【最新版!】韓国の主要病院業界16選〜医療・介護業界〜

韓国 病院業界 業界地図

韓国の病院業界は、ソウル大学病院やアサン医療センターなど大学病院グループが高度医療を担う市場です。医療ツーリズムの拡大を背景に、主要企業は外国人患者向けサービスの強化と先端医療設備への投資を進めています。

今回は、そんな韓国の病院業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて16社の最新情報をお届けしていきます!

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目次

韓国の主要病院企業16選〜ローカル編〜

Seoul National University Hospital (ソウル大学病院)

1946年に京城帝国大学医学部と京城医学専門学校が統合されソウル大学校医科大学が発足し、その付属病院として歩みを始めた。所在地はソウル特別市鍾路区で、現在は大韓民国を代表する国家中央病院である。

韓国で初めて試験管ベビーの誕生や肝臓移植を成功させ、世界最小型の人工心臓開発や単一器官胃がん手術2万例達成など、韓国医学を先導してきた実績を持つ。

公共医療の中核として応急医療や重症疾患診療を担い、圏域応急医療センターでは長年にわたり最優秀評価を受けてきた。韓国能率協会コンサルティングのブランドパワー調査でも総合病院部門で長期間首位を維持している。

2025年時点でも国立大学病院として研究・教育・診療の三機能を統合的に運営し、医療AIやデジタルヘルスの臨床応用を進めるなど、国家中央病院としての役割を一段と強めている。

出典:https://www.snuh.org/main.do

Asan Medical Center (ソウルアサン病院)

1977年に現代グループの鄭周永会長が私財を投じて設立した財団を母体とし、1989年に開院した。所在地はソウル特別市松坡区で、総2,732病床を有する国内最大規模の病院である。

延べ床面積は約8万5千坪に及び、年間7万件を超える高難度手術を実施している。外来・入院・救急のいずれも国内最大級の診療量を扱う総合病院として知られる。

米ニューズウィーク誌の世界病院評価で国内首位に選ばれ続けているほか、韓国で最も尊敬される病院、最も働きやすい病院としても長年上位に位置づけられている。

2025年時点ではロボット手術やAI診断など先端医療への投資を継続し、重症・高難度疾患の集約拠点としての地位を一段と固めている。

出典:https://www.amc.seoul.kr/asan/main.do

Seoul St. Mary’s Hospital (ソウル聖母病院)

地上22階・地下6階・1,383床の規模を持ち、単一建物の病院としては国内最大級とされるカトリック中央医療院の代表病院である。所在地はソウル特別市瑞草区。

韓国初の腎臓移植や角膜移植、同種造血幹細胞移植、小腸移植などを成功させた移植医療の名門として知られる。

年間の外来患者は約190万人、入院患者は約41万人、手術件数は3万件超(2021年基準)に上り、JCIやAAHRPPをはじめとする国内外の評価と認証を通じて、安全で倫理的な病院として認知されている。

2025年時点ではインターネットによる診察予約やオンライン相談などデジタル診療の拡充を進め、登録者数の多い公式YouTubeチャンネルの運営など、患者接点のデジタル化にも積極的に取り組んでいる。

出典:https://www.cmcseoul.or.kr/page/main

Ewha Womans University Medical Center (梨花女子大学木洞病院)

1887年に設立された韓国初の女性病院『宝亀女館』の精神を受け継ぎ、1993年に梨花女子大学木洞病院として開院した。所在地はソウル特別市陽川区。

第5期上級総合病院として、がん・心脳血管疾患・臓器移植などの高難度重症疾患から高血圧や糖尿などの慢性疾患まで、疾患別に特性化したセンターを軸に専門診療を提供している。

傘下には梨花女子大学女性がん病院と、2022年に開院した梨大泌尿器病院を擁し、後者は韓国の大学病院として初めて泌尿器専門病院を掲げ、最高難度患者を全員受け入れて治療する『泌尿器4次病院』の役割を担う。

2024年にはモンゴル国立第1病院とMOUを締結するなど国際連携を進めており、2025年時点でも女性・専門医療を軸とした差別化戦略を継続している。

出典:https://mokdong.eumc.ac.kr/main.do

Korea University Anam Hospital (高麗大学安岩病院)

1928年に民族初の女子医学教育機関である朝鮮女子医学講習所として発足し、現在の高麗大学安岩病院へと発展した。所在地はソウル特別市城北区。

2023年には安岩病院新館がグランドオープンし、診療・研究機能を大幅に拡張した。上級総合病院として重症・高難度疾患に対応している。

2009年から現在まで計5回にわたり国際医療機関評価委員会(JCI)の認証を連続して取得し、国際基準以上の診療システムを構築してきた。国内外の病院や大学とのMOU締結など他業種・他国との交流も活発である。

2007年にロボット手術センターを開設して以降、2021年にはロボット手術6,000例を達成するなど低侵襲・AI医療を推進しており、2025年時点でもデジタル医療の導入を積極的に進めている。

出典:https://anam.kumc.or.kr/kr/index.do

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Yonsei University Health System (延世大学医療院)

1885年にアメリカ人宣教師アレンが設立した韓国初の西洋式医療機関を起源とし、広恵院・済衆院・セブランス病院を経て現在の延世大学医療院へと発展した。所在地はソウル特別市西大門区。

セブランス病院を中核に、19世紀から蓄積した医療データと最先端の医療装備・情報システムを基盤として、年間約520万人の患者に最上の医療サービスを提供している。1908年に韓国初の医師免許取得者を輩出して以来、毎年700人余りの卒業生を養成する医学教育の拠点でもある。

2005年に韓国初の専門手術用ロボットによる手術に成功し、2009年には世界最短期間でロボット手術3,000例を達成するなど、ロボット医療を先導してきた。

2025年時点でもデジタルヘルスや精密医療への投資を続け、国内私立最大級の医療ネットワークとしての存在感を維持している。

出典:https://yuhs.severance.healthcare/yuhs/index.do

Hanyang University Medical Center (漢陽大学校病院)

1972年に開院した大学病院で、所在地はソウル特別市城東区。本館・新館・東館・西館の4棟から構成され、首都圏東部の重症・救急医療を担う上級総合病院である。

がん治療では自動化システムと姿勢補正プログラムを組み込んだ最新治療器『トゥルービーム(TrueBeam STx)』を導入するなど、先端設備の整備を進めてきたことで話題となった。

2023年度の応急医療機関評価では圏域応急医療機関部門でソウル1位・全国3位の最優秀A等級を獲得し、救急医療の質で高い評価を受けている。

『肺炎適正性評価』で5回連続1等級を得るなど診療の質でも実績を重ねており、2019年のモンゴル国家がんセンターとのMOU締結など、2025年時点でも国際交流を継続している。

出典:https://seoul.hyumc.com/seoul/main.do

Kyung Hee University Medical Center (慶熙医療院)

1965年に東洋医科大学の併合により開院した。所在地はソウル特別市東大門区。世界で唯一、医学・歯医学・漢方医学・東西医学・薬学・看護学の6分野が共存する慶熙大学の医療機関である。

認証医療機関として、韓国産業ブランドパワー調査で15年連続首位を獲得するなど、ブランド力と信頼性で高い評価を得ており、あらゆる分野で厚い信頼を集めている。

ウェブアクセシビリティ認証を長年維持するなど情報通信アクセシビリティ品質でも評価され、保健福祉部の患者安全評価でも最上位等級を取得している。

2019年のシンガポール・タイの韓人会との業務協約など海外連携にも積極的で、2025年時点でも東西統合医療を軸とした特色ある医療を展開している。

出典:https://www.khmc.or.kr/kr/main.do

Chungnam National University Hospital (忠南大学校病院)

1972年に中部圏初の教育病院として開院した。所在地は大田広域市中区。病床は約1,308床で、外来患者数は日平均3,533人、在院患者数は32万人超(2021年基準)を数える。

2023年には肝臓移植100例を達成し、移植医療の実績を着実に積み重ねている。応急患者数は年間4万人超(2021年基準)に上り、中部圏の救急医療も担う。

感染症管理施設評価で6年連続1位、肺炎適正性評価で5回連続1等級、遺伝子検査機関の質評価で16年連続A等級を得るなど、診療・検査の質で高い評価を受けている。

電磁誘導気管支鏡(ENB)を用いた肺がん診断・手術に韓国で初めて成功するなど先端医療にも積極的で、2025年時点でも中部圏の拠点病院としての役割を担っている。

出典:https://www.cnuh.co.kr/home/index.do

Ajou University Hospital (亜洲大学病院)

1994年に開院した大学病院で、所在地は京畿道水原市。京畿南部圏を代表する中核医療機関である。

2020年に4回連続で上級総合病院に指定され、保健福祉部の医療質評価では全国の上級・総合病院のうち上位2%のみが得る最上位等級(1-A)を獲得し、医療の質的水準が国内最高であることが認められている。

京畿南部圏域応急医療センターと圏域外傷センターを備え、大量災害や感染患者の発生、重症外傷への対応で24時間体制を敷き、保健福祉部の評価で全国1位を得るなど、救急・外傷医療に強みを持つ。

国家顧客満足度(NCSI)調査や米ニューズウィーク誌の医療機関評価でも高評価を得ており、2025年時点でも医療の質を軸に競争力を高めている。

出典:https://hosp.ajoumc.or.kr/

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Inha University Hospital (仁荷大学病院)

1996年に仁川初の大学病院として開院した。所在地は仁川広域市中区。2023年時点で医師430人、看護師1,531人を擁し、病床数は908床である。

健康保険審査評価院の患者経験評価で全国1位を達成するなど、患者満足度の高さで知られる。医療技術士を含む多職種のスタッフを擁し、地域の基幹病院として機能している。

肺炎適正性評価で5回連続1等級、認知症適正性評価や血液透析治療評価、新生児集中治療室適正性評価でも1等級を得るなど、診療の質で高い評価を受けている。

韓国初の新生児集中治療室内『家族中心治療センター』の開設や最新型放射線治療装置の導入など先端的な取り組みを続けており、2025年時点でも仁川圏の拠点として機能している。

出典:https://www.inha.com/page/main

Chung-Ang University Healthcare System (中央大学医療院)

1968年に韓国で初めて医科大学教授の集団開院という形で開院した。2004年に筆洞から黒石洞へ移転し、2022年3月には中央大学光明病院を開院して二病院体制となった。

保健福祉部と健康保険審査評価院によるがん評価では、大腸がん・胃がん・乳がん・肺がんの全種目で最高等級の1等級を取得している。

冠動脈バイパス術や急性期脳卒中、急性心筋梗塞、血液透析、成人・新生児の集中治療室適正性評価などでもすべて1等級を獲得し、幅広い領域で診療の質が高く評価されている。

2017年に保健福祉部が実施した患者経験評価では、上級総合病院を含む大型病院92施設のうち全国1位を達成しており、2025年時点でも首都圏で二病院体制を活かした診療網を展開している。

出典:https://ch.cauhs.or.kr/

Samsung Medical Center (サムスンソウル病院)

1994年に開院した重症・高難度疾患中心の先端知能型病院で、所在地はソウル特別市江南区。本館・別館・がん病院・陽子センター・未来医学館などで構成される。

病床数は約2,000床で、外来患者は年間約236万人、入院患者は約10万人、手術は年間5万件超(2022年基準)に上る国内最大級の総合病院である。

重症治療力量の強化に向けて『R&Dハブ』や診療運営資源の統合管理、産学研病メディカルクラスターの構築を掲げ、研究中心の診療運営を加速させている。

ロボット手術1万5,000例を達成して件数基準で世界10位圏に入り、KTと先端知能型病院構築のMOUを締結するなど、2025年時点でもデジタル・AI医療への投資を積極的に続けている。

出典:http://www.samsunghospital.com/home/main/index.do

Kyungpook National University Hospital (慶北大学校病院)

1907年に大邱東仁医院として開院した110年以上の歴史を持つ国立大学病院で、本院の所在地は大邱広域市中区。嶺南地域を代表する拠点医療機関である。

本院は約900床、2011年に開院した傘下の漆谷慶北大学校病院は約1,300床を擁し、2020年12月には本院・漆谷病院ともに第4期上級総合病院に指定された。漆谷病院は大邱地域がんセンターや小児病院などを備え、地域医療の中核を担う。

保健福祉部指定の研究中心病院として、心脳血管疾患・代謝性疾患・がん診断治療・生体組織臓器再生の4分野を重点研究領域に据えている。

2025年時点でも地域公共医療機関として唯一の研究中心病院の立場を活かし、革新的なR&D事業への採択など研究基盤の強化を進めている。

出典:https://www.knuh.kr/

Pusan National University Hospital (釜山大学校病院)

日本統治期の官立済生医院を淵源とし、1956年に現在地で開院した国立大学病院である。所在地は釜山広域市西区で、釜山・慶南圏を代表する拠点病院として機能している。

診療科は医科・歯科を合わせて30科以上を擁し、圏域応急医療センターを備えるなど地域の重症・救急医療の中核を担う。国立大学法人が運営する公共医療機関として、地域完結型の高度医療を提供している。

2001年には応急医療センターを完成させ、2009年には梁山キャンパスに分院として梁山釜山大学校病院を新設し、本院と合わせて広域の医療需要に対応する二病院体制を構築した。

2025年時点でも上級総合病院として釜山・慶南圏の公共医療を支え、地域の高難度診療と教育・研究を統合的に運営している。

出典:https://www.pnuh.or.kr/

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Gachon University Gil Medical Center (嘉泉大学吉病院)

1958年に李吉女(イ・ギルヨ)会長が仁川に開いた産婦人科医院を起源とし、1979年に仁川吉病院、2000年に現在の名称へと発展した大学病院である。所在地は仁川広域市南洞区。

上級総合病院として仁川を代表する大型医療機関の一つに数えられ、仁川圏域応急医療センターを備えるなど地域の救急・重症医療を担っている。設立者は嘉泉大学の総長を務める医学博士であり、教育・研究・診療を一体で運営する。

『博愛・奉仕・愛国』を理念に掲げ、脳科学研究院をはじめとする研究組織を擁して、国内でも先端医療技術の導入に積極的な病院として知られる。

2025年時点でも仁川地域の中核として高難度診療と研究開発を推進し、私立系の主要病院としての地位を維持している。

出典:https://www.gilhospital.com/

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FAQ

韓国の主要な病院の特徴は何ですか?

韓国の主要な病院は、先進的な医療技術、安全性、患者満足度、そして国際認証取得に重点を置いており、最先端の医療装備と高度な医療サービスを提供しています。

ソウル国立大学病院の歴史とその医学的功績は何ですか?

ソウル国立大学病院は1946年に設立され、肝臓移植や人工心臓など韓国の医学をリードしてきました。数々の革新的な医療技術や研究で国内外から高く評価されています。

ソウルアサン病院の特徴とその評価は何ですか?

ソウルアサン病院は1989年に設立され、国内最大級の病床数と高度な医療サービスで知られ、多くの賞や尊敬される病院に選ばれ続けており、働きやすさや患者満足度も高いです。

梨花女子大学木洞病院の特色と革新活動について教えてください。

梨花女子大学木洞病院は、韓国初の女性病院の精神を継承し、高度な専門診療と研究活動を展開し、胎児アルコール症候群予防研究所の設立や国際交流にも積極的です。

韓国の病院が持つ国際的な評価と認証は何ですか?

多くの韓国の病院は、JCI認証をはじめとする国際的な認証を取得しており、安全性や医療の質の向上、国際基準を満たす医療体制の整備に努めています。

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ソン ソヨン Seoul-Based Business Strategy Analyst
ソウル在住の韓国人ビジネスアナリスト。日本で25年間在住し、日本の有名大学を卒業後、大手シンクタンクおよび経営コンサルタントとして勤務。ビジネス戦略とイノベーション分野を中心に、多様なプロジェクトに携わってきた。
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