【最新版!】韓国の主要医療卸業界13選〜医療・介護業界〜

今回は、医療卸業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて13社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

韓国の主要医療卸企業11選〜ローカル編〜

Geoyoung (ジオヨン)

2002年設立。企業所在地はソウル特別市西大門区。医薬品流通事業において圧倒的な1位の地位を築き、これを基盤にGPO、ヘルスケアIT、3PL/4PL、放射性医薬品事業などに事業領域を多角化し、名実ともに韓国最大のヘルスケアサービス事業者として位置づけられている。

GPO事業においてはサムスン物産の子会社だったケアキャンプ買収後、業界売上1位の座を強固にしており、ヘルスケアIT事業は薬局ITソリューション会社であるクレソティ、病院ITソリューション会社である4CゲートとNSスマートを中心に独歩的な市場占有率で市場をリードしている。

2007年仁川ハブ物流センターの完工により、韓国で初めて1日2~3回全国配送システムを構築し、21年に完工した業界最大規模の天安ハブ物流センターは、最先端の自動化設備およびコールドチェーンの力量を基に、国内外の製薬-バイオ企業と3PLおよび4PL事業を本格的に推進している。

出典:https://www.geo-young.com/

bluemtec(ブルーエムテック)

企業所在地は京畿道城南市。医薬品E-Commerce及び関連プラットフォームの運営している。クリニックと病院に必要な国内最多品目の専門医薬品と医薬部外品を取り扱い、価格比較情報提供を通じて合理的な供給が可能であり、購買パターン分析を通じて病院別にパーソナライズされたオーダーメード型特典などを提供している。

2023年5月時点の累積売上高は2,085億ウォン、累積加盟病院27,400を超える。メインである人工知能型専門医薬品e-Commerceプラットフォームであるブルーファームコリアある独自の差別化された流通ソリューションBOS(製薬会社-病院·医院間の直接取引プラットフォーム)を発売し、国内外の中大型製薬会社に導入している。

平沢に物流センターは常温、冷蔵保管が可能な物流センターを保有しており、安全な物流サービス提供のために国際的に最も厳格な品質標準規格であるEU GDP、WHO GDP、PIC/s GDPとともに国内医薬品流通管理基準(KGSP)を遵守している。

出典:https://bluemtec.com/renew/main/main.php

COPYRIGHT BAEKJE PHARMACEUTICAL(百済薬品)

1946年設立。企業所在地はソウル特別市九老区。韓国内の約10,000の薬局、病院·医院などに医薬品を迅速に供給しており、KGMP施設を備え、優秀医薬品を開発、生産している。

1980年には民族賞を受賞。2007年には大韓民国グリーン大賞、社会奉仕大賞受賞を受賞している。2021年にキム·スングァン会長が代表取締役に就任した。

関係会社として百済エチカル薬品、チョダン薬品(株)、草堂大学校、百済高等学校、チョダン産業(株)、ヤン·ウンスク福祉財団があげられる。その中でも百済エチカル薬品は1989年の全国民医療保険と医薬品流通業市場の開放に対応するため、1989年に病院·医院を担当する薬品を作製するために作られた企業である。

出典:http://www.baekje.net/

BOKSANNICE(ボクサンナイス)

2016年に㈱ポクサンナイスファーム、ポクサン薬品㈱、ポクサンファーム㈱の3社を統合し新たに設立。創業は1952年。企業所在地は釜山広域市東区。2022年には現在のオム·スンウク代表取締役が就任した。2020年には売上1兆ウォンを達成している。

薬品の入庫から顧客に到達する過程まで、製品が必要な適切な温度を維持しながら配送するコールドチェーンというシステムを導入しており、製品別の徹底したリスク管理を通じて温度変化による薬品変質の恐れを最小化し、グローバルガイドラインに基づいた厳格な品質管理を追求している。

医薬品物流受託も行っており、医薬品流通企業および製薬会社が直接医療機関/薬局に販売する商品を保管管理、出荷、配送する業務を遂行し、医療用医薬品管理基準に合う施設と医薬品取扱専門スタッフが商品の保管管理、出荷、配送をサポートしている。

出典:http://www.boksannice.co.kr/

TAEJEON GROUP(テジョングループ)

1935年設立。企業所在地は全羅北道全州市。2001年に売上1000億ウォンを達成。さらに成長を続け2022年の売り上げは11,869億ウォンを達成した。

医療品の物流や流通においては約500社の韓国内外の製薬会社の20,000品目の様々な医薬品を保管。 品質管理及び一括物流サービス提供、オンラインを含む約15,000以上の取引先の物流輸送/配送業務処理などを行っている。

薬剤師の役割価値を広げ主治薬剤師文化を社会に定着させ、粘り強い顧客管理をもとにより多くの常連客を誘致するための薬局中心のINTERコミュニケーションプラットフォームであるハハハアライアンスの運営を行うなど幅広い事業を行っている。

出典:https://www.taejeongroup.com/

DONGWON pharmaceutical Whoesale (ドンウォン薬品グループ)

1968年設立。企業所在地は大邱広域市北区。 最新物流システムと超高速電算網を構築、全国を連結して多チェーン網、流通一元化した医薬品流通会社である。2017年のグループ全体の売り上げは1兆ウォン。取り扱い品目は約17000品目。

大邱の(株)東宝薬品、大田の(株)大田東遠薬品、晋州の(株)晋州東遠薬品、ソウルの(株)ソクウォン薬品、(株)ソウル東遠ファーム、済州島の(株)済州東遠薬品が関係会社となっており、優秀な医薬品を迅速かつ円滑に供給できる流通体系および今後の流通一元化基盤を造成している。

2009年、2010年に赤十字の日有功包装銀章を受賞。2019年には東遠アイファームが「2019大韓民国雇用最高企業大統領表彰」を受賞。さらに2022年に(株)ドンウォンアイファームが韓国物流大賞大統領表彰を受賞している。

出典:https://dwpw.co.kr/

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Geo Pharm corporation(ジオファーム)

1989年設立。企業所在地は大邱広域市月西区。医療品物流企業である。2007年にCEO大賞を受賞、2009年には国家競争力大賞受賞するなど企業としても絶えず評価されている。代表はチャン・ウォントク。

系列会社としては大田ジオファーム、光州ジオファーム、ソウルジオフォームが存在する。それぞれの設立年は1990年、1986年、1995年である。

医療品の流通に関してはウェブサイトを通じてノンストップ注文でが可能であり、薬品や顧客の購入パターンまでトータルソリューションで体系的な管理を行っている。医療品物流においても、入庫、保管、出庫、配送までトータル的にサポートしてる。

出典:http://site01.ieetu.com/

KOREAMEDIX(韓国メディックス)

2015年設立。企業所在地はソウル市九老区。 医薬品マーケティング専門法人として、医薬品流通およびマーケティングトータルサービスを提供している企業である。2017年には売上200億ウォンを達成。2020年には1400億ウォンを達成しており着実に成長している。

毎年着実に新商品を出しており、最近では4歳から処方可能な低濃度アトロピンの目薬や、2型糖尿病患者の血糖値をコントロールを改善するための補助剤などを発表している。

企業構成は営業部、流通事業部、経営支援部、営業支援部の4つに分かれている。協力企業としてメディカルトータルヘルスケアメディコマース、セルトゥリオン製薬、モノパームテックなどの企業があげられる。

出典:http://home.koreamedix.com/#!/

Care pharm(ケアホーム)

2009年設立。企業所在地は2022年に安山から京畿道華城市に移動している。医薬部外品、医療機器、食品添加物/工産品、医薬品などを取り扱っている。2017年にベッドサイド洗浄ティッシュの開発/生産をおこなった。

2011年と2023年に国際医療機器KIMES展示に出品をしている。自社の研究所を保有しており、技術開発と製品開発に集中専門医薬品、医薬部外品の製薬会社として生まれ変わるための強化された技術競争力で、新製品の開発に臨んでいる。

代表製品としては特許原料であるタンパク質分解酵素製品のケアザイムや既存製品に比べて利便性が向上した特許デザインが適用された製品のケアスワップ 160G プレミアム、差別化されたR/O浄水システムであるケアウォーターなどがある。

出典:http://m.carepharm.kr/

Hyesung Pharmaceutical(ヘソン薬品)

1997年設立。企業所在地は忠清北道清州市。医療品流通管理基準適格業者に指定された医療品卸売業者で7000種以上の専門医薬品と一般医薬品を備えており、先進化された最先端物流システムを備えている。

ヘソン薬品と子会社であるジソンファームを通じて病院・医院・薬局などの医療機関で必要な医薬品を多く供給することができ、医療用品専門子会社であるジンソンメディカルを通じて10000種類以上の医療消耗品、医療機器の供給を受けることが出来る。

代表製品としてイオルスワップがある。アルコールそーむをガンマ滅菌処理することで汚染されたソームによる交差感染を防ぐことができる製品である。ガンマ滅菌処理されていることで他社製品に比べ衛生的であることを謳っている。

出典:http://www.ehsp.co.kr/default/

Hangaram pharm(ハンガラム薬品)

1995年設立。企業所在地はソウル市西大門区。グローバル製薬会社とパートナーシップを結び医薬品の流通を含め、病院·医院と薬局をつなぐメディカルパートナー(MR)の役割を果たしている。

医薬品流通、営業協力活動、新規事業開発を行っている。医薬品流通においては入荷、在庫管理、出荷、配送業務のすべてをになっている。営業協力活動においても、製薬会社との営業協力活動で製品販売、集金、返品対応を行い医薬品流通企業の営業機能を構築している。

代表的な商品はジョンソンエンドジョンソン(Johnson & Johnson) 直取引OTC(一般医薬品&医薬部外品) 品目である。 発熱·疼痛、頭痛、神経痛などに効果のあるタイレノール錠やプラークと歯肉炎の予防および減少に役立つリステリンなどがある。

出典:http://www.ehsp.co.kr/default/

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韓国の主要医療卸企業2選〜外資系編〜

ZUELLIG PHARMA(ジュリックパーマコリア)

ジュリックパーマアジア太平洋グループの韓国支社である。1992年にアジアに進出し、1997年から本格的に韓国市場進出を準備し、2000年にジュリックパーマコリアが設立された。グローバル本社はシンガポールし所在し、アジア12ヵ国で多国籍製薬会社の顧客を管理する製薬流通およびヘルスケアソリューション企業である。

企業所在地はソウル特別市龍山区。1999年にファソンに第一物流センターを建設し、2006年にアンソン物流センターを建設。さらに2009年に第二のファソン物流センター、2011年にはファソンに第3物流センターを建設するなど着実にフィールドを広げている。

社会貢献も積極的に行っており、代表的なピン気リボンキャンペーンは乳がんの予防と早期発見の重要性を知らせるために全国1000の薬局に乳がん診断カードを無償で配布している。

出典:https://new.ezrx.co.kr/Info/CompanyInfo

NAVI MRO(ナビMRO)

アメリカに企業である。韓国には2013年に法人を設立。企業所在地はソウル市衿川区。アメリカでは米政府、国防総省などをはじめ、一般の大企業から中小企業まで、米国内で200万の企業に消耗性資材を供給している。韓国では日用品だけではなく、実験機材や医療用品も販売している。

法人設立の2013年には約10万個の商品を販売し、会員数1,000人を突破。3年後の2016年には売上高400億ウォンを達成、会員数150,000人を突破。2022年には売上高808億ウォン、会員数680,000突破と着実に成長している。

アメリカのグレインジャー、日本のモノタロウなど全世界のグレインジャーグループの販売網とグローバルソーシング力で大量生産によるコスト削減を達成した。 世界的に各品目別に最も競争力のある生産工場とソーシング協約を維持し、現在約400余りのグローバル生産工場とソーシング協約を維持している。

出典:https://www.navimro.com/pages/biz/company02

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