【最新版!】韓国の主要人材サービス業界15選〜金融・法人サービス業界〜

韓国 人材サービス業界 業界地図

韓国の人材サービス業界は、JobkoreaやSaraminなど国内求人プラットフォームがLinkedInなど海外勢と競合する市場です。転職市場の活性化を受け、主要企業はAIマッチング精度の向上とヘッドハンティング事業の拡大を進めています。

今回は、そんな韓国の人材サービス業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて15社の最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

韓国の人材サービス業界 業界地図はこちら!
目次

韓国の主要人材サービス企業11選〜ローカル編〜

Jobkorea (ジョブコリア)

1998年に設立された、韓国を代表する総合求人プラットフォームである。本社はソウル市瑞草区に置き、履歴書のオンライン化とモバイル対応を早期に進め、求職環境のデジタル化を牽引してきた。

2,200万人以上の個人会員と250万社を超える企業会員を抱え、蓄積したビッグデータとAI技術を活用して求職者と企業のマッチング精度を高めている点を強みとする。

アルバイト求人のalbamon(アルバモン)、地域基盤の取引プラットフォームgiggmon、ゲーム業界特化のgamejob(ゲームジョブ)など、複数の専門サービスを展開している。

運営は投資会社アフィニティ・エクイティ・パートナーズ傘下にあり、2025年12月には企業レビュー大手のジョブプラネットを買収し、採用市場での事業基盤をさらに拡大している。

出典:https://www.jobkorea.co.kr/

Saramin (サラミン)

本社をソウル市九老区に置く、韓国有数の総合求人プラットフォームである。個人会員は約1,700万人、企業会員は120万社に達し、国民の3人に1人が登録している計算になるほど高い普及率を誇る。

AIによるエントリーシート添削や適性分析など、テクノロジーを活用した採用支援に力を入れており、応募書類を7領域24項目でチェックする機能などを提供している。

グループはIT・金融など幅広い領域に40超のサービスを抱え、2020年にはベトナムの就職ポータルApplancerを取得するなど海外展開も進めている。

運営会社サラミンHRの2024年通期売上高は901億ウォンに達し、売上・営業利益ともに過去最高を更新するなど、堅調な成長を続けている。

出典:https://www.saramin.co.kr/

Anchoreer (アンキャリア)

2015年に設立された、新卒・若年層に強みを持つ求人プラットフォームである。本社はソウル市江南区に置き、自己紹介書の作成支援サイトjasoseol.com(チャソソルドットコム)と連携したサービスを展開している。

約97万人の個人会員と4,500社の企業会員を抱え、就職支援チームや企業サービスチーム、運営チームなど複数の専門組織で運営されている。近年は売上を大きく伸ばしており、若年層採用に特化した事業モデルで成長を続けてきた。

2022年には名刺アプリで知られるビジネスプラットフォームのリメンバーに買収され、同社グループの採用事業の一翼を担う体制となった。

新卒採用領域における自己分析や書類対策のノウハウを軸に、2026年時点でも大学生や第二新卒の利用が中心となっている。

出典:https://anchoreer.com/

Jobplanet (ジョブプラネット)

2014年にサービスを開始した、企業口コミを軸とする就職情報プラットフォームである。本社はソウル市江南区に置き、現職者や元従業員によるレビューを活用した利用者中心の採用サービスを特徴とする。

登録された企業情報は500万件を超え、利用者が投稿した口コミは527万件超に達している。月平均の利用者数は約230万人、ページビューは1億7,000万規模に上る。

2022年には採用ソリューション「HR2.0ワンストップ」を立ち上げ、口コミデータと採用機能を組み合わせた新サービスを展開している。

2025年12月には求人大手のジョブコリアに買収され、両社の会員基盤とデータを組み合わせた事業拡大が進められている。

出典:https://www.jobplanet.co.kr/

Incruit (インクルート)

1988年に韓国初の就職ポータルとして誕生した老舗の求人サービスである。NHNグループに属し、本社をソウル市中区に置く。個人会員は約940万人、企業会員は100万社を超え、月平均訪問者数は約1,000万人に達する。

国内就職ポータルの平均利用時間で首位を占めるなど、長年にわたり高い利用実績を維持してきた。

2002年のコリアウェブ・アワーズ優秀賞、2007年の大韓民国eビジネス大賞大統領表彰など、数多くの受賞歴を持つ。

2023年には自社開発のAI自己紹介書練習サービス「ジャルスルラップ」を発表し、志望企業ごとの設問に沿った文章作成支援を提供するなど、2026年時点でもAI領域への投資を続けている。

出典:https://info.incruit.com/

韓国の人材サービス業界 業界地図はこちら!

Mediawill (メディアウィル)

1990年に創業し、当初は生活情報紙の発行を手掛けていた企業である。2000年に社名をメディアウィルへ変更し、本社はソウル市瑞草区に置く。人材分野では求人サイト「ピョロク市場」を運営している。

不動産アプリなど生活情報サービスも展開しており、紙媒体で培った地域密着の情報網を基盤に、複数領域で事業を多角化している。

2021年には求人モバイルアプリを刷新し、人気検索語タブや就職ガイドタブを通じて、推薦職業や採用行事など求職に必要な情報を確認しやすくした。

2022年には求職者の希望地域や関心業種、閲覧・応募履歴などをAIが分析して最適な求人を推薦する「AI推薦働き口」サービスを発表するなど、2026年時点でもAIを活用した機能強化を進めている。

出典:http://www.mediawill.com/

Mediawill Networks (メディアウィルネットワーク)

メディアウィルの子会社として、韓国を代表するアルバイトポータル「アルバチョングク(バイト天国)」を運営する企業である。本社はソウル市江南区に置く。

大学生や主婦、外国人など利用者の属性に応じて求人を探せる構成を採り、アルバイト先の平均年齢や男女比なども事前に確認できる点を特徴とする。アルバイト求人の掲載件数は韓国最大級とされ、短期就労を望む幅広い層に利用されている。

2010年の大韓民国代表ブランド大賞、2019年の今年のブランド大賞7年連続受賞など、数多くの表彰歴を持つ。

2022年の大韓民国ベストブランド大賞など、2026年時点でも高いブランド認知度を維持しており、若年層の短期就労市場で確固たる地位を築いている。

出典:https://corp.alba.co.kr/

Wantedlab (ウォンテッドラボ)

2015年に設立された、AIマッチングを軸とする採用プラットフォーム「ウォンテッド」を運営する企業である。本社はソウル市松坡区に置き、KOSDAQに上場している。

知人推薦とAIアルゴリズムを組み合わせたマッチングを強みとし、蓄積した合格データは1,000万件を超える。2017年には日本市場へ進出し、複数の企業買収を通じてHR領域の事業を広げてきた。

2025年第1四半期の売上高は79億ウォン、個人会員数は前年同期比10%増の368万人、企業顧客は3万2,000社に達している。

近年はAIエージェント「ウォンテッドLaaS」や大企業向けのAX事業に注力しており、2026年時点でAIネイティブ企業への転換を進めている。

出典:https://www.wantedlab.com/

Catch (キャッチ)

2000年に設立された、進学と就職を横断的に支援する企業である。本社はソウル市鍾路区に置き、入試統合ソリューション「進学アプライ」、就職サービス「Catch」、大学生向けの活動情報サイト「キャッチバイト」を運営している。

運営母体は入試情報大手の進学社であり、進学から就職、アルバイトまで学生のライフステージを一貫して支援する点を特徴とする。教材や参考書事業も手掛け、受験生から社会人手前までを幅広く囲い込んでいる。

2018年には勉強会やメンタリングを提供する就職カフェを開設し、2026年時点で複数店舗を運営している。

就職サービス「Catch」の月間訪問者数は250万人規模に達しており、2021年以降の就職サービス分野での成長を背景に、若年層の利用が拡大している。

出典:https://www.jinhak.com/

Remember (リメンバー)

2013年に設立されたリメンバーアンドカンパニー(旧ドラマアンドカンパニー)が運営する、ビジネスプラットフォームである。本社はソウル市江南区に置く。

2014年に名刺管理アプリ「リメンバー」を開始し、蓄積した名刺や人脈のデータを基盤に事業を広げてきた。2019年には採用サービスを立ち上げ、経歴者や専門職を対象としたスカウト型の採用ソリューションを展開している。

2021年にはシリーズDラウンドで約1,600億ウォンを調達し、成長投資を加速させた。2022年には新卒領域に強い求人企業アンキャリアを買収し、採用事業の幅を広げている。

コミュニティ機能やプロフェッショナルネットワークサービスも提供しており、2026年時点で経験者採用市場における有力プレイヤーとして存在感を高めている。

出典:https://corp.remember.co.kr/

韓国の人材サービス業界 業界地図はこちら!

Rocketpunch (ロケットパンチ)

スタートアップやIT企業に強みを持つ、ビジネス・キャリアネットワーキングプラットフォームを運営する企業である。運営会社はダブルエース(Double Ace)で、本社はソウル市城東区に置く。

自社を韓国最大級のビジネス・キャリアネットワーキングサービスと位置づけ、履歴書やポートフォリオの作成から、個人に最適化された求人情報の提供までを一貫して支援している。

スタートアップやユニコーン、外資系、大企業まで幅広い求人を扱い、求人検索に加えて教育コンテンツやイベント、企業と人材をつなぐチャット機能などを備えている。

IT・スタートアップ業界の採用ニーズの高まりを背景に、2026年時点で開発職や専門職を中心とした採用マッチングの場として利用が広がっている。

出典:https://www.rocketpunch.com/

韓国の人材サービス業界 業界地図はこちら!

韓国の主要人材サービス企業2選〜日系編〜

Mynavi Korea (マイナビコリア)

日本の総合人材サービス大手マイナビの韓国法人である。日本本体は1998年設立で、韓国法人は2016年に事業を開始した。本社はソウル市江南区に置き、資本金は4億ウォンである。

韓国人材の日本就職斡旋を主力とし、2013年から韓国の大学生の日本就職支援を、2017年からは日系企業向けに日本語人材の紹介を行っている。

ヘッドハンティングやアウトソーシング、研修・教育など幅広い事業を展開し、オフラインの就職イベントや面接対策なども提供している。

2017年にK-MOVE海外就職パッケージの運営機関に選定された実績を持ち、2026年時点でも韓国貿易協会やジョブコリアと日本就職事業で連携するなど、日韓をつなぐ人材事業を強化している。

出典:https://www.mynavikorea.co.kr/

Humanic (ヒューマニック)

1992年に創業し、2001年に法人化された日本の人材総合サービス会社である。資本金は1,000万円で、本社は東京都新宿区に置き、日本国内に7つの支店を展開している。

リゾート地の雇用に特化している点を特徴とし、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語に対応した外国人向け求人サイト「Job Collection Japan」を運営している。

外国人労働者の受け入れ拡大を背景に海外人材部門を新設し、これまでに1,000か所を超える施設への紹介実績を持つ。宿泊業や飲食業を中心に、外国人が就労しやすい環境づくりを支援してきた。

近年は首都圏の求人紹介も強化しており、2026年時点で全国各地の求人を掲載し、寄宿舎付き案件など外国人が働きやすい求人を数多く扱っている。

出典:https://www.gaikokujin-kyujin.com/

韓国の人材サービス業界 業界地図はこちら!

韓国の主要人材サービス企業2選〜外資編〜

Indeed (インディード)

世界最大級の求人検索サイトを運営する企業であり、日本のリクルートホールディングス傘下にある。月間サイト訪問者数は数億人規模に達し、掲載される履歴書や企業レビューの件数も世界最大級を誇る。

求人情報を集約するアグリゲーション型のモデルを特徴とし、学位を持たない求職者への就職支援など、雇用機会の拡大に取り組んできた。

2018年に履歴書作成サービスのresume.com、2019年に英国の人材採用プラットフォームSyftを買収するなど、事業領域を拡大してきた。

2025年にはAIの進展に対応した組織再編の一環として、姉妹サービスのGlassdoorと合わせ大規模な人員削減を発表するなど、2026年時点でAIを軸とした事業構造の転換を進めている。

出典:https://kr.indeed.com/

LinkedIn (リンクトイン)

2003年にサービスを開始した、世界最大のビジネス特化型SNSを運営する企業である。本社は米国カリフォルニア州サニーベールに置き、2016年にマイクロソフトの傘下に入った。

世界200以上の国・地域で8億5,000万人を超える登録会員を抱え、求職やキャリア情報の交換、人的ネットワーク構築の場を提供している。個人のプロフィールや職歴を軸に、企業と人材が直接つながる仕組みを整えている。

採用ソリューションや広告ソリューション、有料会員向けサービスなど、幅広い事業をグローバルに展開している。

韓国国内には拠点を置いていないものの、グローバル人材やIT分野の専門職を中心に利用が広がっており、2026年時点でも韓国の採用市場で存在感を高めている。

出典:https://www.linkedin.com/

韓国の人材サービス業界 業界地図はこちら!

FAQ

韓国の人材サービス業界の主要企業はどれですか?

韓国の人材サービス業界には、Jobkorea、Saramin、Anchoreer、jobplanet、Incruit、MEDIAWILL、MEDIAWILL NETWORKS、Mjplex、Wantedlab、Catchなどの主要企業があります。

韓国の人材サービス企業の中で、ローカル編と外資系編はどのように区別されていますか?

ローカル編には韓国国内の企業であるJobkoreaやSaraminなどが含まれ、外資系編には世界的に展開しているIndeedやMonster、LinkedIn、Glassdoorなどが含まれます。

韓国の求人サイト・プラットフォームの中で、AIを活用している例はありますか?

はい、SaraminはAI技術を駆使し、エントリーシートの添削サービスや応募者の適性分析を行っています。また、MEDIAWILLはAI推薦働き口サービスを提供しています。

Jobkoreaの特徴は何ですか?

Jobkoreaは2001年に設立され、韓国を代表する求人プラットフォームであり、ビッグデータとAI技術を活用して人材のマッチング効果を最大化しています。多様なサービスも提供しています。

韓国の外資系人材サービス企業にはどのような企業がありますか?

外資系人材サービス企業には、世界最大の採用サイトであるIndeed、Monster、LinkedIn、Glassdoorなどがあり、これらはグローバルに展開しています。

投稿者アバター
ソン ソヨン Seoul-Based Business Strategy Analyst
ソウル在住の韓国人ビジネスアナリスト。日本で25年間在住し、日本の有名大学を卒業後、大手シンクタンクおよび経営コンサルタントとして勤務。ビジネス戦略とイノベーション分野を中心に、多様なプロジェクトに携わってきた。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次