今回は、病院業界に焦点を当て、ローカル企業合わせて13社を厳選してお届けしていきます!
それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。
韓国の主要病院13選〜ローカル編〜
SEOUL NATIONAL UNIVERSITY HOSPITAL (ソウル大学病院)
1946年に京城帝国大学医学部と京城医学専門学校が統合されソウル大学校医科大学が発足し、京城帝国大学医学部付属医院がソウル大学校医科大学付属病院になった。病院所在地はソウル特別市鍾路区。現在は大韓民国を代表する国家中央病院である。
医学および医術分野では、韓国で初めて試験管ベビーの誕生と肝臓移植、世界最小型(最、小型)の人工心臓を開発、部分肝移植および心臓死の肝臓移植、世界で初めてC型肝炎ウイルス血清分離成功、肝臓がんの新しい検査法を開発、世界初の単一器官胃がん手術2万例達成するなど韓国の医学を先導している。
2009年に国家ブランド競争力指数総合病院部門1位、2012年には圏域応急医療センター6年連続最優秀評価、2020年は韓国能率協会コンサルティング ブランドパワー 20年連続1位を獲得している。
出典:https://www.snuh.org/main.do
Asan Medical Center(ソウルアサン病院)
1977年に大手企業である現代グループの鄭周永会長が私財を投じて設立した病院が母体となっている。1989年開院。病院所在地はソウル特別市松坡区。
ソウルアサン病院は延べ床面積約8万5千坪、総2,732病床の国内最大の病院である。2022年に外来患者13,857人(日平均)、在院患者909,113人、救急患者105,491人を診療し、年間71,844件余りの高難易度手術を実施している。
7年連続韓国で最も尊敬される病院米ニューズウィーク誌に選定、大韓民国1位米ニューズウィークに選定、大韓民国1位のソウル峨山病院、2021年に韓国で17年連続で最も尊敬される病院に選べばれる。2007~2023年には韓国で最も働きやすい病院第1位、2012年に4年連続グローバル顧客満足度1位(2008 2009 2010 2011年)と様々な分野において評価されている。
出典:https://www.amc.seoul.kr/asan/main.do
Mary’s Hospital(ソウル聖母病院)
地上22階、地下6階、1383床の規模で、単一建物病院としては国内最大規模の病院であり、世界水準の医療陣と最先端医療装備を備えたカトリック中央医療院の代表病院である。病院所在地はソウル瑞草区。
韓国初の腎臓移植と角膜移植、同種造血幹細胞移植、小腸移植などを成功させた病院でもある。最近ではJCIとAAHRPPをはじめとする国内外の評価と認証を通じて世界水準を上回る安全で倫理的な病院とて認知されている。
外来患者数は1,908,785人、入院患者数(総裁員)412,457人、手術件数34,226件(2021年基準)。HPが充実しており初めて訪問来客による予約相談、インターネット診察予約が可能である。またYOUTUBEチャンネルも運用しており登録者3.55万人と利用者も多い。
出典:https://www.cmcseoul.or.kr/page/main
wha womans university medical center(梨花女子大学木洞病院)
1887年に設立された韓国初の女性病院「宝亀女館」の設立精神を受け継ぎ、1993年に梨花女子大学木洞病院が開院。病院所在地はソウル特別市陽川区。第5期上級総合病院で、癌、心脳血管疾患、臓器移植など高難度重症疾患に加え、高血圧、糖尿、関節疾患など慢性疾患まで疾患別に特性化したセンターを中心に専門的な診療を提供している。
傘下には梨花女子大学女性がん病院と梨花女子大学泌尿器病院がある。 梨花女子大学女性がん病院は2009年に開院、2022年に既存の別館4階から別館5階まで拡大運営した。2022年に開院した梨大泌尿器病院は、韓国の大学病院初の泌尿器専門病院で、最高難度の患者を全員受け入れて治療する「泌尿器4次病院」の役割を果たしている。
アジアで初めて「胎児アルコール症候群予防研究所」を開設 したり、2024年にモンゴル国立第1病院とMOU締結を行うなど現在の地位に驕らずに積極的に革新している。
出典:https://mokdong.eumc.ac.kr/main.do
Korea University ANAM Hospital(高麗大学安岩病院)
1928年に民族初の女子医学教育機関である朝鮮女子医学講習所として発足し、現在の高麗大学安岩病院として生まれ変わった。2023年にはあらたに高麗大学校安岩病院新館がグランドオープンした。病院所在地はソウル市城北区である。
2009年から現在まで計5回、国際医療機関評価委員会(JCI)認証を連続して獲得するなど、国際基準以上の診療システムを構築している。 新韓大学、 中国正大国際病院、 鍾岩、城北警察署などとMOU締結を行うなど他国、他業種の企業病院とも交流を行っている。
2007年にロボット手術センターを開設。その後ロボット手術を継続的に進め2013年にロボット手術センター大韓民国保健医療大賞を受賞。2021年にはロボット手術6,000例達成するなどAI技術も積極的に導入している。
出典:https://anam.kumc.or.kr/kr/index.do
YONSEI UNIVERSITY HEALTH SYSTEM(延世大学医療院)
1885年にアメリカの宣教師アレン(Dr. H. N. Allen)によって建てられた韓国初の西洋式の医療機関で、広恵院、済衆院、セブランス病院を経て、現在の姿に成長した。病院所在地はソウル特別市西大門区。
1908年、韓国で初めて医師免許を受けた卒業生7人を輩出して以来、体系的な医学教育を通じて毎年700人余りの卒業生を養成している。 また、19世紀から蓄積された医療データと最先端医療装備、情報システムを基盤に、年間520万人の診療患者に最上の医療サービスを提供している。
2005年には韓国初の専門手術用ロボットを利用した手術に成功。その後2009年に世界最短期間ロボット手術3,000例達成。2018年にはリハビリ病院ロボットリハビリセンターを開所している。
出典:https://yuhs.severance.healthcare/yuhs/index.do
Hanyang University Medical Center(漢陽大学校病院)
1972年に開院。病院所在地はソウル特別市城東区。本館、新館、東館、西館の4つの建物からなっている。癌治療においては自動化システムが導入された姿勢補正プログラム組み込まれた癌治療器「トゥルービーム(TrueBeam STx)」を導入したことで話題となった。
2023年にはソウル特別市城東区保健福祉部が主管した「2023年度応急医療機関評価」で圏域応急医療機関部門のソウル7機関のうち1位、全国3位で最優秀A等級を獲得した。
2019年にモンゴル国家がんセンターとMOU締結を行うったり、カンボジアに奉仕活動を行うなど海外との交流も盛んである。 「肺炎適正性評価」で5回連続1等級選定、 慢性閉塞性肺疾患(COPD)適正性評価 4回連続1等級を獲得し技術面においても評価されている。
出典:https://seoul.hyumc.com/seoul/main.do
KYUNG HEE UNIVERSITY MEDICAL CENTER(慶熙医療院)
1965年に東洋医科大学の併合により開院。慶熙医療院は、世界で唯一、医学、歯医学、漢方医学、東西医学、薬学、看護学の6つの医学分野が共存する慶熙大学の医療機関である。病院所在地はソウル特別市東大門区。
認証医療機関、韓国産業ブランドパワー15年連続1位(韓国産業ブランドパワー)、15年連続1位情報通信アクセシビリティ品質認証機関(ウェブアクセシビリティ認証)ウェブアクセシビリティ認証保健福祉部医療品質科患者安全最上位等級(保健福祉部)を取得するなどあらゆる分野において信頼を得ている。
2019年にシンガポール韓人会、 在タイ国韓人会と業務協約締結、2017年にベトナム主要病院と業務協約、2016年にクロアチア訪問団懇談会及びMOU締結を行うなど海外との交流も積極的に行っている、
出典:https://www.khmc.or.kr/kr/main.do;jsessionid=B10CA6265105209E3DE0D16631B29F20.front1
Copyright by Chungnam National University Hospital(忠南大学校病院)
1972年に中部圏初の教育病院として開院。 病院所在地は大田広域市中区。 病床は1,308床、外来患者数(日平均)3,533人、在院患者数327,641人、応急患者数43,334人である(2021年基準)。2023年に肝臓移植100例を達成。
感染症管理施設評価6年連続1位、 肺炎の適正性評価、5回連続1等級、 遺伝子検査機関の質の評価、16年連続A等級、 第7次慢性閉鎖性肺疾患(COPD)適正性評価 7年連続 1等級、冠動脈バイパスの適正性評価1等級を取得するなど技術の面においても評価されている。
2020年にはガンマナイフセンターガンマナイフ手術1,000例達成、 アトピー·喘息教育情報センターを開所、ENB(Electromagnetic Navigation Bronchoscopy-電磁誘導気管支鏡)を利用した肺がん診断および手術に韓国で初めて成功するなど医療現場の先陣を切っている。
出典:https://www.cnuh.co.kr/home/index.do
AJOU UNIVERSITY Hospital(亜洲大学病院)
1994年に開院。 病院所在地は京畿道水原市。2020年に4回連続で上級総合病院に指定され、保健福祉部の医療質評価で全国の上級·総合病院のうち上位2%の病院だけを受ける最上位等級(1-A)を獲得するなど、医療の質的水準が国内最高であることが認められた。
特に京畿南部圏域応急医療センターと圏域外傷センターは大量災害と感染患者発生に備えられる完璧な体系を備え、24時間隙間なく全国の応急患者と重症外傷患者の治療のために努めた結果、保健福祉部の評価で全国1位の評価も受けている。
医療サービス分野では韓国生産性本部と朝鮮日報が共同主管する国家顧客満足度(NCSI)調査と世界的な時事週刊誌アメリカニューズウィーク(Newsweek)誌が進行する医療機関評価などで最上級の評価を受け医療の質も高い。
出典:https://hosp.ajoumc.or.kr/
INHA UNIVERSITY HOSPITAL(仁荷大学病院)
1996年に仁川初の大学病院として開院。病院所在地は仁川広域市中区。 健康保険審査評価院の患者経験評価で全国1位の栄誉を達成。2023年現在医師430人、看護士1,531人、医療技術士335人、事務職/その他139人、病床数908病床である。
肺炎適正性評価、5回連続で「1等級」、 認知症適正性評価で1等級、 圏域応急医療センターA等級判定、 血液透析治療評価で1等級、 新生児集中治療室適正性評価1等級を獲得するなど医療技術においても評価さている。
韓国初の新生児集中治療室(NICU)内に「家族中心治療センター」を開設、 血液透析治療評価で1等級獲得韓国初の胃食道熱規治療機器「ストレッタ」を購入、 仁川初の最新型放射線癌治療線形加速器バイタルビーム導入するなど業界の中で初の試みにかんしても積極的である。
出典:https://www.inha.com/page/main
CHUNG-ANG UNIVERSITY HEALTHCARE SYSTEM(中央大学医療院)
1968年韓国では初めて医科大学教授の集団開院の形で開院。2004年に筆洞から黒石洞に移動。さらに2022年3月に中央大学光明病院を開院。
保健福祉部と健康保険審査評価院で実施した癌評価全種目(大腸癌、胃がん、乳がん、肺がん)で最高等級の1等級を受け、冠動脈バイパス術、急性期脳卒中、急性心筋梗塞及び経皮的冠動脈仲裁術、血液透析、集中治療室(成人·新生児)適正性評価ですべて1等級を獲得。
2012年大韓民国保健産業大賞総合大賞および顧客中心経営大賞受賞、2014年~2015年2年連続メディカルコリアグローバルヘルスケア有功褒賞受賞、2017年保健福祉部と健康保険審査評価院が実施した医療サービス患者経験評価で上級総合病院を含む92の大型病院の中で全国1位達成するなど数々の賞を受賞している。
出典:https://ch.cauhs.or.kr/
SAMSUNG MEDICAL CENTER(サムスンソウル病院)
1994年に開院。重症高難度疾患中心の先端知能型病院である。病院所在地はソウル特別市江南区。本館、別館、がん病院、陽子センター、未来医学館などで構成されている。
外来患者2,355,245人、救急患者 57,823人(1日平均158人)、入院患者104,247人(日平均286人)、手術 51,179 件(1 日平均 207 人)病床は2,000病床である。(2022年基準)重症治療力量強化のための「R&Dハブ」、「診療運営資源の統合管理」、「産·学·研·病のメディカルクラスター構築」等を加速化に努めている。
ロボット手術1万5000例達成 (上半期突破、 件数基準で世界10位圏に進入)、KTとロボット基盤先端知能型病院構築業務協約(MOU)締結、韓国初のてんかんロボット手術(ROSA)実施するなどロボット導入においても積極的である。
出典:http://www.samsunghospital.com/home/main/index.do
ソウル在住の韓国人。日本での在住経験は25年。日本の有名大学を卒業し、大手シンクタンクの正社員及び経営コンサルタントとして勤務。多くのプロジェクトに携わり、ビジネス戦略とイノベーションの分野で活躍。
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