【最新版!】韓国の主要介護業界14選〜医療・介護業界〜

韓国 介護業界 業界地図

韓国の介護業界は、KBゴールデンライフケアなど大手金融系企業も参入する高齢化対応市場です。急速な高齢化の進行を背景に、主要企業は介護施設の拡充と在宅介護サービスの質向上、介護人材の確保に力を入れています。

今回は、そんな韓国の介護業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて14社の最新情報をお届けしていきます!

読了時間の目安:5分

韓国の介護業界 業界地図はこちら!
目次

韓国の主要介護企業13選〜ローカル編〜

gooodcare (グッドケア)

ソウル特別市瑞草区に本社を置き、介護者マッチングサービスを提供する企業である。患者の健康状態や介護場所を入力するだけで専門の担当マネージャーが割り当てられ、オーダーメードの介護者をコーディネートする仕組みを持つ。

サービス利用料は業務終了後に毎日自動決済される手軽さを特徴とし、シニアヘルスケアプラットフォームの分野で存在感を高めてきた。

2024年には取引額が前年比195%増となり、看病サービス部門の売上高50億ウォンを含め、同種業界で国内最多の売上を記録したと公表した。累積の患者会員は43万人、介護者会員は2万人を突破している。

2021年から2023年まで3年連続でシニアヘルスケア部門の韓国顧客満足度1位を占め、2024年時点でも大韓民国成長チャンピオン企業に選定されるなど、成長企業としての評価を確立している。

出典:https://gooodcare.com/

HMC Networks (HMCネットワークス)

2013年に設立された企業で、患者の医療情報や移動を基盤としたカスタマイズ型の連結プラットフォームを展開している。患者・介護者・医療機関をつなぐアプリ『ケアネーション』を自社開発した。

オフライン介護『グリーンシルバー』では、全国60カ所余りの1〜3次医療機関に介護サービスを安定供給しており、この規模の供給網を国内唯一の強みとする。介護人賠償責任保険の対象で、供給量は400〜600人規模に及ぶ。

医療消耗品の流通も手がけ、約3,000種類の医療・臨床・福祉用品をオン・オフラインで販売している。

2023年には『AIオーダーメードケアメイト』を発表し、AIアルゴリズムで患者状態や介護者の希望地域・日程・履歴を踏まえた最適マッチングを提供している。2025年時点でもプラットフォームの高度化を進めている。

出典:https://hmcnetworks.co.kr/main

KB Golden Life Care (KBゴールデンライフケア)

KB金融グループ傘下の介護事業会社で、本社はソウル江南区に置く。金融グループの資本力を背景に、都市型の高級シニア施設と療養サービスを展開している。

ソウル鍾路区の平昌カウンティ、松坡区のウィレビレッジ、瑞草区の瑞草ヴィレッジ、およびケアセンターを運営し、24時間コンシェルジュや緊急対応、家事・食事支援など包括的な生活支援を提供する。

デジタルヘルスケアによるリアルタイム健康モニタリングや、専門家による個別ケアプラン、認知活動・作業療法など多様なプログラムを備える点を特徴とする。

2025年時点では金融各社の介護事業参入が相次ぐなか、KB金融の先行者として売上を伸ばしており、都心型プレミアム施設の拡大を進めている。

出典:https://www.kbgoldenlifecare.co.kr/

Indeokwon Social Welfare (仁徳院社会福祉)

1994年に設立された社会福祉法人で、本部はソウル恩平区に置く。仏教系の福祉財団を母体とし、高齢者向けの入所・通所・訪問サービスを地域で展開している。

入所施設『ブッダ村』は65歳以上、または老人性疾患で療養等級を受けた高齢者が入所でき、定員は287名である。相談・理美容・入浴・応急処置・運動療法・健康体操など多彩なプログラムを提供する。

通所の『仁徳院デイケアセンター』は定員28名で、総合相談や保健医療、文化余暇、車両支援、機能回復・リハビリなどを担う。訪問療養の『仁徳斎老人福祉センター』も運営する。

2025年時点でも地域密着型の非営利福祉法人として、入所から在宅まで切れ目のないケアを提供する体制を維持している。

出典:https://idw.or.kr/

Machumi Silver Care (マチュミシルバーケア)

ソウル恩平区に所在する療養施設で、認知症や脳卒中など老人性疾患を抱える高齢者とその家族を対象としたケアを提供している。

115人が入所できる居心地の良い居住空間を備え、専門看護(助手)、理学療法士、栄養士、療養保護士など70人余りが所属する体制を敷く。

介護・医療・理学(作業)療法・認知向上・余暇支援・情緒支援・家族支援など幅広いサービスを提供し、認知向上では園芸療法や料理、瞑想療法、感覚反応活動などを取り入れている。

2021年には国民健康保険公団の長期療養機関定期評価で最優秀A等級に選ばれ、質の高い療養機関として認められた。2025年時点でも認知症ケアやリハビリを軸に、家族の負担軽減にも配慮した療養サービスを地域で継続的に提供している。

出典:http://www.xn--hz2b23b9lr4s5vdrpp5mc.kr/

韓国の介護業界 業界地図はこちら!

Mediawill (メディアウィル)

1990年に設立された持株会社で、本社はソウル特別市瑞草区に置く。メディア・印刷・流通・外食など12の系列会社を束ね、資源配分やブランド価値の最大化、事業間シナジーの創出を担う。

2021年にオンライン介護者仲介プラットフォーム『メディアウィルケア』を発表して介護市場へ参入した。シニア専門ケアセンター運営の『インザイン』や、大型病院10カ所に看病人材を供給する『ハンソクHR』を通じてオフライン事業も展開する。

メディアウィルケアはAIマッチングで保護者の条件に合う介護者の推薦リストを提示し、保護者がプロフィールを確認して選べる仕組みを持つ。介護者側も推薦された働き口に直接応募でき、双方向のマッチングが可能である。

2025年時点でも既存メディア事業で培った基盤を生かし、シニアケア領域の拡大を進めている。

出典:http://www.mediawill.com/

Samsung Noble County (ノーブルカウンティ)

京畿道龍仁市に所在する『サムスンノーブルカウンティ』を運営する企業で、6万8千坪の広大な自然環境のなかにシニアタウンと療養センターを構える。

シニアタウンは、自立生活を送る一般世代(タワーA・B棟)と、日常生活に支援が必要なシニア向けのプレミアム世代に分かれる。プレミアム世代では専門の社会福祉士と看護師が24時間体制で常駐し、手厚い介護を提供する。

療養センターでは看護・看病・専門リハビリ治療に加え、文化・余暇・イベントなど多彩なプログラムを通じて、豊かな老後生活を支援している。食事介助・入浴介助・排泄支援・移動支援などにも対応する。

サムスングループの資本を背景とする代表的なプレミアムシニアタウンとして、2025年時点でも高い認知度を維持している。

出典:https://www.samsungnc.com/kor/noble-county/main/main.html

Code Blossom (コードブロッサム)

2019年に設立された企業で、本社はソウル江南区に置く。介護・看護における人材と患者の情報不一致を解消し、病院専用の看護・介護マッチングサービスを運営するスタートアップである。

体系化されていない看護・介護の専門性と安全性を高めることを掲げ、患者と看護・介護人を結ぶプラットフォームを提供している。

2024年には毎月57%以上の成長を続け、半年間で利用者が8倍以上に増加したと発表した。2023年の利用者は11万736人で、年齢層は70〜80代の高齢層が全体の78%を占めた。

2020年には看護学図書出版や非対面遠隔臨床実務教育を手がけるドリームナルスとMOUを締結し、2025年時点でもヘルスケア関連事業の拡張を進めている。

出典:https://www.codeblossom.me/

dolvoin (トルボイン)

2008年に設立された企業で、本社はソウル江南区に置く。老人長期療養保険に基づく療養サービスや介護、家事サービスに加え、地域間の連携サービスを構築している。

情報提供や交流の場を通じて利用者同士がつながる仕組みを整えているのが特徴である。訪問療養・訪問入浴サービスの支店はソウルに7カ所、京畿道に8カ所を持ち、個人介護サービスの支店もソウル・京畿道・江原道に展開する。

派遣された専門介護士が家庭に住み込みで24時間ケアする1対1のカスタマイズサービスや、24時間常駐する入居型の家事サービスを強みとする。

2012年には老人長期療養機関評価で全国最優秀A等級に選ばれており、2025年時点でも在宅中心の療養サービスを継続的に提供している。

出典:http://www.dolvoin.com/

One Care Medi (ワンケアメディ)

2015年に設立された企業で、本社はソウル市城東区に置く。介護者の養成と優秀人材の支援を主力事業とし、病院や在宅への看病人材の供給を手がけている。

介護者の登録者数は700人余りに上り、その約80%が韓国人である。英語や日本語で会話できる介護者を擁する点を特徴とする。

城南のボパス病院やソウルの建国大学病院、漢陽大学ソウル病院、江南セブランス、明治聖母病院、高麗大学グロ病院などと契約し、病院または訪問での看護を提供している。高齢者の長期療養保険にも対応する。

事務所は年中無休で運営され、緊急時にも迅速に対応できる体制を敷いている。患者一人ひとりの状態に合わせたカスタマイズ看護と、多言語対応を強みとする人材供給の体制を、2025年時点でも維持している。

出典:http://ocmedi.co.kr/

韓国の介護業界 業界地図はこちら!

Caring (ケアリング)

2019年に設立された在宅介護スタートアップで、本社はソウル瑞草区に置く。訪問療養を軸に、家族療養、デイサービス、療養院(ケアリングビレッジ)、シルバータウン(ケアリングステイ)などシニアケア事業を幅広く展開している。

直営型の訪問療養では国内最大手とされ、ソウルや釜山、光州など全国の複数地域にセンター網を広げてきた。ケアサービス部門で4年連続の韓国消費者満足指数1位を獲得している。

2025年通期の売上高は1,658億ウォンと過去最大を記録し、同年には約400億ウォン規模のシリーズC投資を新たに調達した。累計調達額は1,000億ウォンを超えるとされる。

2026年時点では調達資金を背景に事業の多角化を加速させ、在宅から施設まで一貫したケアインフラの構築を進めている。

出典:https://caring.co.kr/

Caredoc (ケアドク)

2018年に設立されたシニアヘルスケアのスタートアップで、本社は釜山とソウルに置く。看病人マッチングを起点に、訪問リハビリや在宅ケア、シニアレジデンスまで事業を広げている。

累計の利用顧客は20万人以上、ケアコーディネーターのネットワークは7万人以上に達し、IoTやAI、キオスクを組み込んだシニアハウジング運営システムも提供する。

2023年には170億ウォン規模のシリーズB、その後にはシニアハウジング向けのプロジェクトファイナンスで310億ウォンを調達するなど、資金調達を重ねて事業基盤を拡大してきた。

2026年時点では『INFRA』を経営キーワードに掲げ、AIを含むケアインフラへの転換を進めるなど、シニア産業のプラットフォーマーとしての地位を固めている。

出典:https://company.caredoc.kr/

Shinhan Life Care (シンハンライフケア)

2024年に新韓ライフ(新韓生命)が設立したシニア事業専門の子会社で、新韓金融グループの生命保険会社を親会社とする。

保険会社の資本と顧客基盤を背景に、都市型で1人室を中心としたプレミアム療養施設とデイケアセンターの運営を軸に、シニアライフコミュニティ事業を展開している。

2024年11月には初の長期療養施設として『分堂デイケアセンター』を開所し、2026年1月にはプレミアム療養院『ソラチェホーム・ミサ』を開設するなど、施設網を順次拡大している。

先行するKB金融に対し後発ながら、療養保護士の養成や産学連携、シニアビジネスの協業を進め、2026年時点で生命保険業界のシニア市場競争において存在感を高めている。

出典:https://shinhanlifecare.com/

韓国の介護業界 業界地図はこちら!

韓国の主要介護企業1選〜外資編〜

Zeniel (ジェニエル)

1990年に設立された企業で、本社はソウル市瑞草区に置く。設立当初は米国GSC社の先進的な看病技法を本社とのフランチャイズ契約により導入したことに始まる。

現在は『ジェニエルメディカル』のブランドで、病院の患者やその家族の便宜と早期回復を重視し、自社の教育課程を修了した専門看病人を投入して個人看病・家庭看護・介護サービスを提供している。

Special Care社との協約で管理システムを構築し、医療機関向け人材派遣で国内上位の管理を担うほか、業界に先駆けて労働部の看護補助システムを整備した。

韓国産業人力公団とオーダーメイド人材協定を締結し、指定教育室・実習室を備えた人材養成を行うなど、2025年時点でも教育基盤を生かした看病サービスを展開している。

出典:https://www.zeniel.com/ko/

韓国の介護業界 業界地図はこちら!

FAQ

韓国の介護業界に関する主要な企業を教えてください。

韓国の主要介護企業には、Gooodcare、HMC Networks、KB Golden Life Care、Indeocwon Social Welfare、Machumi Silver Care、Mediawill、Noble County、Code Blossom、Zenielなどがあります。

韓国のローカル介護企業の特徴は何ですか?

韓国のローカル介護企業は、患者のマッチングや健康モニタリング、24時間対応のケアサービス、地域コミュニティと連携した療養施設、認知症や老人性疾患対策のサービスを提供しており、デジタル技術を積極的に導入しています。

外資系の韓国介護企業にはどのような特徴がありますか?

外資系の韓国介護企業は、先進的な医療技術や看護技法を導入し、高度な医療支援や専門教育を提供しています。例えば、ジェニエルは米国の技術を取り入れ、質の高い家庭看護と個人ケアを行っています。

投稿者アバター
ソン ソヨン Seoul-Based Business Strategy Analyst
ソウル在住の韓国人ビジネスアナリスト。日本で25年間在住し、日本の有名大学を卒業後、大手シンクタンクおよび経営コンサルタントとして勤務。ビジネス戦略とイノベーション分野を中心に、多様なプロジェクトに携わってきた。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次