【最新版!】韓国の主要銀行業界16選〜金融・法人サービス業界〜

韓国 銀行業界 業界地図

韓国の銀行業界は、KB国民銀行・ハナ銀行・新韓銀行・ウリィ銀行の4大金融グループが市場を占める寡占構造です。デジタルバンキングの拡大を背景に、主要企業は非対面サービスへの投資と海外拠点の拡充を進めています。

今回は、そんな韓国の銀行業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて16社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

韓国の主要銀行企業9選〜ローカル編〜

KB Kookmin Bank (ケービークンミンギンコウ)

1963年設立の韓国住宅金庫を源流とし、2001年の国民銀行と住宅銀行の合併を経て発足した韓国最大級の商業銀行である。KB金融グループの中核を担い、個人・法人・海外の各部門を幅広く展開している。

国内店舗網は約700店規模で、家計向け住宅ローンや資産管理に強みを持つ。デジタル化にも積極的で、モバイルプラットフォーム「KBスターバンキング」の利用者拡大を進めている。

持株会社であるKB金融グループの2024年通期決算では、当期純利益が約5兆ウォンと過去最高を更新し、国内金融グループの首位に立った。

アメリカ、中国、ベトナムなど海外拠点の拡充も継続しており、2020年代はアジアを中心とした非銀行・海外事業の強化を経営方針の柱に据えている。2026年時点でも国内リテール首位級の地位を維持している。

出典:https://www.kbstar.com/

Hana Bank (ハナギンコウ)

1971年設立の韓国投資金融を前身とし、1991年に銀行へ転換したハナ金融グループの中核銀行である。2015年に外換銀行と統合し、外国為替業務に強い総合銀行として国内有数の規模を持つ。

外国為替・貿易金融に伝統的な強みを持ち、法人向け取引や富裕層向け資産管理でも高い評価を得ている。全国の店舗網に加え、中国・アメリカ・日本など海外拠点を広く展開している。

持株会社ハナ金融グループの2024年通期決算では、当期純利益が約3.7兆ウォン規模となり、堅調な利息収益に支えられ高水準の収益を維持した。

近年はデジタル金融プラットフォーム「ハナワンキュー」を軸に非対面サービスを拡充している。2026年時点でも4大金融グループの一角として存在感を保っている。

出典:https://www.kebhana.com/

Shinhan Bank (シンハンギンコウ)

1982年に創立された新韓金融グループの中核銀行である。在日韓国人の出資を母体に設立された経緯を持ち、設立当初から個人金融とデジタル化で先進的な取り組みを重ねてきた。

国内最大級の店舗網と法人基盤を有し、企業金融・リテール・資産管理をバランスよく展開している。1993年の国内初の無人店舗開設など、業界に先駆けた技術導入の歴史を持つ。

持株会社の新韓金融グループの2024年通期決算では、当期純利益が約4.5兆ウォンと前年を上回り、国内上位の収益力を示した。2025年通期では約5兆ウォンに迫る水準へ拡大している。

日本、香港、ベトナムなど海外現地法人・支店を多数展開し、デジタルバンク「SOL」を通じた非対面戦略を強化している。2026年時点でも大手の地位を維持している。

出典:https://www.shinhan.com/index.jsp

Woori Bank (ウリギンコウ)

1899年設立の大韓天一銀行を源流とする、韓国で最も長い歴史を持つ商業銀行の一つである。数次の統合を経て、現在はウリ金融グループの中核銀行として法人・個人金融を幅広く手掛けている。

企業金融や外国為替に強みを持ち、公共・政策関連取引でも重要な役割を担ってきた。全国の店舗網と海外ネットワークを通じ、貿易金融やグローバル送金サービスを展開している。

持株会社ウリ金融グループの2024年通期決算では、当期純利益が約3兆ウォン規模となった。近年は証券・保険など非銀行部門の拡充を通じた総合金融グループ化を進めている。

モバイルアプリ「ウリウォンバンキング」を軸にデジタル基盤を強化しており、2026年時点でも4大銀行の一角を占めている。

出典:https://spot.wooribank.com/pot/Dream?withyou=bp

Industrial Bank of Korea (IBK企業銀行)

1961年に中小企業の育成を目的として設立された政策金融機関であり、中小企業向け融資で国内最大級の基盤を持つ国策系の商業銀行である。

中小企業金融に特化した業態を強みとし、政策資金の供給や創業支援、海外進出支援などを幅広く手掛けている。1990年代以降はアメリカや東南アジアなど海外拠点の拡充も進めてきた。

モバイルバンキング「i-ONE Bank(アイワンバンク)」など非対面サービスを拡充しており、2020年代には国際的な中小企業金融の表彰も受けている。2024年通期でも安定した利息収益を確保した。

韓国政府が筆頭株主として関与する特殊銀行であり、景気変動下でも中小企業への資金供給という政策的役割を担い続けている。2026年時点でも中小企業金融の中核を占めている。

出典:https://www.ibk.co.kr/

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NH Nonghyup Bank (エヌエイチノンヒョプギンコウ)

農業協同組合を母体とし、農協の金融部門を担う特殊銀行として全国最大級の店舗・支店網を持つ。2012年の事業構造改革でNH農協金融グループ傘下のNH農協銀行として発足した。

農村地域を含む広範な店舗網を強みとし、個人向け金融から公共預金、政策金融まで幅広く手掛けている。地域密着の基盤に加え、都市部でもリテール取引を拡大している。

持株会社NH農協金融グループの2024年通期決算では、当期純利益が約2.4兆ウォンと過去最高を更新し、非銀行部門の成長が寄与した。

ニューヨーク、北京、ハノイ、ロンドンなどに拠点を構え、海外事業も段階的に拡大している。2026年時点でも全国屈指の店舗網を背景に安定した基盤を維持している。

出典:https://www.nhbank.com/nhmn/KO_NHMN_01.do

iM Bank (DGB大邱銀行)

1967年に韓国初の地方銀行として設立された大邱・慶尚北道地盤の銀行である。DGB金融グループの中核を担い、地域経済に密着した中小企業金融と個人金融を展開してきた。

2024年5月には地方銀行として初めて全国営業が可能な市中銀行(全国商業銀行)へ転換し、ブランド名を「iM Bank(アイエムバンク)」へと刷新した。これは32年ぶりの新規市中銀行認可であり、業界で大きな注目を集めた。

従来の大邱・慶北の店舗網を基盤としつつ、市中銀行化に伴い全国での店舗・非対面チャネル拡大を進めている。低コストのデジタル運営を志向している。

地域密着の実績と全国展開の両立を目指す転換期にあり、2026年時点では新たな成長戦略の途上にある。

出典:https://www.dgb.co.kr/dgb_ebz_main.jsp

Busan Bank (プサンギンコウ)

1967年に釜山地域を地盤として設立された地方銀行であり、現在はBNK金融グループの中核銀行として釜山・慶尚南道を中心に事業を展開している。

地域の中小企業金融と個人金融に強みを持ち、地方自治体の金庫業務など公共取引でも重要な役割を担ってきた。釜山圏を中心に稠密な店舗網を維持している。

BNK金融グループは釜山銀行と慶南銀行を傘下に持ち、2024年通期でも地方金融グループとして安定した収益基盤を確保した。近年はデジタルチャネルの強化と非利息収益の拡大を進めている。

中国・ベトナム・インドなどにも拠点を持ち、地域企業の海外進出を支援している。2026年時点でも地方銀行を代表する存在として地域経済を支えている。

出典:https://www.busanbank.co.kr/ib20/mnu/BHPBKI381001001

KakaoBank (カカオバンク)

2016年に設立され2017年に営業を開始した、韓国を代表するインターネット専業銀行である。カカオの巨大なモバイル基盤を背景に急成長を遂げてきた。

店舗を持たずモバイルアプリのみで完結する非対面型の業態を強みとし、口座開設や送金、住宅・信用ローンを簡便な操作で提供する。2024年末時点の顧客数は約2,490万人に達し、総資産は約62.8兆ウォンとなった。

2021年に韓国取引所(KRX)へ上場した。2024年通期決算では非利息収益の拡大に支えられ、当期純利益が過去最高を更新した。

プラットフォーム連携による手数料・広告収益や、東南アジアなど海外事業への展開も模索している。2026年時点で国内最大のインターネット銀行として存在感を強めている。

出典:https://www.kakaobank.com/

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韓国の主要銀行企業3選〜日系編〜

MUFG Bank (エムユーエフジーギンコウ)

2018年に三菱東京UFJ銀行から改称した、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の日本最大手の商業銀行である。源流は1919年設立の三菱銀行などにさかのぼる。

世界50カ国以上に拠点を展開するグローバルバンクであり、韓国ではソウル支店を通じて主に日系企業や大手法人向けの金融サービスを提供している。

2024年度(2025年3月期)の三菱UFJフィナンシャル・グループの連結純利益は約1.8兆円と過去最高を更新し、国内外の貸出・手数料収益がけん引した。

アジア地域での法人取引拡大を成長戦略の柱に据えており、韓国拠点も日韓間の貿易・投資金融の窓口として機能している。2026年時点でも日系メガバンクとして韓国に安定的に展開している。

出典:https://www.bk.mufg.jp/global/

Mizuho Bank, Ltd. (ミズホギンコウ)

2013年にみずほ銀行とみずほコーポレート銀行が合併して発足した、みずほフィナンシャルグループ傘下のメガバンクである。国内外に広範なネットワークを持つ。

韓国ではソウル支店を通じ、日系企業や大手法人を対象とした貸出・外国為替・貿易金融サービスを提供している。海外約40カ国のネットワークを活かしたグローバル取引に強みを持つ。

みずほフィナンシャルグループの2024年度(2025年3月期)連結純利益は約8,800億円規模と好調で、法人・市場部門の収益拡大が寄与した。

近年はアジアを中心とした海外事業とデジタル・非対面サービスの強化を進めており、韓国拠点も日韓ビジネスを支える役割を担う。2026年時点でも主要な日系銀行として韓国に存在している。

出典:https://www.mizuhogroup.com/bank

Sumitomo Mitsui Banking Corporation (ミツイスミトモギンコウ)

1876年創立の三井銀行を源流とし、2001年にさくら銀行と住友銀行の合併により発足した、三井住友フィナンシャルグループ傘下のメガバンクである。

韓国ではソウル支店を通じて、日系企業や大手法人を対象とした貸出・外国為替・貿易金融などのサービスを提供している。効率的な経営と高い収益力で知られる。

三井住友フィナンシャルグループの2024年度(2025年3月期)連結純利益は約1.1兆円超と過去最高を更新し、国内外の貸出収益や決済ビジネスが好調に推移した。

アジア新興国を含む海外展開を積極化しており、韓国拠点も日韓間の企業金融を支える窓口となっている。2026年時点でも主要な日系メガバンクの一つとして韓国で事業を継続している。

出典:https://www.smbc.co.jp/global/

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韓国の主要銀行企業4選〜外資編〜

Bank of China (中国銀行)

1912年設立の中国四大国有商業銀行の一つであり、外国為替・貿易金融の分野で長い歴史と国際的な事業基盤を持つ。韓国には中国系銀行として最初に進出した銀行である。

1992年にソウルに代表事務所を設立し、1994年に支店を開設した。以後、安山・大邱・九老などに拠点を広げ、韓中間の貿易・送金・人民元建て取引を中心にサービスを展開してきた。

親会社である中国銀行は香港・上海証券取引所に上場し、2024年時点でも総資産で世界有数の規模を誇る国際銀行として事業を続けている。

韓国では在韓中国系企業や韓中貿易に関わる法人取引を主力とし、人民元決済のハブ機能を担っている。2026年時点でも中国系銀行の代表として韓国で営業している。

出典:https://www.bankofchina.com/kr/kr/index.html

ICBC (中国工商銀行)

1984年に設立された中国工商銀行であり、総資産で世界最大級の規模を持つ中国四大国有商業銀行の一つである。個人・法人金融を幅広く手掛けている。

韓国にはソウル支店を中心に釜山などへ拠点を展開し、韓中間の貿易金融・人民元決済・企業向け融資を主力業務としている。中国本土との強固なネットワークを強みとする。

親会社の中国工商銀行は上海・香港証券取引所に上場し、2024年時点でも世界の銀行ランキングで上位を維持するなど、国際的に高い信用力を有している。

デジタル金融やフィンテック分野でも積極的な投資を行い、モバイルバンキング利用者を拡大している。2026年時点でも在韓中国系企業を主要顧客として韓国で事業を継続している。

出典:https://www.icbc-ltd.com/

Agricultural Bank of China (中国農業銀行)

1951年に設立された中国農業銀行であり、農村・都市部を網羅する広範な店舗網を持つ中国四大国有商業銀行の一つである。2009年に株式会社へ改組した。

2010年に上海・香港証券取引所へ同時上場し、総資産で世界有数の規模を誇る。韓国ではソウル支店を拠点に、韓中間の貿易金融や企業向け融資を提供している。

中国本土の膨大な顧客基盤とネットワークを背景に、人民元建て取引や決済業務で強みを持つ。2024年時点でも安定した資産規模と収益基盤を維持している。

韓国では在韓中国系企業や韓中ビジネスに関わる法人を主要顧客としており、両国間の資金の橋渡し役を担っている。2026年時点でも中国系銀行の一角として韓国で営業を続けている。

出典:http://www.kr.abchina.com/kr/default.htm

Standard Chartered Bank Korea (エスシージェイルギンコウ)

1929年設立の朝鮮貯蓄銀行を源流とする第一銀行を前身とし、2005年に英スタンダードチャータードが買収して発足した、外資系のフルバンクである。2016年に現在の商号へ統一した。

英スタンダードチャータード・グループの傘下として、個人向けリテールから富裕層向け資産管理、外国為替・貿易金融まで幅広く手掛ける。外資系銀行としては韓国有数の店舗網と顧客基盤を持つ。

グローバルネットワークを活かしたクロスボーダー取引に強みを持つ一方、近年は店舗の効率化とデジタル化を進めている。2025年通期の当期純利益は前年から減少したものの、黒字を確保した。

韓国に法人格を持つ現地銀行として本格的な商業銀行業務を展開しており、2026年時点でも代表的な外資系銀行の一つである。

出典:https://www.standardchartered.co.kr/

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FAQ

韓国の主要銀行にはどのような種類があるのですか?

韓国の主要銀行にはローカル銀行、日系銀行、外資系銀行の三つのカテゴリーがあります。

韓国のローカル銀行の中で特に知られている銀行はどれですか?

韓国の代表的なローカル銀行にはKB国民銀行、ハナ銀行、新韓銀行、ウリ銀行、IBK企業銀行などがあります。

日系系銀行で韓国に支店を持つ主要な銀行はどれですか?

韓国に支店を持つ主要な日系銀行には三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行があります。

外資系銀行の中で有名な韓国支店を持つ銀行はどれですか?

中国銀行や中国工商銀行、中国農業銀行などの中国系銀行が韓国に支店を構えています。

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ソン ソヨン Seoul-Based Business Strategy Analyst
ソウル在住の韓国人ビジネスアナリスト。日本で25年間在住し、日本の有名大学を卒業後、大手シンクタンクおよび経営コンサルタントとして勤務。ビジネス戦略とイノベーション分野を中心に、多様なプロジェクトに携わってきた。
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