台湾旅行業界を制する主要企業:日本企業が知っておくべき市場構造とキープレイヤー

台湾 旅行業界 業界地図

台湾の旅行業界は、雄獅旅遊や易遊網などローカル大手がオンライン化を進める一方、日系のHISやJTB、外資のExpediaやKlookも参入する市場です。台湾の主要企業は個人旅行需要の取り込みとデジタル化に注力しています。

今回は、そんな台湾の旅行業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて18社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

台湾の主要旅行企業11選〜ローカル編〜

Lion Travel (ライオントラベル)

雄獅旅遊(ライオントラベル)は1977年に創業した台湾最大手の総合旅行会社であり、台湾証券取引所に上場する唯一の旅行企業でもある(証券コード2731)。団体旅行から個人手配、航空券・ホテル予約、オンライン販売まで幅広く手掛け、情報技術を軸とした経営システムを強みに規模を拡大してきた。

事業の柱の一つがオンライン予約サイトの運営であり、デジタル変革と会員制度の強化、グローバル展開を成長戦略の中心に据えている。訪日旅行市場にも積極的で、日本の体験予約サービスとの連携など台湾人の日本旅行需要の取り込みを進めている。

2025年通期の売上高は約300億台湾ドルに達して前年比で増収となり、EPSは17.49元と同業を大きく上回る収益力を示した。コロナ禍で最も落ち込んだ2022年から急回復し、2024年以降はほぼコロナ前の水準へ戻している。

2026年時点では、航空座席供給の回復や連休の増加を追い風に、台湾の旅行業界を牽引する存在として成長の継続が見込まれている。

出典:https://www.liontravel.com/

Colatour (コーラツアー)

可樂旅遊(コーラツアー)は、1978年設立の康福旅行社を母体とする台湾大手の旅行会社である。2023年に社名を康福旅行社から可樂旅遊へと改め、台北市に本社を置いて台湾各地に支店を展開している。団体旅行、社員旅行、個人旅行、航空券手配のほか、ホテル予約やパッケージツアー、クルーズ、鉄道旅行まで幅広い旅行商品を扱う。

グループの年間営業額は140億台湾ドルを超え、団体旅行客は年間25万人以上、従業員は約550名を数える。全国に9つの支店を持ち、公式サイトの会員は120万人規模に達している。

JR西日本と連携した「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の台湾独占販売など、企画力を活かした差別化にも取り組む。近年は東京に「康福旅行社」名義の拠点を開設し、日本での予約システム導入など海外展開を加速させている。

2024年には5年ぶりの取引先向け高峰論壇を開催して株式上場計画を始動させ、世代交代とデジタル変革を経営目標に掲げた。2026年時点でも事業拡大を続けている。

出典:https://www.colatour.com.tw/

ez Travel (易遊網/イージートラベル)

易遊網(イージートラベル)は2000年に設立された台湾を代表するオンライン旅行会社であり、台北市中山区に本社を置く。台湾で初めてオンライン旅行事業を本格展開した先駆けとされ、現在は中国の携程(Trip.comグループ)の傘下にある。

ウェブサイトとアプリを通じて、航空券、ホテル、パッケージツアー、レンタカー、現地アクティビティなど幅広い旅行商品を提供する。台湾のツアー行程の約85%を網羅し、50社を超える旅行会社と接続するプラットフォーム型の事業モデルを特徴とする。

2025年通期には個人航空券販売が350万航段(前年比40%増)、グローバル宿泊予約売上が75億台湾ドルを突破し、いずれも過去最高を更新した。アプリ経由の注文が全体の約7割を占め、累計ダウンロードは400万を超える。

2026年時点では、予約から旅程管理までを一つに束ねる「スーパーApp」への転換を進めており、携程グループのネットワークを活かした成長を図っている。

出典:https://www.eztravel.com.tw/

South East Travel (セットツアー)

東南旅行社(セットツアー)は1961年に設立された台湾で最も歴史の長い老舗旅行会社の一つであり、台北市に本社を構える。「用心服務 用情導遊」の理念のもと、60年以上にわたり台湾の旅行業界をリードしてきた。

団体旅行や個人旅行、航空券・ホテル予約といった基本サービスに加え、クルーズ、鉄道旅行、教育旅行、インバウンド・アウトバウンドまで幅広く手掛ける。台湾国内旅行、日本旅行、東南アジア旅行に強みを持つ。

台湾全土に40店舗以上の実店舗網を展開し、ISO9001認証や金質サービス賞など数々の評価を得ている。交通部観光署に総合旅行業として登録し、営業を継続している。

2025年には副董事長が各国の二・三線都市への路線拡大とテーマ型商品の開発を経営方針に掲げた。日本が最も人気の渡航先となっており、桜や大阪万博など季節商品に注力している。2026年時点でも安定した成長を続けている。

出典:https://www.settour.com.tw/

Life Tour (ライフツアー)

五福旅遊(ライフツアー)は1988年に設立された台湾の中堅総合旅行会社であり、2018年に台湾のOTC市場(櫃買中心)へ上場した(証券コード2745)。資本額は約3.38億台湾ドルで、台北を拠点に桃園、台中、台南、高雄などへ営業所を展開している。

団体旅行、個人旅行、航空券・ホテル予約に加え、海外旅行、国内旅行、テーマ旅行、教育旅行など幅広いサービスを提供し、特に日本旅行に力を入れている。B to CとB to Bの双方に対応し、季節ごとのキャンペーンやカード会社との提携施策も積極的に展開する。

2024年通期の売上高は75.64億台湾ドルと前年比約52%増で過去最高を記録し、EPSも9.07元と歴代最高を更新した。東南アジア路線が前年比107%増と急成長し、韓国線や長距離線も約30%伸びた。

2025年時点では、商品の多様化と販路・人材の拡大を成長戦略に掲げ、北中南の大型旅行博へ積極的に出展している。

出典:https://www.lifetour.com.tw/

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Richmond Tours (リッチモンドツアーズ)

山富旅遊(リッチモンドツアーズ)は1988年に設立された台湾の総合旅行会社であり、2020年にOTC市場(櫃買中心)へ上場した(証券コード2743)。資本金は約4.68億台湾ドルで、台北本社のほか板橋、新竹、台中、高雄など台湾各地に拠点を持つ。

「山富旅遊」「富裕人生」のブランドで、海外団体旅行、国内ツアー、インバウンド、航空券・ホテル予約、企業出張、会議・展示会手配など幅広いサービスを提供する。特にクルーズ旅行とチャーター便に強みを持ち、台湾高鉄の代理販売も手掛ける。

2025年通期の売上高は約67.19億台湾ドル、EPSは3.94元と黒字を継続した。自由旅行向けの航空券が前年比で3割増となり、包機(チャーター便)の再開やクルーズ事業が収益を押し上げている。

2026年時点では、高雄発の日本方面クルーズなど独自のチャーター企画を軸に、航空券・チャーター・クルーズの三本柱で事業拡大を進めている。

出典:https://www.travel4u.com.tw/

Phoenix Tours (フェニックスツアーズ)

鳳凰旅遊(フェニックスツアーズ)は1957年に設立された台湾を代表する老舗総合旅行会社であり、前身は亞洲旅行社である。2011年には台湾の旅行会社として初めて台湾証券取引所へ上場を果たした(証券コード5706)。資本金は約8.49億台湾ドル、従業員は約200名を擁する。

国内外の団体旅行、クルーズ、航空券・ホテル予約、自由旅行、インバウンド、ハネムーン、テーマ旅行など幅広いサービスを提供し、特に豪華クルーズやリバークルーズのチャーター事業に注力している。台北、桃園、台中、台南、高雄など各地に拠点を持つ。

2024年通期の連結売上高は31.45億台湾ドルと前年比約43%増で上場来最高を更新し、EPSは3.75元となった。近年は小琉球や高雄でのホテル事業にも進出し、事業を多角化している。

2025年時点では法人予想EPSが4.4元を超える水準とされ、クルーズとホテルを軸に成長を続けている。

出典:https://www.travel.com.tw/

Best Tour (ベストツアー)

喜鴻旅遊(ベストツアー)は台湾の総合旅行会社であり、台北の松江路に本社を置く。前身の東鴻旅行社台北支社は1995年に設立され、その後喜鴻旅行社として事業を拡大してきた。台北本社に加え、桃園、新竹、台中などに支社を構える。

世界各国の団体旅行のほか、個人旅行、航空券、ホテル予約、テーマ旅行、企業研修旅行まで幅広い旅行サービスを提供する。特に日本旅行、ヨーロッパ旅行、ニュージーランド・オーストラリア旅行に強みを持つ。

創業当初からエバー航空の団体券取扱いで台湾上位に成長し、2003年には台湾の旅行会社として先駆けて北海道に支店を設けるなど、日本方面を早くから重視してきた。公式サイトでは繁体字・簡体字・英語・日本語の多言語対応でオンライン予約を提供している。

2019年には自社アプリ「喜鴻旅遊APP」を投入してスマートフォン完結型のサービスを整え、デジタル化を先行させた。2026年時点でもツアー販売を継続している。

出典:https://www.besttour.com.tw/

Super Power (スーパーパワー)

活力假期(スーパーパワー)は台中市西区に本部を置く台湾の総合旅行会社である。9.11やSARSといった逆風を乗り越え、20年以上にわたり堅実な経営を続けてきた地域密着型の旅行代理店であり、代表者は吳進昆が務める。

ビザ手配、ビジネス旅行、海外旅行、ハネムーン、社員旅行、国内旅行、ゴルフツアーのほか、個人旅行や航空券・ホテル予約、客製化された旅行プランまで幅広く手掛ける。台中に本部を置くことから台中発の商品が豊富で、中部在住の旅行者にとって利便性が高い。

台湾品質保障協会の会員として品質面の信頼を掲げ、個人だけでなく企業や団体向けの旅行手配にも対応している。公式サイトを通じてオンラインでの問い合わせや予約を受け付けている。

2025年から2026年にかけては、星宇航空の台中直行便を活かした神戸や沖縄など日本方面のツアーに加え、フーコックなど東南アジア方面の商品も催行している。

出典:https://www.super-power.com.tw/

KKday (ケーケーデイ)

KKday(ケーケーデイ)は2014年に台北で創業した台湾発のオンライン旅行会社であり、現地ツアーやアクティビティ、各種チケットといったレジャー体験の予約に特化したプラットフォームを運営する。創業者の陳明明がCEOを務め、本社を台北に置く。

92か国550都市以上をカバーし、取扱商品は約35万件を超える。台湾、香港、日本、韓国、シンガポール、タイ、ベトナム、豪州など11の国と地域に拠点を持ち、従業員は約1,000名に上る。訪日領域に強く、日本法人を通じてじゃらんや食べログとの提携も進めている。

体験予約に加え、B2B向けSaaS「Rezio」や高級旅行ブランドなど事業を多角化し、台湾を代表する旅行系スタートアップへと成長してきた。

2024年には創業10周年に合わせて約7,000万米ドルを追加調達し、日本のクールジャパン機構などが出資した。同年8月には月間の流通総額が過去最高を記録するなど、2026年時点でも成長を続けている。

出典:https://www.kkday.com/

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Star Travel (スタートラベル)

燦星旅遊(スタートラベル)は台湾の総合旅行会社であり、台湾のOTC市場(櫃買中心)に上場する数少ない旅行企業の一つである(証券コード2719)。近年は台鋼集団(台湾スチールグループ)の傘下に入り、資本基盤を強化した。正式名称は台鋼燦星国際旅行社である。

団体旅行、個人旅行、航空券・ホテル手配など幅広い旅行サービスを提供し、オンラインとリアル店舗を組み合わせた販売網を持つ。上場企業として月次の営業収入を公表し、経営の透明性を保っている。

コロナ後は業績が急回復し、2024年3月の単月売上は前年同月比で大幅に増加した。財務は黒字体質を維持しており、自己資本利益率も高い水準にある。

一方で2026年第1四半期の売上高は5.23億台湾ドルと前年同期比で減少するなど、市場環境の変化に応じた調整も見られる。2026年時点でも上場を維持し営業を継続している。

出典:https://www.startravel.com.tw/

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台湾の主要旅行企業3選〜日系編〜

JR East Creative Tours (ジェイアール東日本創造旅遊)

JR東日本創造旅遊(旧・創造旅行社)は、1990年に台北で設立されたJR東日本グループの台湾現地法人である。JAA日本アジア航空の旅行会社として発足し、2018年に現在の社名へ改称した。本社は台北市に置き、台湾発の日本旅行を専門とするスペシャリストとして事業を展開している。

主な業務は、台湾発の日本行きリテール・ホールセール旅行、世界各国の航空券販売、ビザ代理申請、宿泊や出張の手配、社員旅行、団体・個人旅行の手配などである。日本各地の鉄道商品や周遊券の販売、JR東日本と提携した鉄道旅行商品の展開を特徴とする。

JR PASSの販売や鉄道を軸とした日本旅行商品に強みを持ち、公式サイトは日本語と中国語(繁体字・簡体字)に対応する。2017年には日本国内に精算拠点を設けるなど、訪日旅行の体制を整えてきた。

2021年にはグループ内で資本関係の整理が発表され、JR東日本グループの一員としての位置づけが明確になった。2026年時点でも台北本社で営業を継続している。

出典:https://www.ctt.tw/

HIS Taiwan (エイチ・アイ・エス)

HIS台湾(三賢旅行社股份有限公司)は、日本の大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)の台湾現地法人であり、1990年に設立された。本社は台北市中山区の南京東路に置き、資本金は4,200万台湾ドル、従業員は約107名を数える。

台湾において海外旅行、国内旅行、航空券・ホテル予約、オプショナルツアー、企業研修旅行、MICEの手配など幅広い旅行サービスを提供する。特に日本旅行に強みを持ち、豊富な商品ラインナップと質の高いサービスで顧客を獲得してきた。

公式サイトは繁体字・簡体字・日本語の多言語に対応し、台湾市場で長年培ったネットワークを背景に信頼される旅行パートナーとしての地位を築いている。系列にはホテル事業との関連も見られる。

親会社のHISは2025年10月期決算で増収を確保する一方、トルコ関連の特別損失などで純利益は減少した。海外店舗の整理が進むなかでも台湾拠点は営業を継続している。

出典:https://www.his-tw.com.tw/

JTB Taiwan (ジェイティービー)

JTB台湾(世帝喜旅行社股份有限公司)は、日本のJTBの台湾現地法人であり、2004年に営業を開始した。JTBグループとしては71番目の在外拠点にあたり、社名の「世帝喜」は旧組織名STCの中国語読みに由来する。台北に本社を置き、2017年には高雄営業所を開設して2拠点体制を整えた。

主な業務は、ルックJTBをはじめとする企画旅行商品、個人旅行、団体旅行、教育旅行の手配、そして台湾から日本を含む世界各地への旅行手配である。近年はインバウンド旅行の誘致やMICE事業にも力を入れている。

2008年には台湾名産品を扱う「世帝喜商事」を設立し、マンゴーやパイナップルケーキなどの販売も手掛けるなど、旅行以外の事業も展開している。

2024年には台湾・新北市の自治体や致理科技大学と連携協定を結び、教育旅行と地域創生を組み合わせたプログラムを開始した。2026年時点でも台湾と世界を結ぶ架け橋として営業を続けている。

出典:https://www.jtbcorp.jp/jp/jtb_group/jtbtw/index.asp

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台湾の主要旅行企業4選〜外資編〜

American Express Global Business Travel (グローバルビジネストラベル)

歐美亞商務旅行社股份有限公司(グローバルビジネストラベル)は、法人向け出張管理で世界大手のアメリカン・エキスプレス・グローバル・ビジネス・トラベル(Amex GBT)の台湾拠点であり、2014年に設立された総合旅行会社である。台北市松山区に本社を置き、桃園や新竹にも支社を構える。資本額は1億台湾ドルに上る。

企業旅行に特化し、クラス最高水準の予約テクノロジーとスマートアナリティクスを活用して、出張手配、経費管理、会議・イベント手配、出張者サポート、コンサルティングなどを包括的に提供する。アメリカン・エキスプレスとの関係を背景に、グローバルネットワークを強みとする。

親会社のAmex GBT(NYSE上場)は2025年にCWTの買収を完了し、同年第3四半期には売上が前年同期比13%増、通期でも黒字化を達成した。

台湾では交通部観光署への登録と契約履行保証保険が2027年まで有効で、2026年時点でも法人出張の分野で営業を継続している。

出典:https://www.amexglobalbusinesstravel.com/

S.H. Tours (エスエイチツアーズ)

格緻旅行社股份有限公司(S.H. Tours)は、1980年に米国カリフォルニア州でシャングリラトラベルとして創業した旅行会社であり、その台湾拠点として台北にも事務所を構える。当初はアメリカへのインバウンドツアーを専門とし、米国在住の華僑コミュニティから厚い信頼を得てきた。

その後アウトバウンド部門を設け、アメリカ在住者向けに中国本土、香港、台湾、日本、東南アジアなどアジア各地への旅行手配を開始した。これまでに12万人以上の海外旅行を実現し、インバウンドでは現在も年間約2万人をアメリカ各地へ案内している。

サンフランシスコの本社を軸に、ロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴのほか台北や広州にもネットワークを持ち、IATAやASTA、NTAといった業界団体に加盟している。

米国国立公園ツアーやアラスカのオーロラ鑑賞など独自色の強い商品を強みとし、公式サイトでのオンライン予約を提供している。2026年時点でも台北事務所を通じて営業を継続している。

出典:https://www.shtravel.com.tw/

Expedia (エクスペディア)

智遊網(エクスペディア)は、世界最大級の総合旅行サイトを運営するエクスペディア・グループ(NASDAQ上場)の台湾向けサービスである。2011年に台湾にオフィスを設立し、2014年からオンライン販売を開始して以来、台湾で急成長を遂げてきた。

ホテル、航空券、パッケージツアー、レンタカー、現地ツアーやアクティビティなど、旅行に必要なあらゆるサービスを手頃な価格で予約できる点を特徴とする。世界中に数十万軒を超えるホテルパートナーを持ち、格安から高級まで幅広い価格帯の宿泊施設を扱う。

台湾では独立した現地法人ではなく、中国語にローカライズされたサイト「智遊網」として運営され、クレジットカード優待と連携した販促を継続している。

グループの2025年通期売上高は約147億米ドルと前年比8%増、総取扱高は約1,196億米ドルに達した。B2B事業とAI活用を成長の原動力とし、2026年時点でも台湾市場で存在感を保っている。

出典:https://www.expedia.com.tw/

Klook (クルック)

Klook(クルック)は2014年に設立された香港発の旅行体験プラットフォームであり、現地ツアーやアクティビティ、チケット、交通手配などをオンラインで提供する。共同創業者の一人は台湾出身で、台湾市場でも極めて大きな規模を持ち、KKdayと並ぶ存在となっている。

世界各地の体験商品を扱い、2024年の流通総額は25億米ドル、売上高は約4.17億米ドル、年間予約は6,500万件を超えた。累計調達額は10億米ドルを上回り、アジアを代表する旅行テック企業へと成長している。

2025年1月から9月の流通総額は前年同期比で約31%増となり、調整後EBITDAで初の黒字化を達成した。旅行需要の回復を背景に事業拡大を続けている。

2025年11月には米国でIPOの登録書類を提出し、ニューヨーク証券取引所への上場を目指すことを明らかにした。2026年時点でも台湾を主要市場の一つとして展開している。

出典:https://www.klook.com/

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FAQ

台湾の旅行業界の主要企業はどれですか?

台湾の旅行業界を牽引する主要企業には、雄獅旅遊、可樂旅遊、易遊網、東南旅行社、山富旅遊、五福旅遊、喜鴻旅遊、活力假期、鳳凰旅遊、などがあります。

雄獅旅遊の特徴は何ですか?

雄獅旅遊は台湾最大手の旅行会社の一つで、オンライン予約サイトの運営や日本市場向けのサービス展開に強みを持ち、多数の拠点と実績があります。

台湾のオンライン旅行代理店にはどんなものがありますか?

台湾を代表するオンライン旅行代理店には、易遊網があり、多くのホテル、航空券、パッケージツアー、レンタカーなどの旅行商品を提供しています。

日系企業が台湾の旅行業界に参入している例はありますか?

はい、JR東日本創造旅遊やHISといった日系企業が台湾で旅行商品やサービスを展開しています。

投稿者アバター
陳 千慧 Taiwan-Based Industry Analyst
台北在住の台湾人。東北大学で修士号を取得後、7年以上にわたりIT企業でマーケティングを担当。デジタルマーケティングと市場分析を専門とし、製品の市場導入やブランド戦略を得意とする。
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