【最新版!】韓国の主要加工食品業界13選〜飲食・製造業(食品)業界〜

韓国 加工食品業界 業界地図

韓国の加工食品業界は、ビビゴを展開するCJ第一製糖やオットギ、農心など大手食品メーカーが市場を主導しています。K-フードの海外輸出拡大を背景に、主要企業は冷凍食品や即席麺分野での海外生産拠点の整備を加速させています。

今回は、そんな韓国の加工食品業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

韓国の主要加工食品企業10選〜ローカル編〜

bibigo (ビビゴ)

bibigoは、CJ第一製糖(CJ CheilJedang)が展開する食品ブランドである。同社は1953年にサムスングループ初の製造業「第一製糖工業」として設立され、砂糖製造から出発して現在は食品とバイオを二本柱とする韓国最大級の総合食品メーカーに成長した。

bibigoブランドは餃子・キムチなどの韓国食を中核に、レトルトご飯のヘッパン、天然調味料のダシダ、ランチョンミートのSPAMなど多彩な加工食品を擁する。

2024年通期の連結売上高は17兆8710億ウォン、営業利益は前年比26%増の1兆323億ウォンで、営業利益は1兆ウォン台に再び復帰した。うち食品事業の売上は11兆3530億ウォンに達した。

海外食品比率は約49%まで高まり、bibigo餃子を先兵とした米国・欧州市場での拡大が業績を牽引している。2026年7月時点でも、世界的なK-Food需要を追い風に海外事業の比重引き上げを進めている。

出典:https://www.cj.co.kr/

ottogi (オットゥギ)

ottogi(オットゥギ)は1969年にカレー製造から出発した韓国の総合食品メーカーである。ラーメン・レトルトご飯・カレー・調味料・冷凍食品などを幅広く手がける。

主力はジンラーメンやチャムケラーメンなどの麺類で、ソースやケチャップ、食用油などの調味料でも国内で高いシェアを持つ。ベトナムのラーメン工場をはじめ約70か国へ製品を輸出している。

2024年通期は原材料コストの上昇を受けて営業利益が前年比約13%減少したものの、売上高は堅調に推移し過去最高水準を維持した。

近年は収益性の改善と海外比率の拡大を経営課題に掲げている。2026年7月時点でも、K-Food人気を背景にグローバル生産体制の強化と海外売上比率の引き上げに注力している。

出典:https://www.ottogi.co.kr/

dongwon (ドンウォン)

dongwon(ドンウォン)は、東遠グループの中核食品会社ドンウォンF&Bである。1969年にツナ缶の販売から出発した。

主力の「ドンウォン」ツナ缶は国内シェア8割前後を握る独走ブランドで、ランチョンミートのリチャム、乳製品のデンマークなど幅広い加工食品を展開する。

2024年通期の連結売上高は4兆4836億ウォン(前年比約2.8%増)、営業利益は1835億ウォンで約10%増加した。B2B食材流通を担う子会社の成長が全社業績を下支えした。

東遠グループ全体では2024年に売上高8兆9464億ウォン、営業利益5039億ウォンを計上した。2026年7月時点でも、素材・給食・海外事業を軸にした内実重視の経営を続けている。

出典:https://www.dongwonfnb.com/

daesang (デサン)

daesang(デサン)は1956年設立の総合食品メーカーで、韓国初の国産発酵調味料「ミウォン」を開発したことに始まる。

総合食品ブランド「チョンジョンウォン」、キムチブランド「宗家(JONGGA)」、うま味調味料「ミウォン」を主力とし、味噌・醤油からレトルト・冷凍食品まで幅広く手がける。

2024年通期の連結売上高は約4兆2500億ウォン、営業利益は約1820億ウォンを計上した。海外事業はグローバル法人が担い、東南アジア・日本・米国・欧州へ展開する。

近年は「宗家」キムチの輸出拡大を成長軸に据え、米国・欧州でのK-Food需要を取り込んでいる。2026年7月時点でも、海外発酵食品事業の強化を進めている。

出典:https://www.daesang.com/

samyang (サムヤン)

samyang(サムヤン)は1961年創業で、1963年に国内初のインスタントラーメン「三養ラーメン」を発売した老舗メーカーである。

現在の成長を牽引するのは激辛焼きそば「ブルダック炒め麺(불닭볶음면)」で、世界的なヒットにより輸出が急拡大している。このほか「三養ラーメン」やジャージャー麺「ジャジャロニ」、スナックや乳製品も手がける総合食品メーカーである。

2024年通期は売上高1兆7300億ウォン(前年比約45%増)、営業利益3442億ウォン(同約133%増)と過去最高を大幅に更新し、営業利益率は20%を超えた。

2025年には海外売上が2兆ウォンに迫る水準へ達し、需要拡大に対応して密陽(ミリャン)第2工場を稼働させるなど国内生産能力の増強も進めた。ブルダックを軸とした欧米・東南アジア展開を加速しており、2026年7月時点でも輸出主導の高成長が続いている。

出典:https://www.samyangfoods.com/

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Pulmuone (プルムワン)

Pulmuone(プルムワン)は1981年に有機農産物の直売から出発し、1984年に国内初の包装豆腐を発売した健康志向の食品メーカーである。

豆腐・もやし・生麺などの生鮮食品を中核に、餃子・冷凍食品、ソース類、さらに健康配食サービス「デザインミール」まで幅広く展開する。2014年には日本の朝日食品工業を買収し、米国・中国・ベトナムにも進出している。

2024年通期は連結売上高が3兆ウォンに迫り、営業利益は過去最高を更新した。米国・日本を中心とした海外事業の収益改善が全社業績を押し上げた。

2026年7月時点でも、植物性食品(プラントベース)や海外豆腐事業を成長ドライバーに据え、収益性を重視した経営を進めている。

出典:https://www.pulmuone.co.kr/

nongshim (ノンシム)

nongshim(ノンシム)は1965年創業の即席麺最大手で、1986年発売の看板商品「辛ラーメン」で知られる。ノグリやチャパゲティなどの麺類に加え、スナック「セウカン」や飲料も主力である。

米国・中国・日本・オーストラリア・ベトナムなどへ展開し、とりわけ米国では第2工場の稼働を背景に販売を大きく伸ばしている。

2024年通期は売上高が増加した一方、原材料費や販促費の負担で営業利益は前年比23.1%減となった。国内内需と中国事業の停滞が重荷となった。

一方で輸出は米国・日本・ベトナムなどで堅調に伸びており、2025年以降は海外事業が牽引して営業利益の回復基調がみられる。2026年7月時点でも、海外事業の拡大と国内収益性の回復が経営の焦点となっている。

出典:https://www.nongshim.com/

Paldo (パルド)

Paldo(パルド)は、1983年に韓国ヤクルト(現hy)が麺総合ブランドとして立ち上げ、2012年に株式会社パルドとして独立した食品メーカーである。

混ぜ麺「パルドビビン麺」や弁当型ラーメン「ドシラク」、韓国伝統の米飲料「シッケ」などが主力で、パルドビビン麺は国内混ぜ麺市場で5割超のシェアを持つ。ドシラクはロシアで高い人気を誇る。

約50か国へ輸出しており、輸出額は着実に拡大している。2022年基準の国内連結売上は約1兆ウォン規模であった。オーナーの尹皓重(ユン・ホジュン)氏がパルドを頂点にhyを支配する構造で、韓国資本のローカル企業である。

2026年7月時点でも、ビビン麺・ドシラクを軸としたロシア・東南アジア向け輸出を成長源としている。

出典:http://www.paldofood.co.kr/

harim (ハリム)

harim(ハリム)は1978年に養鶏事業から出発した韓国最大の鶏肉専門企業である。農場・工場・市場を垂直統合した「三場統合」経営を特徴とする。

鶏肉の生鮮品に加え、チキンナゲットやソーセージ、鶏肉缶詰などの加工食品を手がけ、2021年からはプレミアムのHMR・即席ご飯・ラーメン(「The美食」シリーズ)にも参入した。

2024年通期の営業利益は468億ウォンで前年比約46%増と収益性が改善した。鶏肉需給の安定と加工事業の伸長が寄与した。

ハリムグループは物流・海運・ホームショッピングも擁する複合企業体で、「韓国のカーギル」を掲げる。2026年7月時点でも、垂直統合を活かした鶏肉・加工食品事業の強化を進めている。

出典:https://www.harim.com/

Lotte Wellfood (ロッテウェルフード)

Lotte Wellfood(ロッテウェルフード)は、1967年設立のロッテ製菓を前身とし、2022年にロッテフードを吸収合併、2023年に現社名へ改称した韓国有数の総合食品メーカーである。

「ペペロ(빼빼로)」「ガーナチョコレート」「キシリトールガム」「月光アイス」などの菓子・氷菓に加え、ロッテハムのランチョンミートや加工肉、家庭用食品まで幅広い加工食品を手がける。

2024年通期の売上高は約4兆ウォン規模で、CJ第一製糖・農心と並ぶ食品大手の一角を占める。インドを中心とする海外事業と、ゼロシュガー・健康志向製品を成長軸に据える。

2026年7月時点でも、ペペロなど主力ブランドのグローバル展開とインド・カザフスタンなど新興国での生産拡大を進めている。

出典:https://www.lottewellfood.com/

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韓国の主要加工食品企業1選〜日系編〜

Ajinomoto Korea (味の素コリア)

Ajinomoto Korea(味の素コリア)は、日本の味の素が韓国市場で展開する食品事業である。1984年に「ほんだし」の韓国販売を開始し、2003年に韓国企業との合弁法人が設立された。

うま味調味料や酵素製剤ACTIVA、スープ「VONO」、アミノ酸飲料「アミノバイタル」、中華調味料「Cook Do」などを展開する。VONOスープは味の素農心フード(農心との合弁)の韓国工場で生産される。

2024年8月には韓流人気を背景に韓国合わせ調味料「Cook Do KOREA!」を全面リニューアルし、日韓双方で韓国メニュー需要を取り込んでいる。

過去には不買運動の影響で売上が落ち込む局面もあったが、2026年7月時点では韓国食文化に対応した商品戦略で事業の立て直しを図っている。

出典:https://www.ajinomoto.co.kr/

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韓国の主要加工食品企業2選〜外資編〜

Nestle Korea (ネスレ・コリア)

Nestle Korea(ネスレ・コリア)は、世界最大の食品飲料企業スイス・ネスレの韓国拠点で、1979年に合弁形態で韓国に進出した。現在はロッテとの合弁「ロッテネスレコリア」として事業を営む。

カプセルコーヒーのネスカフェ・ドルチェグスト、インスタントコーヒーのネスカフェ、粉ミルクのilluma、菓子のキットカット、ココアのネスクイックなど約2000超のブランドを擁する。

カプセルコーヒー市場では国内首位級のシェアを持ち、スターバックスとの家庭用カプセルも展開する。2024年通期のロッテネスレコリアの売上高は約2569億ウォンで、コスト削減により2年連続の黒字を確保した。

2026年7月時点でも、プレミアムコーヒーと栄養食品を軸に韓国市場での収益基盤の安定化を進めている。

出典:https://www.nestle.co.kr/

Kraft Heinz (クラフトハインズ)

Kraft Heinz(クラフトハインズ)は、1903年創業のKraftと1876年創業のHeinzが2015年に合併して誕生した米国の食品飲料大手である。韓国へはH.J.ハインツの投資により1986年に進出した。

ケチャップ、マヨネーズ、マスタード、パスタソースなどのHeinzブランド商品と、Kraftブランドのチーズ・飲料などを展開する。世界のケチャップ市場では首位級だが、韓国国内ではオットゥギに次ぐ2番手にとどまる。

2025年にはグループ全体を2社に分割する計画を正式発表し、ケチャップ・調味料を中核とする事業とその他事業を切り離す方針を示した。ブランド再編が世界的な焦点となっている。

2026年7月時点でも、韓国市場ではHeinzケチャップを軸とした調味料事業を継続しつつ、グローバル再編の動向が注視されている。

出典:https://www.kraftheinzkorea.co.kr/

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FAQ

韓国の加工食品業界の主要企業は何ですか?

韓国の加工食品業界の主要企業にはbibigo、ottogi、coupang、dongwon、daesang、samyang、Pulmuone、nongshim、pardo、harimなどがあります。これらはローカル企業で、日系や外資系の企業も存在します。

bibigoの事業内容と特徴は何ですか?

bibigoは1953年に設立され、食品とBIO事業を展開しており、家庭インスタント食品や料理材料、健康食品、デザートなどを扱っています。ブランドには韓国料理やレトルトご飯、洋食のブランドもあります。

オットゥギの主要商品と輸出状況はどうなっていますか?

オットゥギの主力商品はラーメン、レトルトご飯、カレーなどで、70か国以上へ輸出しています。特にラーメンとカレーの輸出が盛んで、2022年の輸出実績は3265億ウォンです。

クーパンはどのようなサービスを提供しているのですか?

クーパンはロケット配送やフレッシュ便、個人輸入、出前、OTTサービスなどを提供する大手イーコマース企業で、26兆ウォン以上の年間売上を誇っています。

韓国の主要日系・外資系食品企業にはどのようなものがありますか?

日系企業としては味の素コリア、外資系ではネスレ・コリアやKraft Heinzなどがあります。これらは冷蔵・冷凍食品、飲料、調味料などを扱い、韓国市場で重要な役割を担っています。

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ソン ソヨン Seoul-Based Business Strategy Analyst
ソウル在住の韓国人ビジネスアナリスト。日本で25年間在住し、日本の有名大学を卒業後、大手シンクタンクおよび経営コンサルタントとして勤務。ビジネス戦略とイノベーション分野を中心に、多様なプロジェクトに携わってきた。
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