韓国の語学学校業界は、YBMネットなど国内大手語学学院とブリティッシュ・カウンシルなど海外系スクールが競合する市場です。英語教育需要の根強さを背景に、主要企業はオンライン講座の拡充とAI活用学習の導入を進めています。
今回は、そんな韓国の語学学校業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社の最新情報をお届けしていきます!
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韓国の主要語学学校企業11選〜ローカル編〜
YBM Net (ワイビーエムネット)
YBM Net は、YBM時事英語社を源流とする韓国のオンライン語学教育企業である。前身のワイビーエムシサドットコムから2016年に現社名へ変更し、KOSDAQに上場している。
創業者ミン・ヨンビンのイニシャルに由来するYBMブランドのもと、成人向けはYBM語学院、幼児・小学生向けはECCなどが教育を担ってきた。書籍やeラーニング教材の出版も主力事業である。
同社はTOEICの国内主管社として広く知られ、受付機関であると同時に公式過去問題集を出版する唯一の企業でもある。MOS韓国試験や日本語試験JPTの主管も担う。
2025年時点でも試験運営とオンライン学習を軸に事業を展開し、エドテック領域でのスマートラーニング強化を進めている。
出典:https://www.ybmnet.co.kr/
LanGCON (ランコン)
LanGCON は、アバロン教育が運営する韓国の大型フランチャイズ英語専門学院である。主に未就学児から小学校低学年を対象としたカリキュラムを展開している。
「英語で考え、英語で話す」をモットーに、スピーキングの流暢さと思考力を同時に養う統合型プログラムを特徴とする。レベルが細かく区分され、自社開発教材を用いて授業を英語で進める点に強みがある。
ESLをベースとした小学校専門プログラムでは、学校で学んだ教科内容を英語で再学習し、ライティングやスピーキングの強化を通じて言語思考力を育てる設計となっている。
2025年時点でも全国の加盟校網を通じて幼児・児童英語市場で存在感を保ち、フランチャイズ展開を継続している。
出典:https://www.langcon.co.kr/main
Sogang SLP (ソガンエスエルピー)
Sogang SLP は、学校法人西江大学が1994年に設立した幼児・小中学生向け英語教育専門ブランドである。英語教育で定評のある西江大学の伝統と教育哲学を土台としている。
1995年の学堂開校を皮切りに成長を続け、2011年には西江大学が100%出資する教育専門企業㈱西江教育グループとして発足した。以降、体系的な英語教育事業を展開している。
同ブランドのプログラムSLPには、1960年代から受け継がれてきた西江大学の英語教育哲学が反映されており、韓国の子どもの特性に合わせた教育を志向している。
2025年時点でも西江教育グループを運営主体として、フランチャイズ形式で全国各地に学堂を展開し、就学前から中学生までを対象とした英語教育を継続している。
出典:https://www.slp.ac.kr/main/main.php
A.dot (エードット)
A.dot は、韓国のフランチャイズ英語学院である。学院名の「Add」には、学生自身が人生のエース(Ace)になれるよう導くという意味が込められている。
入会時にレベルテストを実施し、その結果に応じてレベル別カリキュラムに沿った学習を行う点が特徴である。オフライン塾でありながら、公式サイトの動画講義とオフライン指導を組み合わせている。
担当講師が動画講義の受講状況や宿題を確認・テストし、合格できない場合は残って復習と再テストを行うなど、到達度管理を重視した運営を行っている。
2025年時点でも首都圏を中心に加盟校を展開し、児童・小学生向けの英語教育市場で、レベル別指導と学習管理を強みとして事業を継続している。
出典:https://www.adotenglish.com/html/main
Milestone Institute (マイルストーン)
Milestone Institute は、初等英語教育を専門とする韓国の英語学院である。大峙、盆唐、瑞草などにキャンパスを構えている。
クラスはI(基礎)、S(中級)、M(上級)のレベルに区分され、レベルテストの成績や学習態度を踏まえてクラスが変動する。最上位のMIクラスは盆唐・木洞キャンパスに置かれている。
入学テストに合格しなければ上位クラスに入れない選抜制を採用しており、英語幼稚園に数年通った生徒が多く合格する難度の高い学院として知られている。
現状の英語力を正確に診断したうえで長期的な教育方針を定め、完成度の高い英作文や批判的・創造的思考の育成に重点を置いている。2025年時点でも首都圏で運営を続けている。
出典:https://miedu.co.kr/web/intro.php
Creverse (クレバース)
Creverse は、チョンダムラーニングを源流とする英語専門教育企業であり、KOSDAQに上場している。清潭語学院から出発し、規模拡大を経て現在の体制に発展した。
基本カリキュラムはTOEFLジュニアおよびTOEFLを軸とし、独自試験によるレベル区分を採用している。上位レベルは難度が高く、体系的な選抜と学習管理を行っている。
内申対策よりも、ネイティブとの会話、読書後の発表、時事問題の討論など、コミュニケーション能力の育成に重点を置く教育方針が特徴である。
2025年通期にかけては事業構造の再編を進めており、コスト削減と体質改善に取り組んでいる。清潭語学院ブランドを中心に全国で校舎を展開している。
出典:https://creverse.com/
Poly (ポリー)
Poly は、1999年に設立された韓国の英語語学学校で、コリアポリースクールとして知られる。大規模なキャンパスと高い知名度を有する。
幼児から小学校高学年までを対象とし、ECP(幼児)、ELE(小学校低学年)、PASを含む3系統の教育カリキュラムを提供している。高学年専用のMPOLYコースも設けている。
MPOLYはポリ学院の高学年向けブランドで、PASの特別プログラムを一部拠点でのみ提供する。MPOLYとマグネットを含め約64の支店を展開している。
2025年時点でも設立から四半世紀の実績を背景に、幼児・児童英語教育市場で全国規模の加盟校網を維持し、幼稚園から中学生まで一貫した英語カリキュラムを提供している。
出典:https://www.koreapolyschool.com/main.do
Hackers Language Institute (ハッカースランゲージ)
Hackers Language Institute は、TOEFLとTOEICから出発した韓国の学園企業である。現在は多様な業種に進出し、私教育界で相当の影響力を持つ中堅企業となっている。
主に成人向けの私教育サービスを提供し、語学、就職、編入、国家試験、各種資格教育のためのインターネット講義と教材出版を主力とし、直営学院も運営している。
元忠清南道大学英文科教授のチョ・ドンインにより1999年に創立され、2002年に法人登記を完了した。同年出版の教材を皮切りに、TOEFLやTOEIC、TEPS、公務員試験など幅広い分野の書籍を刊行している。
2025年時点でも、オンライン講義プラットフォームと出版事業を軸に、成人語学・資格市場で高い認知度を保っている。
出典:https://hackers.com/
DYB Choison (ディーワイビーチョイズン)
DYB Choison は、1993年にソウル大峙洞で崔善外国語学院として創業した韓国の英語学院である。小さな教室と数名の学生から着実に成長してきた。
子ども英語幼稚園LANPUS、小中高英語学院、DYBマタ数学学院、受験塾などを運営し、全国に10の直営キャンパスを保有するほか、ベトナムにも進出している。
オンライン学習サービスonSTPやコンサルティングを担うGENOS、R&D・出版など多様な教育サービスを備える総合教育専門企業である。社名のDYBは「Do Your Best」に由来する。
2020年時点で約600人の教師と190人のスタッフを擁し、月平均2万5千人以上の受講生を集めており、2025年時点でも英語教育を軸に事業を続けている。
出典:https://www.choisun.co.kr/main/main.php
Pagoda Academy (パゴダアカデミー)
Pagoda Academy は、1983年に発足したパゴダ教育グループの中核を担う韓国有数の語学教育機関である。成人向け英語会話教育を中心に事業を展開している。
1985年に国内で初めてネイティブによる英語会話(SLE)を導入したことで知られ、マンツーマン英会話専門のパゴダウォン、児童向けのパゴダジュニア、オンライン講座のパゴダイン、電話外国語のパゴダトークルなど多様なブランドを擁する。
ソウルの江南・鍾路・新村、釜山の西面・釜山大など全国8地域に拠点を構え、年間受講生数は約60万人規模に達している。TOEICやTOEFLなど各種試験対策も主力である。
2018年平昌冬季五輪の公式言語教育スポンサーを務めた実績を持ち、2025年時点でも学院・スマートラーニング・コンテンツを軸に事業を展開している。
出典:https://www.pagoda21.com/
Siwon School (シウォンスクール)
Siwon School は、イ・シウォンが2006年に創業した韓国のオンライン語学教育ブランドである。運営会社はエスジェイダブリューインターナショナル(SJW)で、成人向けを中心に事業を展開してきた。
英語のほか日本語、中国語、ベトナム語、スペイン語、フランス語、ドイツ語など複数言語の講座を提供し、累積会員数は約290万人に達するオンライン語学教育の有力ブランドである。
外国語教育部門で9年連続の消費者選定最高ブランド大賞、オンライン英会話部門で10年連続1位(KS-PBI)を獲得している。2024年の売上は約217億ウォン規模であった。
2025年12月には、共同大株主SJWのシウォンスクール教育事業部門をゴールドアンドエスが譲り受けることが公表され、2026年1月時点で事業譲渡の効力が発生した。統合後の売上は300億ウォン以上が見込まれている。
出典:https://www.siwonschool.com/
韓国の主要語学学校企業3選〜外資編〜
British Council (ブリティッシュカウンシル)
British Council は、1934年に英国政府によって設立された非営利の国際文化交流機関である。世界100カ国以上に拠点を置き、英語普及と文化・教育交流を担っている。
各国、特に韓国を含むアジア諸国では英語教育機関として高い地位を確立しており、公的機関としての信頼性を背景に語学事業を展開している。
1973年に開館した駐韓英国文化院は、現在、文化院事務所と語学学校を運営している。成人向け語学学校は乙支路に、子ども向けは市庁、瑞草、一山などにセンターを構える。
かつては江南や蚕室にもセンターを拡張したが、新型コロナの影響で撤退した経緯がある。2025年時点でも公的機関として韓国の英語教育・試験事業を継続している。
出典:https://www.britishcouncil.kr/
Berlitz Korea (ベリッツコリア)
Berlitz Korea は、145年以上の歴史を持つ世界最大級の語学教育企業ベルリッツの韓国法人である。世界75カ国560以上のセンターで外国語教育を提供している。
ベルリッツコリアは、1995年に教育部から初の「外資系外国語教育機関」に選定され、韓国のプレミアム語学教育をリードしてきた。
これまで数多くの受講生を輩出し、その中には政治、経済、スポーツ、エンターテインメントなど各界で活躍する著名人も含まれる。外国語教育の代名詞としての地位を築いている。
近年はビジネス会話や異文化コンサルティング、グローバルリーダーシップ領域へと事業を広げている。2025年時点でもグローバル教育ソリューション企業として成長を続けている。
出典:https://berlitzkoreaonline.com/
Shane English School (シャネスクール)
Shane English School は、40年以上の歴史を持つ国際的な英語教育ブランドである。世界各地に英語教育センターを展開し、業界のパイオニアとして豊富な指導経験を有する。
創業者シェーン・リプスコムは、サクソンコート・グループの創設者兼CEOであり、英語教育サービスを世界に提供する複数の専門企業を傘下に置いている。
22歳で来日し東京で英語教室を始めたのが原点で、現在では世界中に数百以上のスクールを展開し、その数を増やし続けている。
韓国では2016年に蔚山で第1号校を開校し、市場参入を果たした。2025年時点でも国際ブランドの教育ノウハウを背景に、韓国国内で英語教育事業を展開している。
出典:https://www.shaneschools.co.kr/
FAQ
韓国の語学学校業界にはどのような企業が存在しますか?
韓国の語学学校業界には、ローカル企業と外資系企業の両方が存在します。ローカル企業にはYBMNETやLanGCON、SOGANG UNIVERSITYなどがあり、外資系にはBritish CouncilやBerlitz Korea、Shane Schoolsなどがあります。
YBMNETの主な事業内容は何ですか?
YBMNETはレコード、書籍、塾などの事業を行っており、英語教育においてはTOEICの主管や過去問題集の出版、英語教材の提供をしています。
韓国の語学学校ではどのような教育カリキュラムが提供されていますか?
多くの韓国の語学学校は、レベル別のカリキュラムや英語を使った授業、思考力や会話スキルを重視したプログラムを提供しています。例えばLanGCONは英語で考え話すことを重視し、Milestone Instituteは段階的なレベル制を設けて体系的に英語教育を行います。
外資系企業の中で韓国で特に歴史と伝統のある企業はどこですか?
ベルリッツコリアは、145年以上の歴史と伝統を持ち、世界規模で展開する最大級の語学教育企業です。また、British Councilも長い歴史を有し、韓国において高い地位を確立しています。


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