韓国のバイク業界は、国内メーカーの存在感が限定的な一方、ホンダやヤマハなど日系勢とハーレーダビッドソンなど欧米高級ブランドが強い市場です。大型バイク人気の高まりを受け、主要企業の輸入台数は近年着実に伸びています。
今回は、そんな韓国のバイク業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて23社の最新情報をお届けしていきます!
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韓国の主要バイク企業7選〜ローカル編〜
KR MOTORS (ケーアールモータース)
KR MOTORSは、1978年に暁星グループ系の暁星機械工業として発足し、鈴木との技術提携を経て韓国の二輪車製造を牽引してきたメーカーである。S&Tモーターズを経て2014年にラオス系複合企業コラオ(現LVMCホールディングス)の傘下に入り、現社名へと改めた。
国内初となる125cc SOHCエンジンや250〜700cc級エンジンを自主開発した技術的蓄積を持ち、コミューターからミッドサイズまで幅広い車種を手掛けてきた。韓国証券市場(KOSPI)に上場し開示を続ける数少ない国産二輪メーカーでもある。
近年は業績が大きく落ち込み、KRX開示によれば売上高は2021年の約1,335億ウォンから2024年には約160億ウォン規模まで縮小し、営業赤字が続いている。筆頭株主はLVMCホールディングスで、持株比率は5割を超える。
電動化と輸入車攻勢が強まるなか再建が課題となっており、2026年時点でも収益改善と資本政策の行方が市場の関心を集めている。
出典:http://www.krmotors.com/
DNA MOTORS (ディーエヌエーモータース)
DNA MOTORSは、1978年に自動車部品・二輪車事業を興した大林工業を源流とする韓国の二輪車メーカーである。かつてホンダとの技術提携により「大林ホンダ」ブランドで二輪を生産し、韓国の配達バイク文化を築いた歴史を持つ。
2018年に大林自動車の二輪事業が分割され、2020年にAJグループが買収、2021年に現社名へと改称した。配達用として定番化した「City」シリーズを軸に、スクーターや電動二輪、ATVまで展開している。
2023年には忠清北道忠州市に新工場を建設して本社機能を移転し、生産体制を刷新した。中国製モデルの輸入販売も組み合わせ、幅広い価格帯をカバーしている。
韓国の二輪新規登録では上位に位置する主要メーカーであり、2024年時点でもホンダに次ぐ国内販売規模を維持している。従業員は50人規模、年商はおよそ500億ウォンとされる。
出典:https://www.dnamotors.co.kr/
Daedong Mobility Co., Ltd. (テドンモビリティ)
Daedong Mobilityは、1977年設立の韓国チェーン工業を源流とする大同(DAEDONG)グループのスマートモビリティ子会社である。産業用チェーン製造を本業としつつ、農業用多目的車両やゴルフカー、電動モビリティへと事業を広げてきた。
2021年に現社名へ改称し、2022年には電動スクーター市場へ参入した。京畿道安城市の本社に加え、大邱広域市に第2工場を構え、電動二輪とゴルフカーの二本柱で成長を図っている。
主力の電動スクーター「GS100」シリーズはデザイン賞を相次いで受賞し、2026年にはレッドドット・デザイン賞(コンセプト部門)を獲得した。冷暖房を内蔵した量産型ゴルフカーなど、新機軸の製品開発にも積極的である。
チェーン事業を含む売上高は2025年12月期で約2,470億ウォン、従業員は約400人と、国内二輪関連では規模の大きい中堅企業に位置づけられる。
出典:https://www.daedongmobility.co.kr/
Wacco Motors (ワコモータース)
Wacco Motorsは、大田広域市を拠点とする韓国の電動スクーターメーカーである。自動車用BLDCモーターの製造技術を母体とし、自社開発したサイドモーターを搭載した電動バイクを国内生産している点を強みとする。
マクドナルドの配達バイクとして知られる「EV-E6」や商用特化の「EV-E7」など、業務用途で実績を積み上げてきた。国産生産をメリットに掲げ、低価格の輸入電動バイクとの差別化を図っている。
2024年には大邱でのモーターショーで新型「X10」を公開し、LGエナジー製バッテリーを最大4個搭載する仕様を打ち出した。2025年には環境部の電動二輪補助金対象車として販売を本格化し、予約が完売するなど需要を確認している。
従業員数は小規模で売上高は約31億ウォン規模だが、韓国製電動二輪の先駆的メーカーとして2026年時点でも独自の地位を築いている。
出典:http://wacco-motors.co.kr/
DONG YANG MOTORS (トンヤンモータース)
DONG YANG MOTORS(東洋モータース)は、大田広域市を拠点とする韓国の電動スクーターメーカーである。少量の受注生産を軸に、配達用途などに応じたオーダーメイド型の電動二輪を手掛けている。
独自開発の韓国型インホイールモーターを中核技術に据え、耐久性を高める防湿・排水の特許技術などを打ち出している。国内の道路事情に合わせた走行性能と、個人通勤向けパーソナルモビリティの開発に注力してきた。
配達特化モデルの「Vintage Classic」シリーズを主力とし、傾斜可能な三輪型電動スクーターなど新しい形態の車両開発にも取り組んでいる。公式サイトは2026年時点で稼働しており、法人としての活動を確認できる。
従業員規模や売上などの公的数値は限定的で、大手メーカーと比べれば小規模だが、独自技術を掲げるニッチな国産電動二輪メーカーとして事業を続けている。
出典:https://www.dongyangmotors.com/
ECOCAR CO.,LTD. (エコカー)
ECOCARは、2004年にソウル特別市衿川区で設立された韓国の電気二輪車メーカーである。韓国初の量産型電気二輪車とされる「Luce(ルーチェ)」を開発した企業として知られる。
設立以降、ソウル市の環境配慮型電気二輪の民間普及事業に選定されるなど、公的な電動化施策と歩調を合わせて事業を展開してきた。デザイン開発支援やハイソウル優秀商品アワードなど、各種の表彰や認証も取得している。
電気二輪車に加え、防疫・防除用の特装車や電動ゴルフカーなども手掛けており、近年は金属容器製造など事業領域の広がりもみられる。年産規模はかつて2,000台程度とされてきた。
従業員は数名規模と小さいものの、2026年時点でも法人として存続しており、韓国の電気二輪黎明期を支えた先駆的メーカーの一つに数えられる。
出典:http://ecocar.co.kr/
DAEPOONG (デプンイブイチャドンチャ)
DAEPOONG(大豊EV自動車)は、全羅南道霊光郡の電気自動車産業団地を拠点とする韓国の電動モビリティメーカーである。2010年前後に大豊総合商事として創業し、小型農機械の製造から電動二輪へと事業を転換してきた。
2017年には企業付設の研究所を設け、社名も大豊EV自動車へと改めた。二輪・三輪の電動車両を中心に、多容量の電動二輪充電器なども開発している。
2018年には二人乗り電気車両で環境部の認証を国内で初めて通過するなど、認証取得や自治体向けの普及事業に積極的に関与してきた。後方傾斜の検知による安全補助装置など、独自の特許出願も進めている。
従業員規模は小さく売上も限られるが、2025年から2026年にかけて登記・求人情報が更新されており、法人としての活動継続を確認できる。地方拠点の電動二輪・三輪メーカーとして事業を続けている。
出典:http://evpartner.co.kr/main/index.html
韓国の主要バイク企業4選〜日系編〜
Honda Motor Co., Ltd. (ホンダモーター)
Honda Motor Co., Ltd.(ホンダ)は、1948年設立の日本を代表するモビリティ企業で、二輪車の世界販売台数で長年首位を維持している。2025年時点で二輪の年間世界販売は約2,000万台規模に達し、世界シェアはおよそ4割を占める。
韓国では販売子会社の「ホンダコリア」が2001年に設立され、二輪事業を中核としてきた。主力の「PCX125」を筆頭に、韓国二輪市場でシェア首位を占める最大級のプレーヤーである。
2026年4月には、韓国での四輪車販売を同年末で終了すると発表し、経営資源を二輪へ集中する方針を明確にした。四輪はアフターサービスのみを継続し、二輪はむしろ強化する構えである。
電動化にも積極的で、2030年までに電動二輪を多数投入する計画を掲げる。2024年の韓国二輪新規登録でも約3万9千台と圧倒的な首位を維持し、市場の中心的存在であり続けている。
出典:https://www.hondakorea.co.kr/
Yamaha Motor Co., Ltd. (ヤマハモーター)
Yamaha Motor Co., Ltd.(ヤマハ発動機)は、1955年に楽器メーカーのヤマハから二輪車事業が分離して設立された日本企業である。オートバイやマリン製品、産業用ロボットなどを手掛け、二輪の世界販売では約480万台と世界第2位の規模を誇る(2024年)。
韓国では現地資本の正規輸入代理店である韓国モータートレーディングが「ヤマハスポーツコリア(YSK)」の名で二輪を展開している。2003年にヤマハと正規輸入契約を結んで以来、20年以上にわたり販売網を築いてきた。
スクーターの「NMAX」「XMAX」から「MT」シリーズ、「YZF-R」系スポーツモデルまで幅広く正規販売しており、韓国二輪市場では販売台数で第3位に位置する。
2024年の韓国二輪新規登録では約1万2千台を記録した。静岡県浜松市を本拠とするグローバル企業として、高い技術力を背景に韓国でも安定した存在感を保っている。
出典:https://global.yamaha-motor.com/
Suzuki Motor Co., Ltd. (スズキモーター)
Suzuki Motor Co., Ltd.(スズキ)は、1909年創業の鈴木式織機を源流とする日本のモビリティ企業である。自動車と二輪車を主力とし、二輪の世界販売はおよそ190万〜200万台規模で、日系ではホンダ・ヤマハに次ぐ位置にある(2024年)。
韓国では四輪を正規展開していない一方、二輪は現地資本の正規代理店「スズキCMC」が輸入・販売を担っている。同社は2005年に設立され、京畿道光州市を拠点に事業を続けている。
大型スポーツの「GSX」シリーズや「隼(Hayabusa)」、アドベンチャーの「Vストローム」、スクーターの「バーグマン」など、多彩なラインナップを正規販売している。かつては暁星グループと組み「暁星スズキ」の名で二輪を販売した歴史も持つ。
スズキCMCの2025年の売上高は約140億ウォン規模とされる。2024年の韓国二輪新規登録では約3千台を記録し、輸入二輪の一角として堅実な販売を維持している。
出典:https://www.suzuki.kr/home
Kawasaki Heavy Industries, Ltd. (カワサキジュウコウギョウ)
Kawasaki Heavy Industries, Ltd.(川崎重工業)は、1896年創業の兵庫県神戸市に本社を置く日本の重工業企業である。二輪車のほか鉄道車両や航空機部品、船舶などを手掛け、三菱重工業やIHIと並ぶ日本三大重工業の一角を占める。
二輪車ではホンダ・ヤマハ・スズキと並ぶ日本の四大メーカーの一つであり、独特の個性を備えた車づくりで知られる。2021年には二輪事業を「カワサキモータース」として分社化した。
韓国では、1985年設立の産業機器企業である大田機械工業が2013年からカワサキ二輪の正規輸入代理店を務めている。「Ninja」や「Z」シリーズなどを正規販売してきた。
2023年は市場停滞のなかで苦戦したものの、「Ninja ZX-4R」など新型モデルの投入で回復を図る方針である。日系四大メーカーのなかでは韓国での販売規模は小さいが、2026年時点でも正規販売体制を維持している。
出典:https://www.khi.co.jp/
韓国の主要バイク企業12選〜外資編〜
Harley-Davidson, Inc. (ハーリーダビッドソン)
Harley-Davidson, Inc.(ハーレーダビッドソン)は、1903年に米ウィスコンシン州で設立された大型二輪車の世界的メーカーである。クルーザー型を中心に高いブランド価値を誇り、独自のライフスタイル文化を世界に広げてきた。
2024年通期の世界小売販売は約15万1千台、連結売上高は約51.9億ドルで、高金利下の需要減により減収減益となった。プレミアム大型二輪の代表格として、なお強い存在感を保っている。
韓国では京畿道龍仁を拠点とする販売法人とディーラー網を通じて正規事業を展開している。オーナーズクラブ「H.O.G.」のラリーやオープンハウスなど、コミュニティ活動も継続的に開催している。
2024年から2026年にかけては一部ショールームの再編もみられるが、正規販売体制は維持されている。韓国のハーレー文化を象徴する存在として、2026年時点でも安定した地位を占めている。
出典:https://www.harley-davidson.com/kr/ko/index.html
BMW Motorrad (ビーエムダブリュモトラッド)
BMW Motorradは、ドイツのBMWグループにおける二輪車部門であり、そのブランドである。1923年に初の二輪車R32を発売して以来、乗用車に先立つ祖業として高い耐久性と職人技で評価を築いてきた。
2024年の世界販売は約21万台と社史上最高を記録し、プレミアム二輪セグメントで世界首位に立った。冒険志向の「GS」シリーズなどが主力で、電子制御技術の積極導入でも知られる。
韓国では1995年設立の完全子会社であるBMWコリアが輸入元となり、コオロン・モータースやドイチ・モータースなどの公式ディーラー網を通じて二輪を正規販売している。本社資本が投入された数少ない輸入二輪メーカーの一つである。
2024年から2025年にかけてもディーラー網の拡充やプロモーションを継続しており、比較的手ごろな価格政策も特徴とされる。2026年時点で韓国の輸入二輪市場において確固たる地位を保っている。
出典:https://www.bmw-motorrad.co.kr/ko/home.html
MV AGUSTA (エムブイアグスタ)
MV AGUSTAは、1945年にイタリア・ヴァレーゼで設立された高級スポーツ二輪ブランドである。少量の手づくり生産を貫く哲学で知られ、「Motorcycle Art」を掲げる希少性の高いメーカーとして世界的に支持を集めている。
2022年にオーストリアのKTM AG(親会社ピエラ・モビリティ)が資本参加し、2024年春には過半数を取得して経営権を握った。しかし親会社の経営難を受け、2025年1月にKTMは保有株をサダロフ家の持株会社へ売却し、MV AGUSTAは完全独立へと復帰した。
2024年の世界販売は約4千台と小規模ながら、前年比で大きく伸長した。「Superveloce」や「Brutale」「F3」など、デザイン性の高いスポーツモデルを展開している。
韓国でも公式サイトが稼働し、限定的ながら正規輸入が続いている。2026年時点では新体制下での供給体制の再編途上にあり、プレミアムブランドとしての存在感を保っている。
出典:http://www.mvagusta.co.kr/
PEUGEOT (プジョー)
PEUGEOT Motocycles(プジョーモトシクル)は、1898年に最初の二輪車を披露したフランスの二輪メーカーである。自動車ブランドのプジョーに連なる歴史を持ち、フランスで唯一の量産二輪メーカーとして欧州型の都心向けスクーターを主力とする。
所有構造は変遷を経ており、長くインドのマヒンドラ傘下にあった後、2023年に独投資ファンドのミュタレスが過半を取得した。2026年にかけては経営陣によるマネジメント・バイアウトで独立化へ移行する動きが進んでいる。
韓国では2021年に正規輸入元がKR MOTORSからDabin World(プジョーモーターサイクルコリア)へと変更された。全国に販売網を構築し、「Django」や三輪の「Metropolis」などを展開している。
年商は約1.4億ユーロ規模とされる。2026年時点でも韓国で正規輸入・販売が続いており、欧州型スクーターの選択肢として一定の存在感を保っている。
出典:http://peugeot-motocycles.co.kr/
Kwang Yang Motor Co., Ltd. (キムコ)
Kwang Yang Motor Co., Ltd.(KYMCO/光陽)は、1963年に台湾で設立された二輪車メーカーである。当初はホンダとの提携から出発し、後に独立して自社ブランドを確立、世界有数のスクーターメーカーへと成長した。
125cc級を中心とするスクーターに強みを持ち、コミューター向けから大型まで幅広い車種を展開している。近年は電動二輪のバッテリー交換プラットフォーム「Ionex」にも注力している。
韓国では正規輸入元のバイクコリアを通じて「Racing」「Like」などのスクーターを販売しており、輸入スクーター市場で長年にわたり上位の存在感を保ってきた。
2024年の韓国二輪市場では輸入ブランドの主要な一角を占めており、台湾勢を代表するメーカーとして無視できない位置にある。手ごろな価格と実用性を武器に、都市部の日常移動需要を取り込んでいる。
出典:http://www.kymco.co.kr/
Piaggio Group (ピアッジオ)
Piaggio Groupは、1884年創業のイタリアを代表する二輪車メーカーである。象徴的スクーター「Vespa」を筆頭に、Piaggio、Aprilia、Moto Guzziといった複数のブランドを擁する欧州最大級の二輪グループである。
Vespaはデザイン性とブランド価値の高いプレミアムスクーターとして世界的に知られ、Apriliaはスポーツ、Moto Guzziはクラシックと、性格の異なるブランドを組み合わせて幅広い層を取り込んでいる。
韓国ではピアッジオコリアが正規法人として展開し、VespaやPiaggioを中心に正規ディーラー網を通じた販売を行っている。プレミアムスクーターの象徴的存在として、若年層や都市生活者から支持を集めている。
2026年時点で韓国の輸入二輪市場において、イタリア量販スクーターの中核として確固たる地位を占めている。デザイン性を重視する需要の受け皿として一定のシェアを確保している。
出典:https://www.vespa.com/kr_KO/
Sanyang Motor Co., Ltd. (エスワイエム)
Sanyang Motor Co., Ltd.(SYM/三陽工業)は、1954年に台湾で設立された二輪車・四輪車メーカーである。KYMCOと並ぶ台湾を代表するスクーターメーカーとして、世界各国に製品を供給している。
実用性の高いコミュータースクーターから中大型モデルまで幅広く展開し、コストパフォーマンスと信頼性を武器に新興国市場を含めて販売を伸ばしてきた。
韓国では正規輸入体制を通じてスクーターを展開しており、台湾勢のもう一つの柱として輸入二輪市場に一定の存在感を持つ。配達用途や日常移動向けの実用スクーターで支持を得ている。
2026年時点で、手ごろな価格帯の輸入スクーターを求める需要の受け皿として、韓国市場で堅実な販売を続けている。KYMCOとともに台湾ブランドの二輪供給を担う主要プレーヤーである。
出典:https://www.sym-korea.com/
KTM AG (ケーティーエム)
KTM AGは、1934年に設立されたオーストリアの二輪車メーカーである。オフロードやネイキッドなどスポーツ性の高い車両を得意とし、モータースポーツでの実績を背景にブランドを築いてきた欧州スポーツ二輪の代表格である。
親会社のピエラ・モビリティは、傘下にKTMやHusqvarna、GASGASを抱えるが、2024年以降は在庫過剰と資金繰り悪化により深刻な経営難に陥り、再建の過程でインドのバジャジが関与を強めるなど資本構造の変化が続いている。
韓国ではスポーツモーターサイクルコリアが正規輸入元となり、オフロードやストリートファイター系モデルを展開している。既存の輸入ブランドに欠けていた欧州スポーツ二輪の選択肢を提供している。
2026年時点では親会社の再建動向が注目されるものの、韓国での正規販売は継続しており、走行性能を重視する層に向けた主要ブランドとして存在感を持つ。
出典:https://www.ktm.com/en-kr.html
QJMOTOR (キュージェイモーター)
QJMOTORは、中国の銭江モーターサイクル(Qianjiang)が展開する二輪車ブランドである。銭江は中国の自動車大手である吉利(Geely)グループの傘下にあり、Benelliなど欧州ブランドも保有する大手メーカーである。
中大型のネイキッドやスポーツ、アドベンチャーモデルを、価格競争力を前面に押し出して展開しており、コストパフォーマンスを重視する層を取り込んでいる。近年は世界各国で急速に販売網を広げている。
韓国ではQJモーターコリアを通じて2023年前後に本格進出し、ミドルクラスを中心にラインナップを拡充している。中国製ミドルクラス二輪の攻勢を象徴する新興ブランドとして注目される。
2026年時点で、輸入二輪市場における中国勢の台頭を代表する存在となっており、既存の日系・欧米ブランドに対して価格面で対抗する選択肢を提供している。
出典:https://www.qjmotorkr.com/
CFMOTO (シーエフモト)
CFMOTO(春風動力)は、1989年に中国で設立された二輪車・ATVメーカーである。オーストリアのKTMと合弁・技術提携の関係を持ち、その知見を取り込みながら中大型モーターサイクルの品質を高めてきた中国大手の一角である。
ATVやサイド・バイ・サイド車両に強みを持つほか、近年はミドル〜大型のモーターサイクルにも力を入れ、欧州設計を取り入れたモデルで存在感を高めている。
韓国では正規輸入元のエクスウェイブ(X-Wave)を通じて、ATVやモーターサイクルを展開している。中国勢のなかでも大型二輪で実績を積む主要ブランドとして、輸入市場に食い込んでいる。
2026年時点で、価格と装備のバランスを武器に中大型セグメントで支持を広げており、韓国における中国製二輪の主要な選択肢の一つとなっている。
出典:https://www.cfmoto-korea.com/
Ducati Motor Holding S.p.A. (ドゥカティ)
Ducati Motor Holding S.p.A.(ドゥカティ)は、1926年創業のイタリア・ボローニャに本拠を置く高級スポーツ二輪メーカーである。フォルクスワーゲン傘下のアウディグループに属し、レース由来の技術とデザインで世界的な支持を集めている。
L型ツインエンジンやデスモドロミック機構など独自の技術を武器に、「Panigale」や「Monster」「Multistrada」などのモデルを展開している。世界耐久やMotoGPでの実績もブランド価値を支えている。
韓国ではKiheungグループが運営するドゥカティコリアが正規輸入元となり、プレミアムスポーツ二輪を展開している。既存の輸入ブランドに不足していたイタリアン・スーパースポーツの選択肢を提供している。
2026年時点で、走行性能とブランド性を重視する層に向けた定番ブランドとして、韓国の輸入二輪市場で確固たる地位を占めている。
出典:https://ducati-korea.com/
Royal Enfield (ロイヤルエンフィールド)
Royal Enfieldは、英国に起源を持ちインドで発展したクラシックスタイルの二輪ブランドである。現在はインドのアイシャー・モーターズ傘下にあり、ミドルクラスの単気筒・二気筒モデルを世界に供給する主要メーカーである。
「Classic」「Meteor」「Himalayan」などレトロな意匠と扱いやすい排気量帯を武器に、世界最古級の現役二輪ブランドとして独自の地位を築いている。近年は欧米やアジアでも販売を拡大している。
韓国では正規輸入体制を通じてクラシックミドルのラインナップを展開しており、大排気量の輸入スポーツ車とは異なる層を取り込んでいる。個性的なスタイルを求める需要の受け皿となっている。
2026年時点で、扱いやすさとクラシックな魅力を両立するブランドとして、韓国の輸入二輪市場において独自のポジションを確立している。
出典:https://www.royalenfield.com/
FAQ
韓国のバイク業界に関する主な企業はどれですか?
韓国のバイク業界には、ローカル企業としてKR MOTORS、DNA MOTORS、Kpop Motors Inc.、Daedong Mobility、Wacco Motors、DONG YANG MOTORS、ECOCAR、DAEPOONGなどがあります。
日系企業の韓国バイク市場における代表的なメーカーは何ですか?
日系の代表的なバイクメーカーにはホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキがあり、これらは韓国市場でも高い知名度と販売実績を持っています。
韓国のバイク業界における新進気鋭の電動バイクメーカーはどこですか?
Wacco MotorsやDONG YANG MOTORSなどが国内の電動スクーターや電動バイクの開発・生産を進めており、新たな電動バイク市場の注目企業です。
外資系のバイクメーカーで韓国に現地法人を持つ企業はどれですか?
韓国内に現地法人を持つ外資系のバイクメーカーにはハーレーダビッドソン、BMW Motorrad、MVアグスタなどがあります。


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