韓国の不動産デベロッパー業界は、中堅・中小デベロッパーが地域単位の再開発案件を多数手がける市場です。金利動向の影響を受けやすいなか、主要企業は事業リスク管理の強化とPF事業構造の見直しを進めています。
今回は、そんな韓国の不動産デベロッパー業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社の最新情報をお届けしていきます!
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韓国の主要不動産デベロッパー企業14選〜ローカル編〜
DS NETWORKS Co Ltd. (DSネットワークス)
1981年に創業した総合不動産デベロッパーで、本社はソウル市瑞草区にある。開発・施行にとどまらず、2017年に資産運用会社を設立し、2019年にはDS投資証券を買収して総合金融サービスの足場を築いた。
公式開示によれば、2022年の売上高は約1兆2443億ウォン、営業利益は約1136億ウォンであった。国内では春川や釜山海雲台、忠清南道内浦新都市など多様な地域で開発を進めてきた。
海外事業にも積極的で、米カリフォルニアやニューヨークでの開発、マレーシア・コタキナバルのホテル買収などの実績を持つ。
2024年には江東駅SKリーダースビュー378戸の分譲を手掛けたほか、フィリピン・ボホールの観光地区開発に戦略投資を行った。2026年時点でも本社機能を維持し、国内外で開発事業を展開している。
出典:https://dsnetworks.co.kr/main/index.html
DONGHOON (ドンフン)
1977年に東勲商社として設立された企業で、本社はソウル市江南区にある。住宅建設とゴルフ・レジャー事業を主力とし、都市開発やIT・金融分野にも展開している。
2003年に慶尚南道昌寧のゴルフ場建設事業でMOUを締結し、2009年には抱川市のヒルマル総合リゾート開発事業協約を結んだ。2023年にはヒルマル抱川ゴルフ場(45ホール)を開場している。
環境部長官賞や京畿道建築文化賞など受賞歴も多く、レジャーと不動産開発を両輪とする事業構造を築いてきた。
公式の決算公告によれば、2025年12月末時点の総資産は約1兆724億ウォンに達する。2026年3月には第49期の決算公告を行い、監査報告書も提出しており、事業を継続している。
出典:http://www.donghoon.co.kr/main/about.html
Moon Development & Marketing (エムディーエム)
1998年に創業した国内有数の不動産デベロッパーで、本社はソウル市江南区にある。開発・金融・社会文化の3部門を擁するグループ体制をとる。
2021年には不動産デベロッパーとして初めて公示対象大企業集団に指定され、2024年時点では資産総額が7兆ウォンを超える規模へと成長している。
傘下に韓国資産信託や韓国資産キャピタル、資産運用会社などの金融会社を持ち、不動産信託やREIT、不動産金融を含む総合サービスを提供する点が特徴である。
代表的な開発実績として、汝矣島のアクロ汝矣島ザ・ワンや龍山区のモントレア漢南などがある。2026年時点でもソウル都心部を中心に大型の住宅・オフィステル開発を主導し、業界最大手の一角を占めている。
出典:http://www.mdmworld.co.kr/
SHINYOUNG (シニョン)
1984年に創業した不動産開発企業で、本社はソウル市江南区の永東大路に位置する。大規模宅地開発から共同住宅、住商複合、オフィス、商業施設まで幅広い領域で開発事業を展開している。
主力の住宅ブランドとして「ジウェル(Xi well)」と高級ブランド「ブライトン(Brighton)」を展開し、汝矣島や漢南などで大型プロジェクトを進めてきた。
ヘラルド経済住居文化大賞や京畿道建築文化賞など数多くの受賞歴を持ち、清州や松島などでも大規模な複合開発を展開してきた。
2024年にはブライトン汝矣島がiFデザインアワードを受賞するなど、デザイン性の高い開発でも評価を得ている。2017年に受注した汝矣島MBC跡地再開発なども手掛けており、2026年時点でも活発に事業を継続している。
出典:https://www.shinyoung21.com/hm/sy.aspx
HDC HYUNDAI DEVELOPMENT COMPANY (HDC現代産業開発)
1976年に設立された企業で、本社はソウル市龍山区にある。KRX上場企業であり、住宅ブランド「アイパーク(IPARK)」を軸に、不動産・インフラ開発と金融を結合した総合不動産企業を標榜している。
2012年にベトナム支社を設立し、フンハ橋梁建設やボリビアの橋梁事業など海外インフラにも携わってきた。
公式IRによれば、2025年通期の売上高は約4兆893億ウォン、営業利益は約2460億ウォンで、前年の約1847億ウォンの営業利益から大きく増加した。
2025年第1四半期の営業利益も前年同期比29.8%増となるなど収益性が改善している。2026年時点で自社開発と外部受注の両面から事業を展開し、業界大手の地位を維持している。
出典:https://hdc-dvp.com/index.do
SK D&D (エスケーディーアンドディー)
2004年に設立されたKRX上場企業で、本社は京畿道城南市盆唐区にある。不動産開発から資産運用・運営まで一貫したバリューチェーンを構築する総合不動産企業である。
コリビングブランド「エピソード(Episode)」を展開し、欧州のコリビングアワードで2021年に最優秀運営部門、2023年に影響力・持続可能性部門を受賞している。
公式IRによれば、2024年の営業収益は約8709億ウォンに拡大した後、2025年は約4458億ウォン、営業利益は約378億ウォンとなった。
釜山や新沙洞などでの開発・運用事業に加え、新エネルギー分野にも取り組んでいる。2025年時点で開発と運営を両立する事業モデルを継続している。
出典:https://www.skdnd.com/
DSD SAMHO (DSDサムホ)
1980年に設立された不動産開発企業で、本社は水原市八達区にある。2007年にディーエスディーサムホとディーエスディーブリムが合併し、現在の体制となった。
不動産開発、プロジェクトマネジメント、デザイン、統合マーケティングまでを一貫して手掛ける総合デベロッパーで、四半世紀を超える歴史を持つ。
住宅ブランド「インスビル」を展開し、ヒルステート光教山や東川地区都市開発、大田パークジャイ、海雲台のリゾート開発などを主要プロジェクトとしてきた。
2015年には地域社会発展有功で表彰され、2016年には京畿環境大賞を受賞するなど地域開発でも評価を得ている。2026年時点でも公式サイトを稼働させ、水原を拠点に不動産開発事業を続けている。
出典:http://www.idsd.co.kr/main/main.php
whitekorea (ホワイトコリア)
1997年に設立された不動産デベロッパーで、本社は京畿道龍仁市水枝区にある。共同住宅・複合施設・知識産業センターなどの開発を主力とする。
主要プロジェクトとして江西漢江ザイ、光明駅ザイ・ザ・ストリート、広橋パークザイザテラスなどがあり、GSのザイ(Xi)ブランドの分譲事業を数多く手掛けてきた。
公式サイトによれば、2025年4月には売上高1兆ウォンを突破した。松島ザイ・ザ・スターは2024年に竣工し、安山ホームプラス跡地開発なども進めている。
別内ザイ・ザ・スターなどの案件も進行中で、2026年5月には代表交代を告知するなど経営体制も刷新している。2026年時点で1兆ウォン規模の売上を持つ大手デベロッパーとして活発に事業を続けている。
出典:http://www.whitekorea.kr/
Angang Development (アンガン開発)
本社をソウル市江南区に置く不動産デベロッパーで、独自のハイエンド住居ブランド「ディオールナイン(Dio.L9)」を運営している。
不動産コンサルティングから開発、施行、分譲までをワンストップで手掛ける点を強みとし、オフィステルや住商複合を中心に事業を展開している。
2014年下半期の韓経住居文化大賞や2020年の住商複合大賞、2021朝鮮日報ブランド大賞など、プレミアムオフィステル部門での受賞歴を持つ。
主要プロジェクトとして板橋大庄ディオールナインや安養ディオールナイン、河南ミサのプライベートビューなどがあり、これらは2024年にかけて竣工している。2026年時点でも公式サイトを稼働させ、ハイエンド住居分野で開発を継続している。
出典:https://angangdev.co.kr/
miraein (ミレイン)
1995年に設立された不動産開発企業で、本社はソウル市瑞草区にある。マーケティング、開発施工、コンサルティング、開発PMの4部門体制で事業を進めている。
現代建設やGS建設、ポスコ建設、サムスン物産など大手ゼネコンをクライアントに持ち、施行・企画のパートナーとして数多くの住宅開発に関与してきた。
主要プロジェクトとして金浦古村現代ヒルステート、堤川ハソヒルステート、広橋新都市コアルSオフィステル、平沢松潭ヒルステートなどがある。
GTX昌陵駅ヒルサイドパークダブルなど交通結節点の開発も手掛けている。公式サイトによれば2026年4月時点でも情報が更新されており、ソウル・首都圏を中心に開発事業を継続している。
出典:https://miraein.co.kr/greeting
FIDES DEVELOPMENT (フィデス開発)
2004年に設立された総合不動産開発企業で、本社はソウル市江南区にある。事業企画から土地取得、分譲、事後管理まで開発の全過程を担う統合型デベロッパーである。
主要プロジェクトとして大邱セチョン地区都市開発、トゥクソムのハンファギャラリアフォーレのPM、平沢龍竹都市開発などがある。
2009年に京畿道建築文化賞や韓経住居文化大賞を、2019年にはヒルステート板橋モビウスで京畿道建築文化賞銅賞と住みやすいアパート大会の住居複合部門最優秀賞を受賞している。
毎年「未来空間7大トレンド」を発表しており、2026年1月には2026〜2027年版を公表した。江原道襄陽のインスケープ襄陽なども分譲中で、2026年時点でも活発に事業を続けている。
出典:http://www.ifides.co.kr/
Hoban Construction (ホバン建設)
1989年にブランドを創業した住宅開発グループの中核企業で、現在の法人は1996年8月に設立され、2006年に「ホバン建設」へ商号を変更した。本社はソウル市瑞草区にある。
土木・建築工事を主業としながら分譲・賃貸住宅事業を併営する住宅デベロッパーで、住宅ブランド「ベルディウム」などを展開している。
公式の監査報告書によれば、2024年度(第29期)の個別売上高は約1兆7455億ウォン、営業利益は約1221億ウォン、当期純利益は約2693億ウォンであった。
前年の2023年度は売上高約1兆8709億ウォンで、2024年度は営業利益が前年比で3割以上増加している。2024年時点で売上1兆ウォン超の大手住宅デベロッパーの一角を占めている。
出典:https://www.ihoban.co.kr/
Booyoung Group (プヨングループ)
1983年に設立された不動産開発グループで、賃貸住宅の開発・供給を主力とするデベロッパーである。創業者の李重根(イ・ジュングン)会長のもとで事業を拡大してきた。
公共支援民間賃貸住宅や分譲転換型の賃貸アパートを全国で大規模に供給してきた点が特徴で、住宅ブランド「サランウロ」の団地を各地に展開している。
公正取引委員会から公示対象企業集団(大企業集団)に指定されており、資産規模でも国内有数の不動産グループに数えられる。ホテルやリゾートなどの事業も手掛けている。
中核子会社の富栄住宅を通じて賃貸から分譲への転換を進めており、住宅供給を安定的に続けている。2026年時点でも賃貸住宅を軸とした開発事業を国内で幅広く展開している。
出典:https://www.booyoung.co.kr/
Jungheung Group (チュンフングループ)
1983年に光州で創業した住宅開発グループで、分譲住宅の開発・施工を主力とする大手デベロッパーである。住宅ブランド「S-クラス」を全国で展開している。
グループは中興建設や中興土建などを中核とし、宅地の造成・開発から住宅の分譲・施工まで一貫して手掛け、光州・湖南圏を地盤に全国へ事業を広げてきた。
2022年には大宇建設(Daewoo E&C)の買収を完了し、KRX上場の大手ゼネコンを傘下に収めたことで事業規模を大きく拡大させた。
公正取引委員会からは資産規模上位の大企業集団に指定されており、韓国を代表する不動産・建設グループの一つに数えられる。2026年時点でも宅地開発や住宅分譲、建設事業を両輪に全国で事業を展開している。
出典:https://www.jungheung.co.kr/
FAQ
韓国の主要な不動産デベロッパー企業にはどのような企業がありますか?
主要な企業として、DS NETWORKS、DONGHOON、Moon Development & Marketing、SHINYOUNG、HDC HYUNDAI DEVELOPMENT COMPANYなどがあります。
これらの企業の主な事業内容は何ですか?
各企業は住宅建設、都市開発、リゾート開発、商業施設、金融サービスなど多岐にわたる不動産関連事業を行っています。
韓国の不動産デベロッパーの海外事業にはどのような例がありますか?
たとえば、DS NETWORKSはアメリカのカルフォルニアやニューヨークで海外開発 projec tsを展開しています。
これらの企業が受けた主な賞や評価には何がありますか?
例えば、DS NETWORKSは2011年から2023年まで過去12年間にわたり、様々な賞を受賞しています。


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