【最新版!】タイのリユース(中古)業界12選〜流通・小売業界〜

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環境意識の高まりと家計効率を重視する消費行動の変化を背景に、タイではリユース(中古)市場が近年急速に拡大し、オンラインとオフラインの双方で多様なプレイヤーが台頭しています。今回は、リユース(中古)業界に焦点を当て、ローカル・日系・外資合わせて12社を厳選してお届けしていきます!

それぞれの企業情報や事業内容について、一つ一つ詳しくご紹介します。

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目次

タイの主要リユース(中古)企業7選〜ローカル編〜

SF BRANDNAME Co., Ltd.(エスエフ・ブランドネーム)

SF BRANDNAME Co., Ltd.(エスエフ・ブランドネーム)はタイ・バンコクを拠点とするリユース企業であり、ラグジュアリーブランド品の中古流通を専門に扱う。主力サービス「SF BRANDNAME」では、Louis Vuitton、Chanel、Hermèsなど世界的高級ブランドのバッグ、ジュエリー、アクセサリーを中心に、買取・委託販売・リセールを一気通貫で提供している。

店舗とECサイトを横断して在庫を公開し、写真、状態ランク、付属品の有無を明確に提示することで、消費者が安心して購入判断できる環境を整備している点が特徴である。鑑定や真贋保証を徹底し、購入後にはアフターケアや返品ポリシーを整えるなど、高額商材でも信頼性を確保している。

また委託販売制度を通じて顧客が資産性の高いアイテムを流動化できる仕組みを整え、循環型消費の拡大に寄与している。実店舗はタイの主要ショッピングモールであるcentralwOrld、Central Village Outlet、Siam Square oneに出店している。

9Brandname(ナイン・ブランドネーム)

9Brandnameは2009年に設立されたタイ資本のリユースサービスであり、ブランド品の中古販売を中心に事業を展開している。バッグや時計をはじめ、ジュエリーやアクセサリーといった幅広いアイテムを取り扱う。実店舗とオンラインの両方で事業展開している。

公式サイト上では在庫を随時公開し、写真、価格、付属品、状態ランクなどの詳細情報を明示することで、購入希望者は安心してオンラインで注文できる仕組みを整えている。偽造品は全額返金している。また、買取サービスとしてバッグや時計の査定・下取りを提供し、LINEや電話による相談や宅配査定にも対応するなど、多様な顧客導線を設計している点が特徴である。

さらに、販売後のアフターケアとしてバッグスパ(クリーニング・補修)や時計のメンテナンスサービスを提供し、購入品を長く愛用できる体制を整備している。バンコク市内のショッピングモール、Paradise Parkに店舗を構え、実店舗での現物確認とオンライン販売を組み合わせることで、幅広い層の顧客にリユース体験を届けている。長年の実績に基づき、9Brandnameはタイのラグジュアリー中古市場を支える存在として確立されている。

The Vintage Store Co., Ltd.(ザ・ヴィンテージ・ストア)

The Vintage Store Co., Ltd. が運営する The Vintage Store(VTS) は2010年に設立されたコンサインメント型ブティックであり、創業者Bang-onsiri Veerapong氏がFacebook上でヴィンテージコスチュームジュエリーのコレクションを紹介したことから始まった。実店舗はEIGHT THONGLORというショッピングモールに出店されている。

初期の代表例はChanelのヴィンテージイヤリングで、数分で完売するほどの反響を得て、自然発生的な顧客基盤を築いた。その後2011年にはバンコク市内に実店舗を開設し、委託販売方式を通じてプレオウンドのラグジュアリーファッションを流通させてきた。2022年には公式ウェブサイトを立ち上げ、世界中の顧客が場所や時間を問わず購入できる環境を整備した。

創業から10年以上にわたり、厳格な鑑定とセレクションを通じてヴィンテージ愛好家やファッション好きの信頼を得ており、サステナブルな消費の選択肢としてタイにおけるリユース文化を牽引する存在である。

Naphak Luxury Co., Ltd.(ブランドネーム・エクスチェンジ)

Brandname Exchangeは、Naphak Luxury Co., Ltd.によって運営されているタイ・バンコクを拠点に展開するブランド品リユースサービスであり、中古のバッグや時計を中心にジュエリー、アクセサリーまで幅広いアイテムを取り扱う。バンコク・ラートプラオ地区に実店舗を持ち、オンラインでもサービスを展開している。

創業から10年以上の運営経験を持ち、真贋鑑定や状態チェックに関する高い専門性を培ってきた。同社は「100%本物保証」を掲げ、購入者には商品の出所や状態を明示して安心を提供し、売却を希望する顧客には高額査定、迅速な評価、即時送金を特徴とするサービスを展開している。また、委託販売や下取りにも対応し、売買成立後には店内商品購入における特典を付与するなど、リピートを促す仕組みを整えている。

2022年10月29日には、タイ初のブランド品真贋判定試験を主催する「The Catch Fake Brandname」より、Hermès、Chanel、Louis Vuittonなど7ブランドの試験において実績が評価され、表彰と賞金を獲得した。これにより、ブランド品リユース市場における信頼性と専門性を公式に認められた形となった。経験豊富なスタッフと豊富な在庫、オンラインと実店舗の双方での取引導線を備えることで、Brandname Exchangeはタイ市場で確固たる地位を築いている。

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PantipMarket.com(パンティップマーケット)

PantipMarket.com は、タイを代表する老舗ウェブコミュニティ「Pantip.com」から派生したクラシファイド型オンライン・マーケットであり、1996年にサービスを開始したPantipの知名度を背景に運営されている。

無料掲示板型の仕組みを採用し、多数のカテゴリーと地域別検索機能を備えることで、個人ユーザーから小規模事業者まで幅広い層が中古品を含む多様な商品やサービスを掲載できる場を提供している。出品には会員登録を基本とし、ウェブ版とスマートフォンアプリの双方で利用可能である。また、初心者向けの販売ガイドやFAQを整備し、取引の流れや注意点を理解しやすくすることで、売り手と買い手が直接やり取りして取引を完結できる設計を採用している。

さらに、サイト内には特別広告枠や有料掲載メニューも用意され、出品者が商品の可視性を高めて販路を拡大することができる。PantipMarket.comは、Eコマース黎明期からタイにおける中古品流通とオンライン取引の基盤を支えてきた存在である。

KD Marketplace Company Limited(カイディー)

KaideeはKD Marketplace Company Limitedが運営するオンライン・マーケットプレイスであり、2011年にサービスを開始した。2023年より、オンラインプラットフォームに特化したグローバルコングロマリットであるCarro Groupの傘下で事業を展開している。

Kaideeはウェブサイトとモバイルアプリで多品目の売買を仲介する。不動産、車・バイク、携帯電話、ファッション、御守りなど多様なカテゴリーを扱い、出品者と購入者が直接連絡できる仕組みを備える。

自動車に特化した「Kaidee Auto」や不動産の「Kaidee Property」を展開し、取引の発見性と利便性を高めている。2023年にはCarro Groupの傘下となり、技術と運営体制の強化を進めている。プラットフォームは継続的に機能改善を行い、オンラインで安心して取引できる場の提供を目的とする。

SOTO Holdings, Ltd.(ソートーホールディングス)

BahtSold.com は2003年にドメイン登録され、以降サービスを開始したタイ全土向けのクラシファイド広告サイトであり、SOTO Holdings, Ltd. によって運営されている。個人利用者から不動産業者や自動車ディーラーといった事業者まで幅広い層が利用できる掲載サービスを提供し、住宅、コンドミニアム、車、バイク、ボート、家具、電子機器など多様なカテゴリを網羅している。

利用者は地域やカテゴリを指定して商品やサービスを検索し、詳細ページで写真や価格、説明文を確認した上で出品者に直接連絡を取り、取引を進める仕組みである。運営はシンプルなクラシファイドモデルに基づいており、決済や配送を仲介せず、利用規約に準拠した自由なやり取りを可能にしている。サイトは英語UIを備えており、外国人利用者への配慮がなされている点も特徴である。

また、バンコク、パタヤ、チェンマイといった主要都市が地域メニューとして提示されており、これら都市圏での利用が多いことがうかがえる。

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タイの主要リユース(中古)企業4選〜日系編〜

SAHA KOMEHYO COMPANY LIMITED(サハ・コメヒョー)

SAHA KOMEHYO Co., Ltd. は、日本の大手リユース企業KOMEHYOとタイのサハグループの合弁会社として2018年12月4日に設立された現地法人である。事業の中心は公式オンラインストアで、バッグ、時計、ジュエリー、アパレルなどのプレオウンド商品を販売し、在庫は写真・状態・価格を明示することで消費者に安心感を提供している。

またサイトには「売る」ための導線も設けられ、査定や買取の受付を通じてタイ国内のブランド品再流通を促進している。さらにオンラインに加えて、2025年8月時点ではバンコク市内を中心にセントラルワールドやエムクオーティエなど主要商業施設内に7店舗を展開し、顧客は現物を確認しながら購入・売却できる環境が整えられている。

日本で培われた真贋鑑定や品質管理のノウハウを背景に、透明性の高い商品情報とアフターケアを組み合わせ、信頼性のある取引体験を実現することを目指している。これによりSAHA KOMEHYOは、タイにおけるラグジュアリー中古市場の拡大と定着を牽引する存在として認知されている。

Treasure Factory (Thailand)(トレジャー・ファクトリー(タイランド))

Treasure Factory(Thailand) は、日本で100店舗以上のリユースショップを展開するTreasure Factoryが2016年に設立したタイ現地法人である。バンコクのスクンビット39エリアなど、主要エリアに出店しており、2025年8月時点でバンコク市内に5店舗を構える。オンラインでは、衣料品、バッグ、靴などのファッションアイテムから、家具、家電、ホビー用品、楽器、インテリア雑貨まで幅広く取り扱い、総合リユースショップとして機能している。

商品はすべてバーコードと価格が明示され、整理された売場で誰でも手軽に中古品を探せる環境が整っている。さらに、ホームピックアップによる出張買取サービスにも対応し、大型家具や家電の売却を希望する利用者にとって利便性が高い。公式サイトではオンライン販売も展開しており、実店舗とデジタルチャネルを併用することで幅広い層にリーチしている。

日本で培った査定や品質管理のノウハウを活かし、透明性のある価格提示と安心感のある取引を提供することで、タイ市場における総合リユースのモデルケースとして存在感を高めている。

Eco Ring (Thailand)(エコリング(タイランド))

Eco Ring (Thailand) Co., Ltd. は、日本で総合リユース事業を展開するエコリングが2013年に設立した現地法人である。バンコクを拠点に、ブランドバッグ、時計、ジュエリー、衣料品、家電、家具など幅広い中古品の買取と販売を行っている。2025年8月時点で、合計14支店を構えており、うち4拠点が営業拠点で残り10拠点が購買拠点である。

店舗では持ち込み査定に加え、出張や宅配による買取サービスを導入し、利用者は自宅にいながら売却を依頼できる点が特徴である。買取した商品は徹底した検品とクリーニングを経て再販され、状態や付属品を明確に提示することで購入者に安心感を与えている。さらに、日本国内外に広がる同社のオークションや流通網を活用することで、在庫を効率的に循環させ、高い回転率を実現している。オンラインでも在庫検索や購入が可能であり、現地店舗と併用することで利便性を高めている。

日本で培った査定技術と品質管理を背景に、透明性のある取引を徹底し、タイの消費者に安心と信頼を提供している点が強みである。Eco Ring Thailandは、日常生活に根ざした幅広いリユース需要に応える総合リユース企業として、タイにおける循環型社会の形成に寄与している。

2nd STREET (THAILAND)(セカンドストリート(タイランド))

2nd STREET (THAILAND) Company Limited は、日本で1996年に設立されたセカンドストリートのタイ現地法人として、2023年7月3日に設立された。タイ法人は、リユース衣料・雑貨・アクセサリーなどの中古品を取り扱う店舗運営および卸売事業を展開する。

2025年8月時点でバンコク市内に合計5店舗出店しており、centralwOrldなど主要ショッピングモールにも店舗がある。日本で培ったセレクト力と店舗運営の仕組みをタイ市場へ展開している点が特徴である。具体的には、現地でのセカンドハンドストア運営と、卸売を通じた流通チャネルの構築が事業軸となっている。

日本本社が持つ仕入れ・査定・価格設定ノウハウを活用し、洗練された中古品を提供することで、信頼性の高い再流通ルートを目指している。タイ進出により、アジアにおけるリユースネットワークの拡大を図りつつ、現地消費者にとって身近でアクセスしやすいリユース体験を提供することを目的としている。

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タイの主要リユース(中古)企業1選〜外資系編〜

CompAsia (Thailand)(コンプアジア(タイ))

CompAsia (Thailand)は、マレーシア発の CompAsia の現地子会社として運営されており、中古スマートフォンやタブレット、ノートPCなどの電子機器に対するリファービッシュ(整備)および再販を専門に行う企業である。タイ拠点は2018年に設立された。

タイ国内ではCW Towerに店舗を構え、着実な性能チェックや修理、クリーニング、ソフトウェアのアップデートを実施し、一定の品質基準を満たした製品だけを提供する体制を整えている。整備後の端末は、公式ウェブサイトや正規販売店、リセラーを通じて消費者に販売され、リーズナブルな価格で質の高い商品を届けることを目的としている。

さらに、買い取り(バイバック)プログラムを導入しており、消費者が不要になったデバイスを市場価値に応じて査定し、現金やストアクレジットとして受け取ることが可能である。こうした仕組みにより、消費者は手軽に端末をアップグレードしたり、使わなくなった機器から価値を回収できる環境が整っている。CompAsia (Thailand)は、電子機器リユースの循環型経済を推進する存在として、東南アジア市場における影響力を強めている。

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