【最新版!】タイの子ども服・用品業界20選〜流通・小売業界〜

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急速に変化するタイの子ども服・用品市場では、ブランドの多様化とオンライン販売の拡大が進み、プレイヤーごとの戦略にも大きな違いが生まれています。今回は、タイの子ども服・用品業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて20社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

タイの主要子ども服・用品企業12選〜ローカル編〜

Royal Industries (Thailand) Public Company Limited(ロイヤル・インダストリーズ)

Royal Industries (Thailand) Public Company Limited(ロイヤル・インダストリーズ)は1969年に設立されたベビー用品メーカーである。同社は主力ブランド「PUR」を通じ、哺乳瓶用乳首やおしゃぶり、フィーディングボトルなどの育児関連製品を幅広く製造・販売している。製品はBPAフリーや国際安全規格に準拠しており、アジア、中東、欧州を含む40か国以上に輸出されている。

タイ国内では小売・ドラッグストア・ECを通じて流通網を拡大し、海外市場では現地代理店との提携によりプレゼンスを高めている。従業員数は1,000名以上を擁し、研究開発部門を持つことで新素材やデザインの改良にも積極的に取り組んでいる。

近年は環境配慮型製品やデジタルマーケティングの強化に注力しており、特にプラスチック代替素材やサステナブル包装の導入を進めていることが注目される。

Osotspa Public Company Limited(オソットスパ)

Osotspa Public Company Limited(オソットスパ)は1891年に創業したタイを代表する老舗消費財メーカーである。本社はバンコクに所在し、飲料事業のイメージが強いが、ベビーケア分野においても大きな存在感を持つ企業である。同社の主力ブランド「Babi Mild」は、ベビーパウダー、シャンプー、ボディソープ、ローションなどを中心に展開しており、タイ国内ではトップクラスのシェアを誇る。低刺激処方と天然由来成分を打ち出した製品群は、乳幼児だけでなく敏感肌向け一般消費者からも支持を得ている。

また、同社は製造からマーケティングまで一貫した体制を構築し、タイ市場だけでなく東南アジアや中東を中心に輸出も拡大している。従業員は約3,600名規模で、研究開発拠点を通じて製品改良や新しい処方開発に注力している。近年は環境配慮型製品やサステナブル包装の導入を進めており、Babi Mildブランドもリサイクル素材や植物由来成分の活用を強化している。

このようにOsotspaは飲料事業の大手であると同時に、Babi Mildを軸としたベビーケア領域でもタイを代表する企業として位置づけられている。

Moong Pattana International PCL(ムーン・パッタナ)

Moong Pattana International Public Company Limited(ムーンパッタナ)は、1981年に設立されたタイの消費財企業である。本社をバンコクに構え、ベビーケア分野を主力領域の一つとしている。同社は乳首や哺乳瓶、ベビーワイプ、口腔ケア、スキンケア、授乳補助用品、ギフトセットといった幅広いベビー・インファント用品を扱い、Mother & Baby Productsとして自社ブランドおよび代理販売の形で展開している。特に、日本の大手ベビー用品メーカーであるピジョン株式会社の製品をタイ国内で独占的に販売する代理店として長年実績を持ち、信頼性の高い商品を幅広い小売チャネルで供給している点が大きな強みである。

また、ベビー用品以外にもパーソナルケアや家庭用品、食品・飲料、シニア向け製品などを取り扱い、消費者のライフステージ全般をカバーする製品ラインを形成している。

ムーン・パッタナは製造業ではなく流通・ディストリビューションに強みを持つ企業であり、効率的な物流網と販売チャネルを活かして国内外の有力ブランドを取り扱っている。従業員数は約100名規模とされ、中小規模ながらも柔軟性を持った組織体制を維持している。また、2024年の売上高は約7.8億バーツ、純利益は約3,500万バーツと堅調な業績を記録しており、タイ証券取引所に上場する企業として安定した収益基盤を築いている。

Kids Kreations Co., Ltd.(キッズ・クリエーションズ)

Kids Kreations Co., Ltd.(キッズ・クリエーションズ)は、2000年に設立されたタイのベビー用品メーカーである。本社および工場をサムットサーコーン県クラトゥムバエンに構え、ベビーソフトグッズとギフトアイテムを中心に自社ブランド「Elegant Kids」を展開している。

製品ラインは、ベビーウェア、アクセサリー、ブランケット、授乳関連アイテム、入浴用ケア用品、ギフトパックなど幅広い。

同社はOEM/ODMの枠を超え、自社ブランドをグローバルに輸出している点が特徴である。製造体制は国際基準に準拠しており、ISO 9001認証やGOTS認証(オーガニックコットン)を取得し、ディズニーをはじめとする国際的ライセンス製品の生産拠点としても認められている。近年は安全性と環境配慮を両立した製品開発を進めており、サステナブル素材の導入や輸出市場拡大に注力している。

Thai Wacoal Public Company Limited(タイ・ワコール)

Thai Wacoal Public Company Limited(タイ・ワコール)は、1969年に設立されたアパレルメーカーであり、タイ証券取引所に上場する現地企業である。同社は日本のワコールホールディングスとの合弁によって誕生し、タイ国内で独自に事業を展開している点に特徴がある。主力はインナーウェアの製造・販売であるが、ベビー用品分野においても長年の実績を持ち、「Enfant」ブランドとしてベビー服やトイレタリー製品を展開している。

Enfantは「Pure & Natural」をコンセプトに掲げ、ベビーミルクソープ、ローション、パウダー、シャンプーなどのスキンケア製品に加え、オーガニックコットンを使用した衣料品やブランケットを製造している。

製品は国際的な安全基準を満たし、低刺激性と安全性を重視して開発されており、タイ国内のみならず海外市場にも輸出されている。同社は自社工場での一貫生産体制を強みに、長年にわたり親世代から子世代へと信頼されるブランドとして定着している。

Neo Corporation PCL(ネオ・コーポレート)

Neo Corporation Public Company Limited(NEO)は、1989年に「Bio Consumer Co., Ltd.」として設立されたタイ資本の消費財メーカーである。2024年にタイ証券取引所(SET)に「NEO」として新規上場し、急成長を遂げている。主力ブランドには「D-nee」があり、ベビー向け洗濯洗剤や柔軟剤、ベビーソープ、ローション、パウダー、乳首・哺乳瓶用の洗浄剤、ベビー用コットン・ワイプなどを製造・販売している。

「D-nee」は、タイ国内において長年ベビーケアカテゴリーで圧倒的な市場シェアを築いているブランドであり、優しい成分にこだわった低刺激・オーガニック処方で知られる。その他にも、「D-nee Deluxe」として高齢者にも対応する製品ラインを追加展開し、家族全体をカバーするベビーケア商品開発が進められている。

NEOはマーケティング・製造・流通を自社で一貫して担う体制を構築しており、自社工場(NEO Factory)を通じた高い品質管理と効率的な供給網を確立している。これにより、D‑neeブランドはタイ国内だけでなく、近隣諸国を含む海外市場にも供給されている。

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WeCare Baby Products Co., Ltd.(ウィケア・ベビー・プロダクツ)

WeCare Baby Products Co., Ltd.(ウィケア・ベビー・プロダクツ) は、2014年に設立されたタイのベビー用品メーカーである。本社と工場をサムットサーコーン県に構え、ベビー用のフィーディング製品を中心にOEM/ODMを手がける。製品群には、哺乳瓶、乳首、母乳パッド、トレーニングカップ、食器、アクセサリーなどが含まれ、企画・デザインから金型製造、射出成形、組立、包装までを一貫して対応できる体制を有している。

同社は「one-stop solution」を掲げ、ブランドオーナーや小売業者のニーズに応える柔軟な生産体制を構築していることが特徴である。国際基準の品質管理体制を整備し、BPAフリー素材や食品安全規格に準拠した製品を供給しており、海外市場への輸出実績も持つ。比較的新しい企業でありながら、OEM/ODM事業を通じて世界中のベビーブランドとの協業を拡大しており、タイにおける新興ベビー用品製造企業として注目されている。

Rex Enterprises Co., Ltd.(レックス・エンタープライズ)

Rex Enterprises Co., Ltd.(レックス・エンタープライズ) は、2000年に設立されたタイのベビー用品メーカーである。本社および工場をバンコク近郊に構え、主に乳首、哺乳瓶、トレーニングカップ、ベビー食器、アクセサリーなどのフィーディング製品を製造している。加えて、プラスチック射出成形、シリコーン成形、天然ゴム加工などの素材技術に強みを持ち、パッケージ製造まで含めた一貫生産体制を整えている点が特徴である。

同社はOEM/ODMメーカーとしても国際的に取引実績があり、70か国以上への輸出実績を持つ。製品はBPAフリー素材を用い、国際規格に準拠した品質管理が徹底されており、世界的なベビーブランドや小売業者から高い信頼を得ている。

近年は環境に配慮した素材やデザインを積極的に採用し、持続可能性に配慮したベビーケア製品の開発にも注力している。

PLAN TOYS COMPANY LIMITED(プラン・トイズ)

PLAN TOYS COMPANY LIMITED(プラン・トイズ) は、1981年に設立されたタイの玩具メーカーである。トラン県に本社と工場を構え、木製ベビー・チャイルドトイを中心に製造・販売している。最大の特徴は、ゴムの木を再利用した「エコ素材」を活用している点であり、伐採後に廃棄される木材に新たな価値を与える独自の生産モデルを確立している。

製品は安全性・教育性を重視して開発されており、積み木、プルトイ、楽器、ままごと用具など、乳幼児期の発達を促す幅広いカテゴリをカバーしている。環境に優しい素材と無害の塗料を用いた製品は、世界中の消費者から高く評価され、現在では60か国以上に輸出されている。

また、同社は持続可能性の追求を企業理念の中核に据えており、「サステナブルプレイ」を掲げた製品づくりを進めている。ISO 9001およびISO 14001の認証を取得し、品質と環境管理の両立を実現している点も大きな強みである。プラスチック製品からの代替需要が高まる中で、Plan Toysはタイを代表するサステナブル玩具メーカーとして国際的な存在感を確立している。

Regal Babycare Products Manufacturing Co., Ltd.(リーガル・ベビーケア・プロダクツ・マニュファクチャリング)

リーガル・ベビーケア・プロダクツ・マニュファクチャリング は、1997年に設立されたタイのベビー用品メーカーである。バンコクに本社と工場を構え、哺乳瓶、乳首、トレーニングカップ、ベビー食器、玩具など幅広いベビーケア製品を製造している。OEM/ODMメーカーとして、企画・デザインから金型製造、成形、印刷、組立、パッケージングまでを一貫して行う体制を有している点が大きな強みである。

同社は国際的な品質基準に準拠して製造を行っており、食品グレードの原料を使用したBPAフリー製品を提供している。特に、欧米や中東市場を含む海外輸出の比率が高く、世界中のブランドオーナーや小売業者からの信頼を獲得している。さらに、独自の研究開発部門を持ち、ベビーの安全性と快適性を重視した新製品の開発に積極的に取り組んでいる。

近年は環境配慮型の素材導入や持続可能なパッケージングを推進しており、グローバル市場におけるサステナブルなベビー用品メーカーとしての地位を強化している。タイ国内においても、ベビー用品の主要なOEM拠点のひとつとして存在感を確立している。

Kasem International Co., Ltd.(カセム・インターナショナル)

Kasem International Co., Ltd.(カセム・インターナショナル) は、1964年に設立されたタイのベビー用品メーカーである。バンコクに本社を構え、ベビー哺乳瓶、乳首、トレーニングカップ、食器、母乳関連アイテム、ベビーおしゃぶり、アクセサリーなどを幅広く製造している。長年にわたりOEM/ODMメーカーとして国内外のブランドに製品を供給してきた実績を持ち、タイのベビー用品産業を支える老舗企業の一つと位置づけられている。

同社の強みは、金型設計から射出成形、シリコーン加工、印刷、組立、パッケージングに至るまでの一貫生産体制である。食品グレードの原料を用い、BPAフリーや国際安全規格に準拠した製品を提供しており、欧米、中東、アジア諸国を中心に広く輸出を行っている。さらに、自社ブランドの「Pigeon Thailand」製品の製造パートナーとしての役割も担っており、世界的なベビーブランドの現地生産拠点として信頼を得ている。

近年はサステナブルな素材の導入や環境に配慮した製品設計に注力しており、持続可能なベビーケア製品の開発企業として評価を高めている。

Peachy Village Co., Ltd.(ピーチー)

Peachy Village Co., Ltd.(ピーチー) は、タイ人の親が創業した、現地発信のベビーフードブランドである。2009年より事業を始め、2012年よりタイの小売店でも販売されるようになった。タイ産の果物野菜を使ったベビー用ピューレやスナックを開発している。

Peachyは「初めての食べ物を美味しく、栄養豊かに」といったコンセプトのもと、タイ国内で栄養バランスを意識したベビーフードを展開している。マンゴーやバナナなど地元のフルーツを中心に、真空パウチ式で提供し、砂糖・塩・保存料は不使用、オーガニック要素も意識した製品設計が特徴である。対象年齢は生後6か月から3歳までで、低刺激かつ便利なフォーマットが評価され、タイ国内の大手スーパーやオンラインストアでも広く取り扱われている。

さらに、「My First Cookbook」などのレシピ本も刊行し、親子向けの栄養ガイドとして人気がある。情報サイトにも取り上げられ、同社の取り組みはローカルブランドとして健康志向かつ利便性の高いベビーフード提案として注目されている。

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タイの主要子ども服・用品企業4選〜日系編〜

Unicharm (Thailand) Company Limited(ユニ・チャーム・タイランド)

Unicharm (Thailand) Company Limited(ユニ・チャーム・タイランド) は、日本のユニ・チャーム株式会社の現地法人として1987年に設立された。バンコクに本社を置き、タイ国内に複数の製造拠点を構え、紙おむつや生理用品を中心とする衛生用品の製造・販売を手がけている。

ベビーケア分野では、「MamyPoko」ブランドを展開しており、紙おむつ市場において長年トップシェアを誇る。新生児から幼児まで幅広いラインアップを揃え、吸収性や快適性を追求した製品開発を続けている。また、現地のライフスタイルや市場ニーズに合わせた商品開発に注力し、肌に優しい素材や通気性を重視した製品を導入するなど、アジア全域に広がる技術力を活かしている。

さらに、ユニ・チャームはCSR活動やサステナビリティへの取り組みに積極的であり、環境負荷を軽減する製品設計や、地域社会への支援活動を展開している。タイにおいては、乳幼児の健康と快適な生活を支える存在として広く認知され、アジア市場における同社の戦略的拠点の一つとなっている。

Kao Industrial (Thailand) Co., Ltd.(花王・インダストリアル・タイランド)

Kao Industrial (Thailand) Co., Ltd.(花王・インダストリアル・タイランド) は、1964年に設立されたタイの現地法人である。これは、花王グループにとって日本国外に展開した最初の拠点の一つとして位置づけられており、主にシャンプーや洗剤といった家庭用化成品の製造・販売を担っている。

同社は1972年に化学素材部門を拡充し、自社工場で中間原料を生産する体制を整備した。その後、2005年にはチョンブリー県アマタナコン工業団地に最新鋭の工場を開設し、生産能力と品質管理の両面で大きく強化された。

タイ国内では、「Biore」「Merries」「Attack」といった花王のブランドを通じて、ヘルス&ビューティー分野に広く定着しており、現地市場に密着した製品展開と供給体制を築いている。近年はSCGCやDowと連携し、リサイクル可能なパッケージ開発など環境配慮型の取り組みも進展している。

Thai Meiji Food Co.,LTD.(タイ・メイジ・フード)

Thai Meiji Food Co., Ltd.(タイ・メイジ・フード) は、2006年に設立されたタイにおける明治グループの現地法人である。本社はバンコクのMuangthai-Phatra Complex Tower 2に位置する。主な事業内容は、明治グループが誇る菓子や健康食品の輸入および販売を行うことであり、タイ市場に日本品質の製品を提供する重要な役割を担っている。

当社は、日本で製造されたスナック類や栄養食品を中心に、タイ国内のスーパーマーケットや小売店、ECチャネルを通じて展開している。現地ニーズに即したマーケティング戦略を展開し、消費者への訴求力を高めている点が特徴である。

輸入品の流通網の構築とブランドイメージの確立に注力し、明治ブランドの認知向上に貢献している。

RICHELL (THAILAND) CO.,LTD.(リッチェル・タイランド)

Richell (Thailand) Co., Ltd.(リッチェル・タイランド) は、日本のRichell Corporationが2021年に設立したタイの現地法人である。同社はバンコクに拠点を構え、ベビー用品をはじめ、ペットグッズ、家庭用品、ライフケア製品など、幅広いカテゴリーを展開している。

ベビー分野では哺乳瓶用アクセサリや食器、トレーニングカップ、ベビー用椅子などを含むラインナップを、品質とデザインの両立を追求して提供している。

Richell(タイランド)は、日本本社の技術とデザイン力を活かしつつ、現地市場に即した商品開発や展開を進めている。国際基準の品質管理体制のもと、タイ国内の消費者向け製品を生産し、ASEAN地域への供給拠点としての役割も担っている。

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タイの主要子ども服・用品企業4選〜外資系編〜

Procter & Gamble Trading (Thailand) Company Limited(プロクター・アンド・ギャンブル・トレーディング・タイランド)

Procter & Gamble Trading (Thailand) Company Limited(プロクター・アンド・ギャンブル・トレーディング・タイランド) は、1987年に設立されたタイの現地法人である。バンコク郊外のWellgrow Industrial Estateに製造工場と地域物流センターを構えており、社員数は800名以上に及ぶ統合的な組織体を有している。

P&G(トレーディング・タイランド)は、ベビー用品分野では「Pampers」ブランドの紙おむつを中心に展開しているほか、美容・パーソナルケア製品も豊富に扱っている。取り扱いブランドには、「SK‑II」「Pantene Pro‑V」「Head & Shoulders」「Safeguard」「Olay」などが含まれ、幅広い生活者のニーズに応えている。

輸出拠点としての役割も重要であり、タイの製造工場で生産された製品の85%以上が、アジア太平洋地域を中心に約20か国へ輸出されている。その高い生産能力と品質管理体制は、P&Gグループの地域戦略において中核的存在となっている。

NESTLE (THAI) COMPANY LIMITED(ネスレ・タイ)

Nestlé (Thai) Company Limited(ネスレ・タイ) は、1993年に設立されたネスレグループのタイ現地法人である。本社をバンコクに構え、国内6か所の工場と約2,800名の従業員を擁し、食品・飲料・栄養製品の製造と販売を担っている。

ベビーケア分野では、粉ミルクブランド 「Nestlé BEAR BRAND」 や 「NAN」シリーズ を展開し、乳児の成長段階に応じた製品を提供している。また、母親向け栄養サポート製品や、小児栄養に関連する研究開発にも注力している。国際基準に準拠した品質管理体制を整え、安全性と栄養バランスを両立させた製品群を市場に供給している点が特徴である。

さらに、タイは東南アジア地域における製造・輸出拠点としても重要な役割を担っており、粉ミルクや乳製品を近隣諸国へ供給している。こうした取り組みにより、Nestlé(タイ)はベビー栄養領域における信頼性の高いブランドとして、現地市場で確固たる地位を築いている。

Danone Specialized Nutrition (Thailand) Co., Ltd.(ダノン・スペシャライズド・ニュートリション・タイランド)

Danone Specialized Nutrition (Thailand) Co., Ltd.(ダノン・スペシャライズド・ニュートリション・タイランド) は、1957年8月に設立されたタイにおけるダノンの現地法人であり、かつ後に「Dumex Limited」として知られていた企業を前身とする歴史の深い企業である。バンコクに本社を置き、サムットプラカーン県バンブリーに工場を構える。ここでは粉ミルク(Dumex、Hi-Qなど)や成長期栄養補助製品を製造しており、タイおよび東南アジア向けの生産と供給の中核を担っている。

同社は、科学に基づいた乳幼児栄養ブランド(Dumex、Hi-Q)を通じて、世代を越えてタイの子どもの健やかな成長を支えてきた。

バンブリー工場は東南アジアの地域ハブとして機能しており、粉ミルクやUHT製品を近隣国へ輸出している。2021年にはB Corp認証を取得し、栄養と環境・社会に配慮した企業経営を推進している点も注目に値する。

Kimberly‑Clark Thailand Limited(キンバリー・クラーク・タイランド)

Kimberly-Clark Thailand Limited(キンバリー・クラーク・タイランド株式会社) は、1966年にタイに設立された現地法人であり、トイレットペーパーやティッシュなどの衛生・パーソナルケア用品を中心に製造・販売を行っている。ラテックス製手袋(Safeskin®)の製造も含め、パトゥムターニーとサムットプラカーンに複数の製造拠点を構える。従業員数は7,600人以上に上り、タイ国内では主要な製造雇用主の一つである。

同社は「Kleenex®」「Scott®」などの紙製品ブランドを扱うほか、「Huggies®」および「Kotex®」などのパーソナルケア用品(紙おむつ、生理用品)も国内で製造・流通させている。製造品の約85%をタイ国内向けに供給し、残りをアジア太平洋地域を中心とした周辺国へ輸出する拠点としても機能している。

Kimberly-Clark Thailandは、品質基準と生産能力の高さを背景に、タイ市場における衛生・ベビー用品のリーディング企業に位置付けられる存在である。

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