel Changi Airport、IMM、Jurong Pointなど複数店舗を運営している。
ファーストリテイリングのIR資料(2024/25年度年次報告)では、GU事業全体の店舗数は2025年8月末時点で約486店舗、日本国外では香港・台湾・上海・米国に出店。2024年9月にはニューヨークSohoに初の海外旗艦店を開設した。
シンガポールではトレンド対応の高速回転MD、SNS連動型キャンペーン、デザイナーコラボで若年層認知を強化中である。
UNIQLOと並ぶグループの2本目の柱として主要プレイヤーである。
出典:https://www.gu-global.com/sg/
シンガポールの主要アパレル企業5選〜外資編〜
ZARA Singapore (ザラ・シンガポール)
ZARA Singapore(ザラ・シンガポール)は、スペイン・ガリシアに本拠を置くInditex Group(マドリード証券取引所上場、ITX)のフラッグシップブランドの現地子会社である。シンガポールには2002年に進出し、東南アジア戦略の中核拠点として展開してきた。
ZARAは1975年設立の世界最大級のアパレル小売業者で、企画・デザイン・製造・物流・販売を自社一貫するSPA業態を採る。高速サプライチェーン(リードタイム約2〜3週間)が強みである。
2026年5月時点でION Orchard、VivoCity、Westgate、Jewel Changi Airportなどに出店し、Zara Homeも展開する。マリーナベイ・サンズの旗艦店は約1,400㎡規模を誇る。
Inditex GroupのFY2024決算では売上が為替中立ベースで前年比+10.5%の€386億、店舗数は5,563店舗。FY2025では売上€399億、5,460店舗に集約した。
シンガポールではグローバルとほぼ同時の新作投入やデジタルアプリ活用が強みで、H&Mと並ぶ主要欧州系ファストファッションの双璧である。
出典:https://www.zara.com/sg/
H&M Singapore (エイチアンドエム・シンガポール)
H&M Singapore(エイチアンドエム・シンガポール)は、スウェーデン・ストックホルム本社のHennes & Mauritz AB(HM-B、ストックホルム証券取引所上場)の現地子会社が運営する世界的ファストファッションブランドである。シンガポールには2011年9月、Orchard BuildingにASEAN初の旗艦店をオープンして進出した。
プライスポイントはUNIQLOよりやや低く、トレンド対応の早さと有名デザイナー・セレブリティとのコラボを強みとする。
2026年5月時点ではOrchard Building、ION Orchard、VivoCity、JEMなどに展開し、ウィメンズ・メンズ・キッズからスポーツウェア・アクセサリーまで幅広く取り揃える。
親会社決算では、2024年12月期売上は約2,341億スウェーデン・クローナ、世界4,253店舗(77市場)を展開し、2025年は売上US$23,011百万(前年比+3.09%)と回復基調にある。
リサイクル素材の使用や古着回収プログラムなどサステナビリティ施策を推進し、ZARAと並ぶ欧州系ファストファッションの代表である。
出典:https://www2.hm.com/en_sg/
NEXT (ネクスト)
NEXT(ネクスト)は、1864年に英国で設立された老舗アパレルメーカーで、ロンドン証券取引所上場のNext plcが展開するファッションブランドである。元々は紳士向け仕立屋として出発し、1982年に現在の「Next」として小売事業を本格化した。婦人服、紳士服、ベビー服を中心に、シューズや生活雑貨まで幅広く取り扱う。
世界70カ国以上でオンライン販売、40カ国以上で店舗販売を行う。シンガポールでは1990年代後半に実店舗を構えた時期もあったが、現在は実店舗を持たず、公式オンラインストア「next.sg」を通じたEC専業で市場に接点を持つ。
2026年5月時点でnext.sgは稼働中で、ウィメンズ・メンズ・キッズのアパレルに加えホームウェア・ビューティを取り扱い、迅速な配送を提供する。物流網を活かしたフルフィルメントが強みである。
グループは自社の物流・ITインフラを他社ブランドのEC運営に提供する「NEXT Total Platform」を成長戦略に据え、ブランドの枠を超えたプラットフォーム事業を拡大している。
シンガポールでは英国系アパレルをオンラインで届けるEC接点として機能している。
出典:https://www.next.sg/en
Louis Vuitton Singapore (ルイ・ヴィトン・シンガポール)
Louis Vuitton Singapore(ルイ・ヴィトン・シンガポール)は、パリ本社のLVMH Moët Hennessy Louis Vuitton SE(MC.PA、Euronext Paris上場)傘下メゾン「Louis Vuitton Malletier」の現地子会社である。シンガポールに複数旗艦店を構え、東南アジアのブランド・ハブに位置付けられる。
旗艦店はION Orchard、Marina Bay Sands、Ngee Ann City(高島屋)にあり、ION Orchardの2拠点は東南アジア最大級である。duplex storeは2024年5月に大規模リニューアルを完了し、約905㎡の2階建て、初の曲面ガラスファサード、メンズ専用フロアを備えた。
LVMH全体の2024年12月期決算では売上収益€846億、Fashion & Leather Goods部門は€391億で中核を構成する。
商品はモノグラム・ダミエ等のコアバッグに加え、RTW、シューズ、ジュエリー、フレグランスを網羅する。
シンガポールのラグジュアリーアパレル市場の頂点に位置する主要外資である。
出典:https://sg.louisvuitton.com/eng-sg/homepage
Gucci Singapore (グッチ・シンガポール)
Gucci Singapore(グッチ・シンガポール)は、フィレンツェ本社のGucci s.r.l.の現地子会社で、フランスのKering S.A.(KER.PA、Euronext Paris上場)のフラッグシップ・メゾンである。1921年Guccio Gucci創業の、イタリア発世界最大級ラグジュアリーブランドである。
シンガポールではMarina Bay Sands、ION Orchard、Paragon、Ngee Ann City、Changi Airportに展開する。Marina Bay Sandsの旗艦店は2階建て・約981㎡で、RTW、レザーグッズ、シューズ等を展開する東南アジアの中核店舗である。
同店は2024年に大規模リニューアルし、ダークグリーンと大理石のファサード、南アジア太平洋初の店内アートウォール、現地アーティストKelly Limerickによる3Dアートを採用した。
Keringの2024年12月期決算ではグループ売上€171億、うちGucciは€77億規模で、新体制でブランド再建期に入っている。
富裕層・観光客需要を取り込むラグジュアリー基幹ブランドである。
出典:https://www.gucci.com/sg/en_gb/
FAQ
シンガポールのアパレルファッション市場の特徴は何ですか?
シンガポールのアパレルファッション市場は多文化背景と経済成長を背景に、多様なブランドが競合する活気あふれる市場です。ローカルブランドと大手国際ブランドの両方が存在し、それぞれ独自の戦略を展開しています。
シンガポールの主要なローカルアパレルブランドにはどのようなものがありますか?
主要なローカルブランドには、オンシュンムガム、サブリナゴ、イングッドカンパニー、ビヨンド・ザ・ビネッシュ、サタデークラブ、エッセがあります。これらは伝統を融合した洗練されたデザインや、ジェンダーレス、サステナビリティに取り組むなど、特色あるブランドです。
シンガポールの日系アパレルブランドにはどのようなものがありますか?
代表的な日系ブランドにはユニクロと無印良品があります。ユニクロは多彩な商品展開と店舗展開を続けており、シンガポールでも新しい店舗を開設しています。無印良品はシンプルで高品質な商品を提供し、日本とほぼ同じラインアップが楽しめます。
外資系ブランドの中でシンガポールで展開している有名ブランドは何ですか?
シンガポールではザラ、エイチアンドエム、ザラといったスペインやスウェーデンのブランドが展開されています。これらはトレンド感度の高い商品やサステナブルな取り組みを推進しています。
シンガポールのアパレル市場に参入を考えている企業にとって重要な情報は何ですか?
市場の多様性と競争の激しさを理解し、ローカルと国際ブランドの戦略や消費者の嗜好を把握することが重要です。また、サステナビリティやデジタル化への対応も成功の鍵となります。

